2-12 間話:白い花の日々
アニアの次はアンジェリカの番だった。
彼女は、アニアをこっそり尾行したあの日から、少しずつ変わっていった。
朝早く、二人はもう家を出てしまう。
ヴィクターとルーシーが朝食の準備をするよりも前に。
ヴィクターはそんなパーティーの現状に、ひとりでぼやくしかなかった。
「どうしてだよ……俺たち、こんなに一緒に冒険してきたのに。
なんで俺とアンジェリカの関係はどんどん悪くなっていくんだ?
それとも……まだ物語が始まってないだけなのか……?」
(こいつ、ほんっと女の子に夢中すぎだろ……それでいて女の子の扱い下手くそすぎるし。
ていうか『物語』って何だよ……?)
そんなことを考えるたび、ルーシーの肩はまるで石を乗せられたみたいに重くなった。
彼女は空っぽの食卓のそば、自分の定位置の椅子にどさっと腰を下ろす。
背もたれに体を預け、天井を見上げた。
(……もう二人とも、完全に飽きてるんだろうな)
顔を動かして、ルーシーは小さな家の窓の外へ視線を移した。
物干し場には、きちんと整頓された洗濯物が並んでいる。
もうルーシーはあれらの洗濯物を干す必要がなくなっていた。
最近はずっと、アニアとアンジェリカが二人で家事のすべてをやってくれているから。
この小さな家には今、誰もいない。
ただ穏やかな風の音と、ルーシーの静かな呼吸だけが響いている。
空白の時間が、彼女に過去を思い出させた。
遡ること、彼女がまだ小さな女の子だった頃。
ある日、ある男爵に引き取られることになったその日、
彼女は初めて知った。
自分の母親がその男爵家の元使用人だったこと。
そして自分が、その男爵の非嫡出の子であること。
ルーシーは使用人として男爵家に迎え入れられた。
だが、母親にそっくりな美しい顔立ちのせいで、
彼女はあまりにも目立ってしまった。
屋敷を訪れる貴族の息子たちの目に留まり、
それが原因で、男爵夫人によってルーシーはルセリア教会へと送られた。
そして即座に、教会の戦士部門へと編入された。
それが、彼女の冒険者としての人生の始まりだった。
ルセリア教会での修練を五年間続けた後、
ルーシーはランタナの街にある教会へ配属されることになった。
大きな盾を抱え、見知らぬ街の通りを歩く。
片手には手書きの地図を握り、きょろきょろと周囲を見回しながら。
「道、案内してあげようか?」
少年の声が響いた。
ルーシーは顔を上げ、その少年と目が合った。
少年の髪は明るい金色で、まるで神の意志の光のように、ほのかに輝いていた。
それは、ルセリア女王神から授けられた強大な加護——聖なる髪だった。
(もし神のご意志が私にこの少年と出会わせたのなら……
私は彼について行こう)
それが、当時のルーシーの思いだった。
だが今、彼女の胸に残っているのは
ただ濁った感情と、自分が信じてきたことが正しかったのかという問いだけだった。
ルーシーが我に返った時には、すでにかなりの時間が経っていた。
彼女は慌てて椅子から立ち上がり、鎧を着込み、大きな盾を背負うと、急いで家を飛び出した。
彼女の行き先はただ一つ——冒険者のギルドだけだった。
足取りはゆっくりで、薄い風と人々の息遣いを掻き分けながら進む。
この街に来て二年になるというのに、
ルーシーはギルド以外の場所にほとんど足を踏み入れたことがなかった。
ヴィクターが成功に飢えすぎていたからだ。
彼は治療費を惜しまず支払い、
みんなが連続で依頼を受け続けられるようにしていた。
そのせいで、彼女たちの手元にはほとんどお金が残らず、
休みすらろくに取れなかった。
まともな食堂にさえ、一度も入ったことがない。
(……私たち、一体何をしに来たんだろう……)
ギルドの扉をくぐると、ルーシーは深いため息をついた。
新しい目的を探すように、すぐに周囲を見回す。
ヴィクターはここにいない。
どこに行ったんだ?
彼女は魂の抜け殻のような大きなため息をもう一度吐き、
まるで自分の魂を置き忘れてきたような足取りでカウンターへ向かった。
受付嬢が顔を上げてルーシーを見ると、彼女は少し身を固くした。
「こんにちは、ルーシーさん」
「こんにちは。……仲間たちを探してるんだけど」
ところが、今回の受付嬢はいつものように拒絶せず、
すぐに帳簿をめくり始めた。
ルーシーは驚きのあまり固まってしまった。
これまで、受付嬢は彼女たちにろくに口を利こうともしなかったのに。
これまでは、何を頼んでもまともに取り合ってもらえなかったのだ。
「アンジェリカさんは、菜園を荒らす雷紋猫の退治に行かれました。
アニアさんは今日は裁縫工房の方へ行かれていますよ」
雷紋猫? 裁縫工房?
ルーシーの頭の上に、巨大なクエスチョンマークが浮かんだ。
(雷紋猫って、危険じゃないモンスターじゃないですか。
誰でも狩れるくらいなのに……それに裁縫工房って、破壊魔女が何しに行くんですか?)
「ルーシーさん?」
ルーシーはびくっと肩を震わせた。
受付嬢にもう一度呼ばれて、さっきのことに驚きすぎて、
もう一人について聞くのをすっかり忘れていたことに気づいた。
「ヴィクターは?」
「今日は、あの方は来てませんよ」
受付嬢の声は、あの問題児の話をした途端、がらりと変わった。
ヴィクターのパーティーを嫌っているのは、みんな同じだ。
それがこのランタナの街では当たり前だった。
「じゃあ……私のパーティーに合いそうな討伐依頼、ありますか?」
「ありますよ」
受付嬢はすぐに丁寧な口調に戻ると、探し始めてくれた。
「こちらです。赤牙装甲猪。
ギルドで確認済みですが、魔獣化する可能性がある個体ですよ」
依頼書がカウンター越しにルーシーの手に渡された。
(魔獣化しそうなモンスターだって?
…これ、死ねって言ってるのと変わらないじゃないか)
ルーシーは心の中で毒づきながら、受付嬢を細めて睨んだ。
けれど、相手の表情は微動だにしない。
「わかりました。地図もお願いします」
「こちらです。狩り、頑張ってくださいね」
受付嬢はにこりと笑って地図を渡した。
死ねと言わんばかりの笑顔ではないけれど、
それでもルーシーの胸には悪い予感が残った。
「ありがとう」
ルーシーは背を向け、冒険者のギルドを後にした。
(でも……どうして今日は、冷たい視線が一つも刺さってこないんだろう?)
ルーシーの足は、いつもの退屈な道をたどっていた。
小さな家と冒険者のギルド以外、彼女はこの街のどこも知らない。
他の場所に行ってみたい気持ちはある。
でも、ルーシーは気ままに遊びに出かけるほどの自由もなければ、
お金もほとんど持っていなかった。
(……もしかして、ヴィクターに『今日は私の休日』って言って、
一人で遊びに出かけてみようかな……)
小さな家の扉を開けると、軋む蝶番の音が響いた。
それは、寂しさで泣いている彼女の心のようだった。
ルーシーはまた同じ椅子にどさっと腰を下ろした。
目は受け取った依頼書を見つめているのに、
心はそれよりもずっと遠くへ飛んでいた。
ルーシーに選択肢はない。
ただ空っぽの部屋に向かって独り言を言い、みんなが揃って帰ってくるのを待つだけだ。
だが、夜が更けても、まだ誰も帰ってこなかった。
彼女は灯りの魔術を唱え、魔灯を点けた。
光が闇を追い払い、部屋を照らす。
それはこれまでよりも明るく、
まるで丁寧に手入れされたかのように輝いていた。
そして、扉の蝶番が再び悲しげな音を立てた。
荒々しい足音と、魂の抜け殻のような息遣い。
見なくてもわかる——帰ってきたのはヴィクターだった。
「今日はギルドであなたを探したわ」
「散歩してただけだよ。別に何もない」
返ってきた声には、心がこもっていない。
まったくの無関心だった。
彼は食卓のいつもの椅子に腰を下ろし、
パンの袋をそっと置き、足を組んで周囲を見回す。
その態度は傲慢そのものだ。
(……こういうところだから、パーティーがギクシャクするんだよ)
ルーシーは心の中で叫んだ。
かつて頼りになったパーティーリーダーが、
いつからこんな風になってしまったのだろう?
でも、これ以上問題を大きくしたくなくて、
彼女は再び美しい唇を開いた。
「ヴィクター、狩りに行かない?」
ヴィクターは声のする方へ顔を向けたが、
返事はせず、ただ彼女を見つめるだけだった。
「赤牙装甲猪よ」
ルーシーはそう言って歩み寄り、食卓の向かいの椅子に座った。
それからギルドの依頼書を差し出す。
ヴィクターは手を伸ばしてそれを受け取り、
しばらく目を走らせた。
読み終えると、まるで冗談のように鼻で笑った。
「いいよ。明日に出発しよう」
短く答えながら、
彼は傲慢な笑みを浮かべた。
「うん、ありがとう。アンジェリカとアニアが帰ってきたら伝えておくわ……」
「いらないよ。二人だけで十分だ」
自信過剰な顔で、彼はそれを遮った。
それはもはや傲慢としか言いようがなかった。
「……わかったわ」
それを聞いて、ルーシーの胸が鋭く痛んだ。
心臓が締め付けられるように、
もう鼓動を続けたくないと思えるほど。
(……このパーティーが解散する日が、
もうすぐそこまで来てるのかもしれない……)
彼女は立ち上がり、自分の部屋へ背を向けた。
だが、
「ルーシー」
ヴィクターが大きな声で呼んだ。
ルーシーは再び食卓に戻り、
金髪のハンサムな顔から漏れる小さな囁きを聞いた。
「これ、君に」
小さな白い花束が差し出された。
さっき彼女の心を締め付けた男から。
「ありがとう」
ルーシーはそれを受け取り、胸に抱いた。
美しい顔に薄い笑みが浮かび、
目は細められ、静かに安堵の息を吐いた。
(……もしかして、彼なりのやり方で、
パーティーを守ろうとしてるのかもしれない)
そう思って、彼女は自分の寝室へ入っていった。
花束を優しく解き、
ルーシーは白い花を窓辺の花瓶に挿した。
少女は白一色の部屋のベッドに体を投げ出した。
少しだけ温かい気持ちとともに。
部屋の中はすべてが白——飾り、棚、机、ベッド、シーツまで。
白いものすべては、ヴィクターからもらったものだった。
(……でもさ、君は私を白く染め上げたいだけなんじゃないの?)
そんなことを思いながら、
彼女は体を預け、眠りについた。
翌日、小さな家の扉は、空がまだ色を帯びていない頃に開かれた。
ヴィクターとルーシーは、いつもよりはるかに早く家を出た。
小さな家から、人影のない街を通り抜け、
兵士が厳重に守る高い城壁へ。
二人は休むことなく、ランタナの街を後にした。
目的地は黒い森——
獰猛なモンスターが跋扈する危険な場所だ。
二人は地図に従って森の奥深くへ進む。
植え付けの季節の風が枝を擦れ合わせ、葉が落ちて霧に混ざる。
血の匂いが風に乗って漂ってきた。
二人は小さな茂みの前で足を止めた。
ヴィクターが腕を上げて止まる合図を送る。
ルーシーが前を見ると、決して心地よいとは言えない光景が広がっていた。
「こいつ、どれだけ凶暴なんだろうね……」
ルーシーは、人間と同じくらいの大きさの赤牙装甲猪を見て、
思わず囁いた。
それは今、同じくらいの大きさの別のモンスターの死体を貪っていた。
空がまだ十分に明るくないせいで、
獲物が何だったのかすぐにはわからなかった。
「どうする、ヴィクター?」
ルーシーが言い終わるや否や、
ヴィクターは彼女の方を振り返り、鼻で笑った。
「いつも通りだよ」
その言葉が終わると同時に、
ヴィクターは合図もせずに走り出した。
ルーシーは慌てて後を追うが、
重い鎧を着込んでいるせいで追いつけず、
二人の距離はあっという間に開いた。
「ディバイン・ライト!」
ヴィクターが叫ぶと、
彼の剣が魔力に包まれ、金色に輝き始めた。
彼は正確に巨大な猪の脇腹を突き刺した。
赤牙装甲猪は皮膚の下に厚い装甲を持っているはずなのに、
剣はまるでパンを切るように傷を広げた。
赤牙装甲猪は苦痛の咆哮を上げ、
ヴィクターを憎悪に満ちた目で睨みつけた。
次の瞬間、圧倒的な速度と力で突進してきた。
「ルーシー!! バリア!!」
ヴィクターが叫びながら、
人間離れした跳躍で後ろに飛び、
一瞬でルーシーの背後に回り込んだ。
ルーシーは魔力を集中させ、
大きな盾を地面に突き立て、自分の魔力を注ぎ込んだ。
「鉄の要塞!!」
巨大な光の盾が彼女の前に現れる。
巨体が全力で突っ込んでくる。
地面が一瞬震え、森全体に響くほどの衝撃音が鳴った。
だが、魔法のバリアはびくともしなかった。
凄まじい反動が赤牙装甲猪に返り、
口から血を吐き出しながら転倒した。
「踏ませてもらうよ」
その隙にヴィクターが叫び、返事を待たずに、
地面に突き立てられた大きな盾を踏み台にして跳び、
バリアを越えた。
金色に輝く剣を再び突き立て、
腹を深く裂き、大きく掻き回す。
内臓が外にこぼれ落ちた。
魔獣化寸前だった赤牙装甲猪は、
あっけない最期を遂げた。
ルーシーは猪の死体の近くにある木の下に腰を下ろした。
彼女は、剣の血を布で拭い、鞘に収めるヴィクターを見つめていた。
視線はあの男に釘付けだ——ヴィクターは一度も傷を負ったことがない。
(……あの人一人で十分なんだ……)
ルーシーの心に浮かんだ言葉は、彼女を激しく苦しめた。
それは、彼女がずっと自覚していたことだった。
ヴィクターは戦闘でほとんど傷を負わない。
傷つくのはいつも自分とアンジェリカだけだ。
(私はヴィクターの足手まといだって、はっきりしてるよね……?)
視線を伏せ、力なく目を細める。
息は長く、弱々しい。
(今……私はあの子の頃と同じじゃないか……?)
リースを追い出したあの日、ルーシーは彼が足手まといだと思った。
なのに今、自分があの日のリースと同じだと感じている。
膝を抱える手が強く握られ、
擦れる音が聞こえた。
顔を腕に埋めた。
(アンジェリカとアニアも……きっと同じ気持ちなんだ……)
ルーシーはそれを本気で信じていた——
実際には、二人の本心など少しも理解していなかったのに。
風に葉が鳴る音が止むと、
ルーシーは再び顔を上げた。
目の前に立つ青年を呼んだ。
「ねえ、ヴィクター」
「何?」
ヴィクターはいつもの調子で振り返る。
目は、どこかに自分を置き忘れてきたような、
いつもの空虚な視線だった。
ルーシーは深く息を吸い、
勇気を振り絞って恐れていた質問を口にした。
「私たちを……リースの時みたいに追い出すつもり?」
「何言ってるんだ!!」
ヴィクターは恥ずかしげもなく、
情けない声を上げた。
世界が崩れ落ちるような顔で、
木の下のルーシーへ駆け寄り、膝をついた。
「違う、違うよ! 君もアンジェリカも、絶対に追い出したりしない」
慌てふためく子供のような様子に、
彼が本気だとわかった。
それでも、ルーシーの胸に絡みついた感情は少しも解けなかった。
「私……もうわかってるよ。自分が足手まといだってこと。
これまで、私とアンジェリカが傷つかない戦いなんて、ほとんどなかった」
ヴィクターを見つめる目に少し涙が浮かび、
彼は次に何を言えばいいのか、言葉を失った。
「でも……それでも、私たちが仲間じゃないって意味じゃないよ……」
「じゃあ、リースとアニアは?」
ルーシーがそう返すと同時に、ヴィクターの喉に何かが込み上げてきた。
彼は必死にそれを抑え込み、言葉を飲み込んだ。
二人は無言で見つめ合い、互いに苦々しい表情を隠さなかった。
(ああ……やっぱり、そうなんだ……)
ルーシーはすぐに、ヴィクターが口にできない問題があることに気づいた。
でも、この話はみんなの前でしない限り、きちんと解決できない。
だから、今は置いておこう。
そう思って、彼女は話題を変え、視線を横たわる赤牙装甲猪に移した。
「それより……こいつ、どうやって持ち帰るの?」
ルーシーはわざと乾いた声で聞きながら、惨めな死体を指差した。
これまでの依頼では、三人で分担して運んでいた。
でも今日は二人だけだ。
しかもルーシーは重い鎧を着けているから、
あまり重いものは担げない。
「俺がやるよ」
ヴィクターはそう言って、巨大な猪の死体に歩み寄った。
すると、彼の金色の髪が輝き始め、金色の粒子が周囲に散らばった。
ヴィクターは巨体を軽々と肩に担ぎ上げ、
平然とした顔で街への道を歩き始めた。
二人の依頼は一日で完遂された。
怪我人も出ず、冒険者のギルドは再び静まり返った。
ルーシーはカウンターの前に立つ男を、虚ろな目で見つめていた。
ヴィクターは相変わらず傲慢な笑みを浮かべ、
ギルドにいる全員を嘲るような態度を取っている。
彼女は長く深いため息をついた。
受付嬢が歯を食いしばり、『ちっ』と舌打ちするのを眺めながら。
ヴィクターの実力は本物だ。
そして、みんながヴィクターのパーティーを嫌っているのも、また本当だった。
報酬を受け取った後、二人は小さな家へと戻った。
扉の蝶番が、再び悲しげな音を立てる。
家の中はまだ空っぽだ。
アンジェリカとアニアは、いつものように遅い帰宅だった。
ヴィクターはいつものように食卓に座り、
手を上げて顎を支え、
窓の外を眺めながら、長いため息を繰り返した。
ルーシーは心配そうにヴィクターを見つめる。
みんなから嫌われている彼だけど、
リーダーとして、彼はこのパーティーを繋ぎ止める最後の糸だ。
そう思いながら、彼女は腕の鎧留めを一つずつ外していった。
鎧を脱ぐと、嫌な匂いが鼻を突いた。
(……お風呂に入らないと……)
そう思って食卓から立ち上がろうとした瞬間、
ヴィクターが優しい声で彼女を呼んだ。
「ルーシー、これ君に」
ヴィクターが差し出したのは、やはり白い花だった。
この幕間を書いたのは、ちょうど元日の夜でした。 静かに新年をお祝いしたいという気持ちと、幕間を書きたいという欲求が重なり、この話を書き上げることにしました。
実は当初、ルーシーの孤独を描写するシーンが今よりも「ずっと」多く、三話分に分割できるほどのボリュームがありました。 ですが、「ちょっと待て、これはリースの物語だぞ!」と思い直し、大幅に削ることにしたのです……。
正直なところ、タイ語の原文はそれほど多くないのですが、日本語に翻訳してみるとなぜか6900文字を超えてしまいました。 何度も推敲を重ねましたが、修正するたびに文字数が増えていくばかりで……。 ただ、幕間という性質上、これ以上内容を削ることもできず、そのままお届けすることにしました。
次回からは、タイ語の原文がA4サイズで2〜4枚程度に収まるよう調整するつもりです。 その分量なら、日本語でも3000文字以内には収まるはずですので……(過去には4000文字を突破してしまったケースもありますが……)。 長々と愚痴をこぼしてしまい、すみません。
あ、それから一点お知らせです。 今後の更新では、キャラクターの心情描写に ( ) を使用することにしました。 これに伴い、過去の全エピソードも順次修正していく予定です。そのため、更新が少し遅れてしまうかもしれませんが、あらかじめご了承いただけますと幸いです。




