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転生ケルベロスの異世界冒険記~幼馴染と無双します~  作者: ラノ
第一章 日差シ込ム森ノ白銀狼
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7話 蒼炎の剣

僕らはインフェルタウンに向かう途中に様々なことを聞くことができた。


まずここはアマテラスという国のグレイシア領にある獄獣の森というらしい。


そしてこの人たちはAランク冒険者パーティーの蒼炎の剣(そうえんのつるぎ)というパーティーで最初に僕らに声をかけてきたクリフさんがパーティーのリーダーらしい。クリフさんは金髪と青い目の男性で白い鎧を着ている。白い剣と小さな盾を持っていて聖騎士という職業らしい。


副リーダーはカンナさんといい、黒い鎧をつけている茶色の髪と金色の目の猫獣人の女性だ。黒い大剣を武器としていて暗黒騎士という職業だそうだ。


それにしても獣人はいるとは思っていたが本物の獣人を見るとますますここが異世界だということが理解でき少し複雑な気持ちになる。もちろん異世界狂いの蒼は無事歓喜の叫びをあげて堪忍袋の緒がついに切れた煉によって今は静かになっている。静かになる瞬間鈍い音が聞こえたので殴られたのだろう。正直言って表に出てない二人がどのような状況なのか非常に気になっている。


残る蒼炎の剣のメンバーはロイドさん、ゲイルさん、カレンさん、エイダさんの四人だ。


ロイドさんは赤い髪と茶色の目の大柄の男性でとても重そうな鉄の鎧をまとっている。自身の身長ほどはありそうな巨大な戦斧を武器としていて重騎士という職業だそうだ。


ゲイルさんは黒い髪と黒い目の男性でレザーアーマーを身に着けている。武器は腰の短剣と背中の弓でシーフという職業らしい。僕に優しく声をかけてくれる親切な人だ。


カレンさんは青い髪とエメラルドグリーンの目の女性で軽そうな鉄の鎧をまとっている。武器は槍なので素早く動き回って攻撃するのだろう。そんなカレンさんの職業は戦士だ。


エイダさんは緑の髪と淡い青色のめの女性でローブを着ている。手にはいかにも魔法を使うような人が持っていそうな大杖が握られており見た目通り魔導士という職業らしい。


そしてこの獄獣の森には凶暴な魔物が多く生息しておりふつうは駆け出しであるFランク冒険者でも倒せるゴブリンやコボルトでも身を守るために大きな群れを作り多くが上位種であるメイジやファイターへと進化するらしい。


「君は本当に運がいいよ。この森は食料も少ないから遭難したら助かることはほとんどないし魔物が多いから君みたいな子供は1日も生きられないんだよ」


〈だからあんなにゴブリンがいたのか。どうせ転生するならもう少し安全な場所がよかったぜ〉

〈本当にね。危うく自分たち死にかけたもん〉


「本当にどうやって一週間も生き残れたんだい?」

「僕いろいろ魔法が使えるからそれを使って何とか生き延びることができたんです」

「そうだったのか。この森の魔物を相手にできるならかなり強いんだね」


一瞬どう答えようか悩んだが魔法のおかげということにすることにした。


ちなみにゲイルさん以外は子供の相手が苦手なようで周囲の警戒に当たってくれている。どうやらこの世界では平均的な寿命が地球よりはるかに長いらしくその分精神の発達も遅いらしい。話の感じからすると僕らの精神年齢は34歳くらいだと思う。


「君は家の場所が分かるかい?国の名前とか町の名前とか」


〈どう答えようか?〉

〈軽い記憶喪失の設定はどうかな?そうしたらあまり生活や街のことはわからないで済むだろうし〉

〈いいんじゃないか〉


ということで僕らはこれから軽い記憶喪失の設定で答えることにしたのだった。


「全く分かりません。別の街にいたことや親がいたことまではわかるんですがそれ以外はさっぱり・・・」

「そうか。おそらくここに転移してきたときの衝撃で記憶を失ったのだろうな」


ゲイルさんをだますことに少し罪悪感はあるが異世界から来たといっても信じてもらうことはできないと思うのでしょうがないと自分に言い聞かせた。


「ところで何で蒼炎の剣はこの森に来たんですか?」

「あぁ、一週間前にこの森で対軍隊魔法のトリニティサイクロンが観測されたんだ。もしかしたらグラトニア帝国の仕業かもしれないしあの規模の魔法を使える魔物がいるなら討伐隊組む必要があるからね」

「なるほど・・・」


やはり彼らの目的は僕らの使った魔法だったようだ。しかし僕らの使った魔法はトルネードだったはずだ。三人で同時に使っのでその際になにか魔法に変化があったのだろうか?


そんなことを考えながら森を進んでいる最中にも蒼炎の剣によってかなりの魔物が倒されていた。この森は本当に魔物が多いようだ。


するとサーチの探知範囲内にとんでもない量の魔力を持つ生物の存在を把握することができた。このままではまずいと考えて僕は急いでクリフさんに声をかけた。


「クリフさん左の方から強い魔力を持った何かが接近してきます!」

「なに?君は探知系の魔法が使えたのか」

「はい!距離はあと600メートルほどですかなり速度が速いので気を付けてください」

「わかった。おまえら聞いたな!戦闘態勢に入れ!」

「「「「「了解!」」」」」


そこからの動きはとても速かった。さすがAランク冒険者パーティーと呼ばれる人たちで僕の報告の少し後には全員が気が付いたようだ。


そして数分後、姿を現した魔物は・・・


「グルァァァァァ」


巨大な竜だった。

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