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クエスト受注

僕は朝日に照らされて目が覚めた、といっても今日起きたのは昼前なんだけどもね。



「…………またあの夢か……」



今日もまたあの夢を見た、昔の記憶、あれの再現だ。



「ま、気にしててもしょうがないし、そこまで美味しくないご飯でも食べてギルドに行こうかなー」



僕は階段を降り、いつものように食堂で朝食を軽く食べたあと、宿を出た。



「さてとー、ギルドギルドぉー」



ギルドに入ると、やはり夜ほどは賑わっている様子はなかった。


受付へ寄り、クエストがないか聞いてみる。



「クエストですか?それでしたら、冒険者登録をする必要があります」


「冒険者登録……ですか…」



そんなの初めて聞いたよ、最初に説明してくれれば良かったのに……。



「冒険者ランクというものがありまして、ランクは上からS、A、B、C、D、Eの六つに別けられます。お客様が冒険者登録するのでしたら、どの方でも最初はEランクですのでEランクからとなります」



まぁ、この辺は想定内だよね。



「はい、お願いします」


「かしこまりました、ステータスプレートのご提示をお願いします」



指示の通りに渡すと、なにやらハンコのようなものでステータスプレートを押すと、押されたステータスプレートは光だし、徐々に光が消えていった。



「はい、お返ししますね。今押させていただいた、ハンコには特殊な魔法が付与されていまして、これによって冒険者登録ができるんです。ランクが上がると、徐々に色が変わっていきますのでご了承ください」



ほー、色とかあるんだー。さすがにそこまでは考えてなかったかなぁ。

と、そうだ。クエスト受けておこうかな。



「あのー、なにかいい具合のクエストってあります?」


「そうですねー…。あなたはよく、高レベルのモンスターのドロップアイテムを換金しに来て下さるので、少し危険なクエスト、受けてみますか?」



そうだなぁ。レベルが上がってきて、多少は自信もついてきたし、受けてみるのもいいかもね。ま、報酬の内容にも左右されるけど……。



「このクエストは討伐です。最近人型のモンスターの目撃情報が相次いでいまして、この前は冒険者さんの一人が大怪我をしたとか……。それからこのクエストを受けてくれる方がいなくて困ってたんです。どうです?報酬は弾みますよ?」


「はい、銭。じゃなくて、是非」



まぁ、困ってる人がいるならしょうがないね、うん。

なーんて、思う訳ないだろ?最近お金も減ってきたし、多少は稼ぎのある仕事した方がいいからね。


ちなみに、自慢の財布はあの量のコインに耐えきれず破れてしまったので今は仕方なく、全て入り切る袋を適当に見繕い、それをアイテムボックスにしまってある。



「ありがとうございます!それではこちらを」



そう言って渡してきたのは小さめの紙切れ、内容は『シャドウヒューマンの討伐』そして横にハンコを押す欄が。



「あの、これって討伐したかどうかってどうやって確認するんです?」



浮かぶのが当たり前の疑問をぶつけてみる。



「あぁ、ご安心ください。こちらの嘘かどうかを判断する魔導具を使いますので」



そういって見せてきたのは、赤いランプのようなもの。

なるほど、嘘をつくとあのランプが光るわけか。



「はい、どうも」


「お気をつけて」



そういえば場所は書いてあるのかともう一度紙を確認してみると、しっかり書いてあり安心した。どうやら、ちょっとした森の方にあるようだ。



「それじゃあ、まぁ行ってみますかねー」



そう呟き、僕は街の外へと歩みを進めた。

最近短くてすみません。

自分のキリがいいと思うところで終えているので、長いか短いかは多少バラツキありますのでご了承ください。


是非評価ブクマよろしくお願いします。

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