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第50話:愛の鉄槌! 禁忌の魔導書と最終奥義

「……認めん。認めんぞ、人間!! 貴様のような、女の尻ばかり追いかける軟弱者に、我が剣が屈するなどぉぉぉ!!」

満身創痍となったバロールが、血走った眼を剥いて立ち上がった。

彼が持つ四本の魔剣が、禍々しい紫の炎を上げながら互いに融合を始める。

それは、自らの命を糧にして発動する、禁断の自爆型奥義『魔剣合一・終焉の牙』。

「すべてを……! この図書館も、貴様ら女共も、すべてこの一撃で消し飛ばしてくれようぞ!!」

バロールの身体が膨れ上がり、制御不能となった魔力が空間を歪ませ、次元の裂け目から「虚無」が溢れ出し始めた。このままでは、学園都市どころか周辺の国々まで消滅しかねない。

「ユートス様! 危険ですわ、あのエネルギーはもはや……!」

カトレイアが俺の前に立ち塞がろうとする。

だが、俺は静かに彼女を制し、懐から『神域の法典』を取り出した。

「……大丈夫だ。カトレイア、そしてみんな。……俺たちがここまで集まったのは、誰かを殺すためじゃない。……幸せになるためだろ?」

俺の言葉に、152人の嫁たちが一瞬の静寂の後、晴れやかな表情で頷いた。

「ええ。ユートス様……。私たちの愛を、最後の一撃に乗せてください!」

俺は法典を高く掲げた。

152人の嫁たちが、俺の周囲を囲むようにして円陣を組み、手を繋ぎ合う。

その中心に立つ俺の身体は、もはや眩いばかりの純白の光に包まれ、人としての輪郭を失い始めていた。

「――【神域の法典】最終奥義……『常世とこよの楽園・エデンズ・ゲート』!!」

バロールが放った終焉の牙――すべてを無に帰す黒い波動に対し、俺たちが放ったのは、溢れんばかりの「生」の光だった。

152人分のスキル、152人分の喜び、152人分の愛。

それらが濁流となってバロールを飲み込んだ。

「……あ、あぁ……。温かい……。剣のことなど、忘れてしまうほどに……」

破壊を求めていたバロールの魔剣が、光に触れた瞬間に美しい花びらへと変わっていく。

漆黒の鎧は消え去り、彼の魂そのものが浄化され、宇宙の塵となって消えていった。

殺意ではなく、圧倒的な「充足」によって敵を消滅させる。これこそが、100人を越えた俺たちにしかできない、究極の「ざまぁ」の形だった。

激闘の余韻が漂う図書館。

崩落しかけていた石柱は黄金の魔力で修復され、禁忌の書物たちは浄化されて静かに書架へと戻っていく。

「……終わったのね、本当に」

フィオナが、力が抜けたように俺の胸に寄り添う。

俺は彼女の肩を抱き寄せ、そして集まってきた152人の女性たちを一人一人見渡した。

「ああ。四天王は、これで全員倒した。……魔王軍の牙は、もう折れたも同然だ」

『条件達成:四天王バロールを討伐。……学園都市アイギスの「全権」を獲得しました』

『スキル【万物の救済者】に進化。……契約人数にかかわらず、周囲の全ての女性を「加護」することが可能になります』

その時、図書館の入り口から、クラリス率いる風紀委員や女子生徒たちが駆け込んできた。

「ユートス様!! セレスティア様!! ご無事ですか!?」

彼女たちの目には、恐怖ではなく、俺への溢れんばかりの賞賛と愛着が宿っていた。

学園を救った英雄。いや、彼女たちにとっての「新しい太陽」。

「……さて。戦いは終わった。……今夜は、学園始まって以来の、最高のパーティーにしようじゃないか」

俺の宣言に、152人の嫁たち、そして救われた数百人の女子生徒たちが、地響きのような歓喜の声を上げた。

学園編、ここに最高潮の大団円グランドフィナーレを迎える。


【作者からのお願い】

四天王、ついに全滅!152人の絆が放った究極奥義に胸が熱くなった方は、ぜひ**【ブックマーク】と【評価】**をお願いします!あなたの応援が、次の「勝利の祝宴」をさらに豪華なものにします!

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