第59話:神域展開! 200人の愛が偽りの神を討つ
聖都の中央広場で、俺は200人目の嫁となったイシュタルを静かに地上へ降ろした。
周囲には、アリエル、リリア、フィオナ、シロネ、セレスティア、そしてベアトリクス。これまで救ってきた200名の絶世の美女たちが、俺を中心に巨大な魔法陣を描くように整列している。
「な、なんだ……この、圧倒的な光は!? 200人の女が、一つの意志で繋がっているというのか……!?」
教皇グレゴリオが、その魔圧に圧し潰されそうになりながら後ずさりする。
「グレゴリオ。お前が信奉していたのは、神ではなく『力』だ。……なら、本当の力を見せてやるよ。200人の絆が織りなす、この世界の終着点だ」
俺は両手を広げ、魂の底から叫んだ。
「――【神域展開】:『百花繚乱エデン(万魔浄化の楽園)』!!」
ドォォォォォォォォォォォォン!!
聖都全体を飲み込むほどの、純白と黄金が混ざり合った巨大な結界が展開された。
結界内部は、もはや現世ではない。そこは200人の嫁たちの「想い」が具現化した、美しき花々と光が満ちるエデンの園。
教会の洗脳騎士たちは、この光に触れた瞬間、その心から憎しみが消え失せ、武器を捨てて涙ながらに跪いていった。
「バ、バカな! 私の騎士たちが……!! 貴様、何をしたぁ!!」
「浄化したんだよ。……お前の汚れた洗脳も、魔王の呪いもな」
俺の背後から、200人の嫁たちがそれぞれの最強魔法を同時に展開した。
200の魔法陣が空を埋め尽くす。
火、水、風、土、聖、闇――。それら全ての属性が、俺の【全能の主】によって一つに収束され、教皇グレゴリオへと向けられた。
「――200人の『お返し』だ。……食らえ」
閃光。
それは音さえも置き去りにする、究極の収束魔弾。
グレゴリオの叫び声は光の中に消え、彼が持っていた魔王の魔導具ごと、その邪悪な存在はこの世から一抹の塵も残さず消滅した。
光が収まった後、聖都セレスティアには、かつてないほどの穏やかな風が吹いていた。
空中に浮かんでいた宮殿は静かに地上へと着地し、囚われていた人々は解放され、空からは祝福の花びらが舞い散る。
「……終わりましたわね、ユートス様」
イシュタルが俺の腕に縋り付き、幸せそうに微笑む。
「ええ。これで聖教国は、本当の意味で人々のものになるわ。……私たちの、ユートス様のおかげで」
俺は200人の嫁たちに囲まれ、その中心で勝利の凱歌を上げた。
かつて王都で蔑まれ、孤独だった俺の背後には、今や200人の、俺のために命を懸ける家族がいる。
だが、この光景を魔界から苦々しく見つめる影があった。
魔王軍本隊。そして、彼らに魂を売った、あの「王都」の連中。
第5章・聖教国編、完結。
物語は、因縁の決着をつけるべく、最終決戦の舞台――王都凱旋へと動き出す。
【作者からのお願い】
200人の「神域展開」、いかがでしたか!?偽りの教皇を粉砕し、聖都を救ったユートス。次はいよいよ、あの忌まわしき「王都」への復讐が始まります!最高にスカッとする「ざまぁ」が見たい方は、ぜひ**【ブックマーク】**登録をお願いします!




