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社畜はスローライフの仕方がわからない  作者: 真白 歩宙


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キメラの雷鳥さがし 113

「これ、この国の地図?」


精霊の絵をひっくり返したら出て来たこの国の地図。街の名前と✖印やいろいろな記号で印が表記されている。


「これ、✖はターゲットじゃないかな?ジノ爺さんの居酒屋付近に✖が付いているし、スクエノの街の風炎鳥が居た場所にはω印かな?λは何だろう‥‥」

「ファルの予測は、合っている気がするけど、トリコリオンとノルウェーノやスクエノや首都トルノーエス、雷鳥の森近くに同じ@印は転移陣?」

「それより、首都トルノーエスの教皇の居城にΘξ分からない記号が書かれているんだろう?」


 他にもЛこんなJとIがくっついた様な記号も他の場所に書かれていて、これが要所や精霊の居場所なら、物凄い地図を手に入れた事になる。

 記号と地図を紐づける資料が無いか調べたけど、見つけることはできなかった。


「そろそろ出る準備をしよう。ヒマリは居りながら鑑定を頼む。3階と2階に鑑定をしていない奴はいるか?」

「ううん、全員チェック済で、ある程度の資料も鑑定済。この地図を鑑定してから100冊くらい鑑定し直せば地図との関連性のある物が出て来るかやってみたいけど、これは押収されちゃうの?」

「俺の空間収納で持っていく。おそらく、この資料室までは見つけられないかもしれないし、何処に敵が潜んでいるか分からない状態では証拠隠滅の可能性もあるかもしれない」


 言うが早いか、ルートは資料室の資料や地図、机を全て収納してしまった。


「なら、1階の人たちを再鑑定してみるね」

「ああ、助かる。だが、無理はするな」


 1階に降りて行くと、多くの人が蔦に絡めとられ足掻いていたまま寝ている。ラレーヌの凄いところは瞬時の状況判断で臨機応変に対処してしまうところだ。

 魔法職の人間の口を塞いで眠らせてしまうなど、細やかだと思う。


ふと見ると、カクテルの様な物を飲んでいた。私たちの斜め前のテーブルには、女性たちが蔓に凭れながら眠っている。

 鑑定眼を行使していくと、女性達も執事のような人達も神官も、皆が精霊拉致に関与している事が分かった。


「ラレーヌ、教皇様と話せるかな」

『呼び出してみるわ』

「今、丁度瞑想が終わって、何時でも空間封鎖の魔法をかけられますよ」

「教皇様、今、この飲み屋の建物1階から3階までの組織の人を拘束しているのはラレーヌなのですが、教皇様の空間封鎖は精霊にも有効なのでしょうか?」

「そうでしたか。念のために、ドリアードの精霊の拘束の代わりに魔法で眠らせてから、外の安全な場所に避難してください。」


 聞いて良かった!


ここまで読んで下さって、ありがとうございます。

貴重なお時間を使って頂き、心から感謝します。

読んで頂けることが、執筆活動の励みになります。

誤字脱字に関しては、優しく教えて頂けましたら幸いです。

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