あたしと楓ちゃん
〜帰り道〜
楓『柚羅先輩!』
柚『なに?』
楓『柚羅先輩って好きな人いますか?』
柚『うーんとな、好きな人“いた”かな?』
楓『いた?』
柚『うん、告白したけど振られたんだ』
楓『えー!!柚羅先輩を振る人なんているの!?』
柚『そんな大袈裟な( ̄▽ ̄;)』
楓『そんな事あります!!』
柚『ありがとうね、ポンポン(*-ω-)ヾ(・ω・*)』
楓『あ、頭ポンポンはずるいです!!』
柚『あ〜ごめん。つい』
楓『それ、私だけにしてください!』
柚『え?』
楓『わたし、柚羅先輩に好きになってもらう努力するので!』
柚『でも、まだ、何も知らないし…』
楓『あ、今告白してるわけじゃないですよ?』
柚『え?』
楓『ちゃんと、わたしに惚れてもらって柚羅先輩から告白させるので、覚悟してくださいね!!』
柚『う、うん笑』
〜月曜日〜
楓『柚羅せんぱーい!!』
柚『ほんとに来たんだ』
楓『当たり前じゃないですか!!』
楓ちゃんは、同じ高校の2年生だったらしい
柚『そっか』
楓『柚羅先輩!お昼!食べましょ!屋上で!』
柚『楓ちゃん、元気だね笑』
楓『はい!柚羅先輩といるので\(//∇//)\』
柚『そっか〜笑』
それから、毎日毎日
あたしの所へ楓ちゃんは来た
お腹が痛い時は、薬と暖かい飲み物と毛布を
持ってきてくれたり
怪我をすると手当してくれたり
帰りと昼休みと登校時間は必ず、あたしに引っ付いて来た
柚『楓ちゃんはさ、女の子だけなん?恋愛対象』
楓『そうですよ?』
柚『男は?』
楓『あんな汚らわしい生き物、嫌いです!!』
柚『そーなんやな』
楓『はい!柚羅先輩が1番なので!!』
女『ちょっと〜楓ちゃーん』
楓『はい?』
女『ちょーと、いいかな?』
柚『来たか…』
つづく