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社畜はスローライフの仕方がわからない  作者: 真白 歩宙


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キメラの雷鳥さがし 127

――――――――――――――――――――――――――――

ヒマリに会いに来たアレン・ロンバン公爵

個体:アレン・ロンバン

種族:人族

属性:精霊剣士 兼 公爵現当主

相乗効果:代々風炎鳥と当主が契約を結び、精霊剣士として

教皇に仕えるため、その力を揮っている。

悩み事:風炎鳥との連絡が途絶え、契約が出来ず困っている。

風炎鳥の居場所も契約の仕方も分からないでいる。

秘密の話:父親のアルジンを死に追いやった事を悔やんでいる。

何故、風炎鳥との契約が父の代で出来なかったのか、教皇の代

代わりで起こった、治安維持の権利を奪った貴族を嫌っている。

――――――――――――――――――――――――――――

――――――――――――――――――――――――――――

アレン・ロンバン公爵の忠臣の執事

個体:アルジェッノ・ギャロット

種族:人族

属性:アレンの専属護衛 兼 執事

相乗効果:代々当主に仕えるギャロット家の長子。

主が風炎鳥と契約を結べるよう、数十年調べている。

悩み事:アレンが精霊剣士になれない事を悩んでいるのを

見て心を痛めている。

風炎鳥の居場所を調査しているが、見つけられないでいる。

秘密の話:初代のロンバン公爵が氷土竜と風炎鳥の両方と

契約していた事を自分の父親に聞いて、詳細が書かれた

日記が残されている事を知ったが、アレンには内緒にしている。

――――――――――――――――――――――――――――


 私は皆に見えるように、テーブルの上にアレンとアルの鑑定結果を写し出した。驚いて食い入るように見ていたアレンとアルは、自分にしか分からない心情が書かれているのを見て、納得している。


「我々は精霊騎士と思っていましたが、ロンバン公爵家と風炎鳥がとりなした契約は精霊剣士だったのですね。でも何故、私に引き継がれているのでしょう」

「お前が父アルジンのしたことを知って裁こうとした行いは間違いでは無かったということだ。後は風炎鳥に会うための加護か」

「ねぇ、提案なのだけど」


 ジッと見つめて来るアレン。その隣のアルも真剣そのもの。ルートは私が何を言い出すか分かっているみたいだし、ファルは悪戯っ子のように目を輝かせている。


「ジノステラン枢機卿を捕らえて渡すだけより、10年前に盗まれた風炎鳥の卵、もしくは成人している風炎鳥を助けて彼らに渡すの。それだったら、レレーヌが風炎鳥を呼び出せる!」

「あ!でも、ご迷惑では‥‥」

「ご迷惑も何も、私はキメラの雷鳥を探しているし、氷土竜の子も助けるつもりよ?もちろん、風炎鳥も!悪いけど、精霊がついでではなく、貴方達の事がついでなの」


 彼らには悪いけど、私の目的は精霊の奪還だ。



ここまで読んで下さって、ありがとうございます。

貴重なお時間を使って頂き、心から感謝します。

読んで頂けることが、執筆活動の励みになります。

誤字脱字に関しては、優しく教えて頂けましたら幸いです。

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