試験を受ける前に金稼ぎ
メルアが、話が終わって聞いてきた。
「受験料っていくら?今生活普通の家庭並みではあるけど、結構きつい。」
「「あ。」」
私とマイハはメルアに言われるまで、忘れていた。
「そーじゃん!稼がなきゃ!今まで以上に!」
「マイハ、どうする?冒険者稼業で稼ぐ?それともポーションとか作る?」
私はマイハに聞く。こういう時マイハが一番的確な判断をするから。
「そうだね、今回は冒険者稼業で行こう。ここには当分戻ってこないだろうし、1人金貨1枚が受験料だから、イビルグリズリーでも狩りましょうか。」
マイハの提案に、
「私もそれでいいかな。あっちではそこまでの狩らなくていいけど。」
メルアも賛成する。
「私も賛成かな。」
私も賛成したので、方針は決まった。
「じゃあ、今から行きましょうか。」
メルアが言った。
「え?準備とか必要じゃない?」
私が聞くと
「いや、イビルグリズリーごときに何が必要なの。」
「いわれてみれば。」
イビルグリズリーはBランク相当の魔物だ。買取は状態が良かったら、金貨5枚にも及ぶ。一般的には危険な類の魔物だ。
あれから少し歩いて魔獣森にやってきた。
「さて、探さなくっちゃね。メルア索敵よろしく。」
「わかった。スキル《隠密》スキル《加速》スキル《分身》」
メルアが索敵をする。
「見つけた。」
「はや!?いや、いつもより早くない!?」
マイハが突っ込む
「ふふん。いつもより本気出してみた。ブイ。」
メルアが得意げに胸を張る。
「まあ、早いことはいいことね。」
「じゃあ、あとは私に任せて。」
私はマイハに告げる。
「わかったわ。なるべくきれいに殺してね。」
「私は殺すとき両極端だよ。ミンチか外傷なしかだよ。」
「知ってるわよ。力みすぎないで、って言ってるの。」
「ありがと。」
移動してイビルグリズリーの前まで来た。
「じゃあ行ってくるね。」
「がんばれー。」
「行ってらっしゃい。なるべく早くね。」
私はイビルグリズリーに向かって歩いていく。
イビルグリズリーは私に向けて、風の刃を飛ばしてくる。
私は、致命傷は避けるが他は避けない。なぜなら私は常に自動回復を張っているからだ。
私はイビルグリズリーに接触し、
「《ヒール・コープス》」
私はイビルグリズリーに回復魔法をかける。回復魔法には一度肉体を崩壊させる工程があるものもある。その魔法を崩壊の状態でキャンセルをする。すると、すべてぐちゃぐちゃに崩れる。それを心臓部分のみにすると、心臓が崩壊する。
「おしまいっと。」
「お疲れー。」
「お疲れ。回収は任せて。《アイテムボックス》」
目の前からイビルグリズリーが消える。マイハがアイテムボックスという空間にイビルグリズリーが収納されたからだ。
「じゃあ、売りに行こうか。」
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