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顔合わせと報告 1

「「「おはようございます。瑛士様。」」」


「おはよう、アリス。」


アリスの他にも2人のアンドロイドがいた。

AdamとEveだろうが一応聞いておく。


「アリスそっちの2人は?」


「私はAdamです。気軽にアダムとお呼びください瑛士様。」

アダムはがっしりとした体格の肌の黒いアンドロイドだった。頭は短く切りそろえてあり、真面目そうな印象を受ける。

「よろしく、アダム。」


「私はEveです。どうぞお気軽にイヴとお呼びください。瑛士様。」

イヴはモデルのようなスタイルでストレートの黒髪を後ろで結んでポニーテールにしている。イヴもアダムのように真面目そうではあるが、アダムが軍人のような印象なのに対してイヴにはどこぞの令嬢のような気品があった。

「よろしく、イヴ。」


ここで僕はある事を疑問に思ったのでアリスに聞いてみる。

「そういえばアリスは前にあったアリスと同じなの?説明ではあの時のアリスがどうなるのか聞いてなかったけど。」


「はい、同じアリスですよ。瑛士様。」

なんだろう、すごく安心する。部屋の作りはほとんど変わってないけど知らない(アンドロイドだが)だけに囲まれるのはかなり緊張する。ただ、アリスの雰囲気にいささか以前とのギャップを感じないわけではないのだが…恐らくそれはアリスの着ているメイド服のせいだろう。僕はツッコまないぞ…ツッコまないぞ…気が散る!!!


「それじゃ、あらためてよろしくね三人とも!」

そう言って僕は順番に握手していく。


「「「はい、お願いいたします。」」」


「それと瑛士様だとちょっと僕が息苦しいから各々、様付け以外なら好きに呼んで。言葉遣いももっとフランクにしてくれたら嬉しい!僕への接し方はもっと友人にするみたいな感じでいいから」


こっちはそんな丁寧に喋られるのに慣れていないので割と切実なお願いをしてみる。友人と呼べるかは分からないが三人で話すこともあっただろうしそんな感じを期待する。


「わかりました。」


「それでは瑛士さm…さん。早速報告があります。」

アリスがアンドロイドなのに何故か噛みながら言う。それもすごく残念そうに。


ツッコんでいいものか悩んでいたが聞いてみよう。

「その前にアリスに聞きたいことがあるんだけど、いいかな?」


「なんでしょう?瑛士さm…さん。」

また噛んだ…


「なんでその格好してるのかな…?」


アリスの顔がパッと明るくなったような気がした…

「それは瑛士さmんのこれまでの購入履歴などから瑛士さんに仕える(ご奉仕)にはこの格好がいいと思ったからです。」

なんか変な副音声が聞こえた気がしたんだけど…

確かにアニメとか漫画とか大好きだしそういう手合のやつも呼んでたけどさ…嬉しいけどさ…


「ありがとう、けどその…そのメイド服布面積が少なくて目のやり場に困るから着替えてほしいかなって…」


アリスが泣きそうな顔になる。

いや趣味に理解があるのはありがたいんだけど水着タイプのメイド服は本当にやめてほしい、僕の精神衛生のために…ほら二人もアリスのことジト目で見てるよ?

「わかりました…瑛士さん…」


「だから言っただろうアリス、それはやりすぎだと。」

アダムは最初から反対してたみたいだ。よかった。

アンドロイドを誤解するところだった。


「…アリス、次からは相談しなさい。」

イヴは知らなかったけど、一応黙ってたみたい。


もしかしてアリスは少しポンコツなのだろうか…

いやでも眠る前はしっかりした優しいお姉さんって印象だったし…

そうやって僕が訝しげな視線をアリスに向けていると

「コホン、瑛士さん。早速報告があります。」


「あ、そこからやり直すのね…それで報告って?」


「はい、瑛士さんが眠っていた間にあった出来事と地球統一政府の現状についてです。」


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