表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
54/100

第54話:平和な日常を壊す「聖なる」凶報

アイギスを出発してから数日。

『ハーレム・キャッスル』の城内は、170人の美女たちが織りなす、まさに地上の楽園のような平穏に包まれていた。

朝は獣人の娘たちが俺のベッドに潜り込み、昼は学園の才女たちと魔法の研究を楽しみ、夜は騎士たちの鍛錬に付き合う。

だが、その平和を切り裂くような通信が、エリュシオン方面から届いた。

送り主は、王都追放時に俺を見捨てた連中の一人――かつての「勇者パーティ」の残党だった。

「……ユートス! 貴様、とんでもないことをしてくれたな!」

魔導スクリーンに映し出されたのは、かつて俺を「無能の魔力タンク」と蔑んだ勇者、アレスの歪んだ顔だった。

「……アレスか。久しぶりだな。まだ生きてたのか」

「黙れ! 貴様、各地で女を拉致して不当な契約を強要しているそうだな! 聖教国エリュシオンが、貴様を『世界最大の異端者』として指名手配したぞ!」

アレスの背後には、冷酷な眼差しをした白銀の鎧の騎士たちが並んでいる。

聖教国の最高軍事組織『異端審問官』。

彼らは信仰の名の下に、自分たちにとって不都合な存在をすべて「悪」と断じ、浄化と称して虐殺を行う狂信者集団だ。

「……異端者、か。面白いな。170人の女性を幸せにすることが罪だと言うなら、俺は喜んでその罪を背負ってやるよ」

「ほざけ! 現在、審問官の精鋭騎士団が、貴様の『浮遊物』を撃墜するために向かっている! 聖女イシュタル様も、貴様のあまりの邪悪さに涙されているぞ!」

アレスは勝ち誇ったように笑い、通信を切った。

「……ユートス様。聖教国が動いたということは、もはや話し合いの余地はありませんわ」

カトレイアが、鋭い目つきで窓の外の雲海を睨む。

「彼らは『聖女』を政治利用し、民衆の信仰心を煽って、私たちの持つ『法典』と『城』を奪うつもりですわ」

「……イシュタル。……あの人は、そんなことを望むような人じゃない」

聖女エレノアが、悲しげに瞳を伏せた。彼女は王都時代、唯一俺の身を案じてくれた人物でもあった。

「……わかってる。聖女は、あいつらに利用されてるだけだ。……なら、やることは一つだな」

俺は城の操舵室に向かい、170人の嫁たちに号令をかけた。

「みんな、聞け! 次の相手は神の名を騙る偽善者たちだ。……俺たちの『愛』が異端だというなら、その異端の力で、腐った教会ごと叩き潰してやる!!」

「「「「「「おおぉぉぉぉぉっ!!」」」」」」

170人の美女たちの叫びが、天を揺らす。

王都での屈辱、その根源にある「教会の腐敗」との決戦。

聖教国エリュシオン編、ここに開幕。


【作者からのお願い】

ついに因縁の勇者アレス(再登場)と聖教国が動き出しました!ここから怒涛の「聖女救出&教会ざまぁ」が始まります!続きが気になる!絶対スカッとさせてほしい!という方は、ぜひ**【ブックマーク】と【評価】**で応援をお願いします。皆様の熱意が、ユートスの怒りの一撃をさらに重くします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ