表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
177/180

キメラの雷鳥さがし 116

 半信半疑でいたけど、転移陣は痕跡が残るということで、ラレーヌによる転移で相まみえたロンバン公爵と執事さん。

 どう表現すればよいのだろうか、中世の貴族がそのまま目の前にいる感じで、黒を基調とした燕尾服の様な服に、銀糸の飾り刺繍と大きな宝石のついた紋章の飾りがついたタイ、そして黒の波打つ短髪に碧色の瞳が印象的な若い男性。

そして、隣に控えている蒼い鋭い瞳にグレーの長髪を後ろに束ねた長身の男性も、黒一色の燕尾服のような服を着ている。

 こちらを分析するような視線を送って来る執事さんと、ハンゾウ長老の動きを見て私に視線を向けるロンバン公爵。

 何故か微妙な空気感があるのは、仕方が無いにしても、ファルへの警戒を解かないで距離を保つのは何故なんだろうか?

「ヒマリ、悪いけど私は少し離れているよ。多分さ、魔法使いって呪文唱えれば攻撃可能だから、警戒されちゃうんだ」

「俺の間合いにも入ってこないところを見ると、ヒマリだけが警戒されていないようだな」


 うーん、会いたいけど警戒はしていてって、どんな心境?

 申し訳ないけど、円滑に話し合う為にも一回視させてもらおう。


――――――――――――――――――――――――――――

ヒマリに会いに来たアレン・ロンバン公爵

個体:アレン・ロンバン

種族:人族

属性:精霊剣士 兼 公爵現当主

相乗効果:代々風炎鳥と当主が契約を結び、精霊剣士として

教皇に仕えるため、その力を揮っている。

悩み事:風炎鳥との連絡が途絶え、契約が出来ず困っている。

風炎鳥の居場所も契約の仕方も分からないでいる。

秘密の話:父親のアルジンを死に追いやった事を悔やんでいる。

何故、風炎鳥との契約が父の代で出来なかったのか、教皇の代

代わりで起こった、治安維持の権利を奪った貴族を嫌っている。

――――――――――――――――――――――――――――

――――――――――――――――――――――――――――

アレン・ロンバン公爵の忠臣の執事

個体:アルジェッノ・ギャロット

種族:人族

属性:アレンの専属護衛 兼 執事

相乗効果:代々当主に仕えるギャロット家の長子。

主が風炎鳥と契約を結べるよう、数十年調べている。

悩み事:アレンが精霊剣士になれない事を悩んでいるのを

見て心を痛めている。

風炎鳥の居場所を調査しているが、見つけられないでいる。

秘密の話:初代のロンバン公爵が氷土竜と風炎鳥の両方と

契約していた事を自分の父親に聞いて、詳細が書かれた

日記が残されている事を知ったが、アレンには内緒にしている。

――――――――――――――――――――――――――――


2人の情報を得て、敵ではない事は分かったけど、その内容に困惑した。


読んで下さって、ありがとうございます。

毎日、一話ずつ投稿できたらと思います。

貴重なお時間を使って頂き、心から感謝します。

誤字脱字に関しては、優しく教えて頂けましたら幸いです。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ