表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
47/100

第47話:文字の檻を食い破れ! 151人の究極シンクロ

「ふ、ふん! 少し耐えたからって調子に乗らないで! ――【魔導連鎖:文字のレキシコン・プリズン】!!」

リリスが叫ぶと、図書館中の本から文字が飛び出し、数千万の鎖となって俺たちに降り注いだ。

一本一本の鎖が、触れた者の魔力を封印し、強制的に「物語の登場人物」として固定する。つまり、俺たちはリリスが書くシナリオ通りにしか動けなくなるという、最悪の拘束魔法だ。

「……捕まったわね。この檻の中では、私の言葉こそが世界の法。……まずは、その生意気なリーダーの男から、手足をバラバラにする物語に書き換えてあげ――」

「……リリス。お前、さっきからそればっかりだな」

俺は、身体に絡みつこうとする文字の鎖を、素手で掴み取った。

「ギギッ……バ、バカな!? 概念を具現化した鎖を、素手で……!?」

「概念だろうが法だろうが、関係ない。……俺の横には、151人の『俺のルール』に従う女たちがいるんだ」

俺は、151人の嫁たちと繋がっている魔力のパスを、限界まで太くした。

「――【全能の主:感覚共有トータル・シンクロ】!!」

ドクンッ!!

152人の心臓が、完全に一つの鼓動を刻んだ。

この瞬間、リリアが見ている景色を、俺も見ている。カトレイアが感じている熱を、俺も感じている。

151人の全スキル、全経験、全感情が、俺という巨大なサーバーの中で統合され、一つの「神の意識」へと昇華した。

「……みんな、いくぞ。俺のイメージを、現実に叩き込め」

俺が右手を振ると、リリスの『文字の檻』は、触れるまでもなく黄金の炎に包まれて消失した。

「――『百花繚乱・千変万化サウザンド・スキルズ』!!」

俺の身体から、151の異なる魔法が同時に放たれた。

風の刃がリリスの退路を断ち、炎の龍が彼女の結界を焼き切り、聖属性の光が彼女の闇を浄化する。

一つ一つの魔法が、それぞれの道のスペシャリスト(エルフの弓聖、聖騎士、天才錬金術師など)の最大出力を超えている。それが151発、同時に襲いかかるのだ。

「あ、あぁぁぁぁっ!! 身体が……溶ける、消える……!! なんなの、この、圧倒的な『生のエネルギー』は……!!」

リリスは、あまりの魔力密度の高さに、自らの存在を維持できなくなり、本の山から転げ落ちた。

「……待って。殺さないで……。私、ただ、寂しかっただけ……。ずっと一人で、この暗い図書館で、誰かが私を読んでくれるのを待っていたの……っ」

リリスのピンク色の瞳から、大粒の涙がこぼれ落ちる。

彼女もまた、魔王軍に利用され、この図書館に縛り付けられていた犠牲者の一人に過ぎなかった。

俺はゆっくりと彼女の元へ歩み寄り、その小さな身体を抱き上げた。

「……寂しかったなら、そう言えばいい。……お前も、俺の物語の登場人物にしてやるよ」

俺の指先がリリスの額に触れる。

「――【無限召喚:司書契約】」

『図書館の番人リリスとの契約を確認。……合計契約人数:152名』

『スキル【真理の眼】を獲得。……世界中のあらゆる情報の検索・閲覧が可能になります』

「……あ……主、様……。……温かい。文字じゃない、本当の、人の温もり……」

リリスが俺の胸に顔を埋め、子供のように泣きじゃくる。

「……さて。これで図書館の主は味方になった。……セレスティア、フィオナ。お宝の場所を案内してもらおうか」

151人の嫁たちも、リリスを温かく迎え入れる。

「ふふ、新しい妹ができたわね」

「この子の知識があれば、移動要塞の図書室ももっと充実しそうですわ」

こうして、俺たちのハーレム軍団は152名となり、ついに図書館の最深部、神の法典が眠る祭壇へと辿り着いた。


【作者からのお願い】

ついに司書のリリスも陥落!152人の絆が概念すら打ち砕きました。面白い!続きが気になる!と思ってくださった方は、ぜひ**【ブックマーク】**登録をお願いします。あなたのブクマ一票が、次回のユートスの無双をさらに加速させます!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ