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社畜はスローライフの仕方がわからない  作者: 真白 歩宙


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キメラの雷鳥さがし 23

「私が言えるのは、闇市には珍しい商品が集まるが、貴族が関わっていて、普通の商人には危険だと聞いた。闇に属する覚悟がない限り、近寄ってはいけない場所だろうな」


 ラノさんはスラッノさんに言い聞かせるように言っている気がする。何故だろう?その答えは、鑑定をしたら直ぐに分かった。


――――――――――――――――――――――――――――

ナフヴァーロの街の商人

個体:ラノ

種族:人族

属性:商人

相乗効果:

馬具の装飾品や各魔法石を扱っている

聖水と万能薬を仕入れに来ている

街から町へ、国から国へと渡り歩いて情報が多い

悩み事:

妻への土産を考え中

秘密の話

ロノとスラッノの悩みは聞いていたが、

闇市の裏には貴族などの権力者がいるから関わるなと

義父から言われている。

闇市にはあらゆる珍しい商品が集まるが、普通の商人には

手に負えないものばかりで、法を犯しているので危険だと

認識している。

――――――――――――――――――――――――――――

――――――――――――――――――――――――――――

スクエノの街の住人

個体:スラッノ

種族:人族

属性:商人

相乗効果:

隣接する国々の工芸商品を取り扱う

悩み事:

実家の従姉妹が出稼ぎ先で行方知れずに。

商人をしながら探している。

秘密の話

従姉妹を探している内に、首都トルノーエスでの闇市を知る。

ギルドに依頼をしようか迷っていたところ、目の前の冒険者

に頼めないか悩んでいる。

――――――――――――――――――――――――――――


「んじゃ、合流しようか。ここでは名前を出さないのがルールだから気をつけて喋ろうね」


 私のジュースが空っぽになったのを見て、ファルさんがルートの方に歩いて声をかけた。


「よぉ、相棒。ホームシックは治ったか?皆さん仲間がお世話になりました」

「良い情報をくれてな、助かった」

「まぁ、傍でジュース飲ませてたから、ある程度聞こえちまった。すまん」


 悪びれる風もなく、ファルはニッコリ笑いながら私を促す。


「お嬢からプレゼントだってさ」

「この3つの指輪は皆さんに。効能は彼から聞いて」


 あまり道具を知らないのでファルに振ってしまった。驚いたのは3人が指輪を見て驚いていたことだ。貴重品だったのだろうか?

 ラノさんが私を見て、この指輪は私の方が必要なのではと言っている。


「お嬢はこれでも召喚士なんだ。ホミバードを使えば同じ効果を持てるから大丈夫なんだよ」


 言うが早いか、私のフードの上にサスケが乗っかって隠ぺいをかけて姿を消してしまった。


「素晴らしい‥‥凄いお嬢様ですな。なら、心置きなく頂きましょう」


 安心して指を身につけるラノさん達は、気の良い優しい商人さんなのだろう。ファルが後ろから突いて来るので、次の言葉を発した。


「どうする、これから北の農園にいくの?」

「北の農園?」

「ああ、この依頼だ。時間つぶしに行くことにした」


 ロノさんが食い入るように冒険者ギルドの依頼表を見て、目を潤ませている。どうやら鑑定情報の通り、依頼先はロノさんの実家のようだ。物凄い奇跡的な偶然‥‥だよね?


読んで下さって、ありがとうございます。

毎日、一話ずつ投稿できたらと思います。

貴重なお時間を使って頂き、心から感謝します。

誤字脱字に関しては、優しく教えて頂けましたら幸いです。



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