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<シャロン・モンテバルク6歳です!>

ロン様視点のお話です。

「シャロン殿下ちょっといいですか?」

護衛のアルベルトが怪訝な顔をしながら耳打ちしてきた。


僕は今日、グーテンバルクの帝国学院の芸術祭に視察に来ていた。

まだ6歳だが、父上に10歳になった時の留学先を見ておくようにと命じられ、隣国をそれぞれ視察している。

単に今回は、グーテンバルクになっただけだ。


数日前、商人に扮して帝都を視察していた時うっかりさらわれてしまった時は、肝が冷えた。

我が国は、父上の思想を継ぐ王太子派と、迷惑この上ないが僕の第二王子派が出来つつある。

シャロン派という貴族たちは、平民の国民税を上げて恩恵を賜りたい馬鹿貴族らしい。

そのせいで、僕は平民や一部の貴族から睨まれてる。


本当に迷惑だ!


こないだの犯人は、本当に正義のために僕を攫ったんだと思う。

でも僕は、兄様の考えに全面的に賛同しているってのに、早とちりだよね。


その時助けてくれた子たちは、とても友好的だった。


また会いたいな。


特にアリスンは、僕が王族って気がついていたけど黙っててくれて、配慮も的確でありがたかった。

今日も会えたらいいなと思ったけど、向こうが貴族を、こっちは商人を名乗っているので呼び出すことができなかった。


残念だ。


次に会うことがあるなら、僕が10歳になって学院に入ることになった時になるかな。

その時は、王族として挨拶するよ。


芸術祭も終わり、そろそろ帰ろうかというところでアルベルトから話しかけられた。

どうも我が国の貴族の子息が、とある国の重要人物に犯罪行為を行ったらしい。


全く恥ずかしいし、面倒だ。


これから、両者に会って事情を聞き然るべき対処をしなくてはいけなくなった。

多分、自国の子息は我々と一緒に強制帰国させ我が国で裁きを受けることになりそうだ。


ロン様は、6歳ですが悟りをひらいています。

見た目は幼児、中身は大人。名探偵コ○ンがイメージです。

面倒だといつも思ってますが、なんだかんだやってしまう6歳児。スーパー幼児です。

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