神の悪戯とは厄災と同義パート1
やはり文章力が圧倒的に足りない。
ブライトさんに 何やってんの! って
叱られるレベル…
昔、母さんが言っていた。
「悪さをすると神様に悪戯されるよ。」と。
その時は母さんの言う事を良く聞いていたと思う。
だから日々平穏に暮らして行けたんだろう。
でも神様って奴は少しの悪さも許してやくれないらしい。
それは少し遠い町から商人が来た日だった。
定期的に来てはくれるのだが、いつもより1日遅れてやって来た。
僕の兄であるアレクと一緒に商人の冷やかしに行ったんだ。
この村にはないような不思議なモノは無いのかと
商人の屋台の上を見ようと頑張って背伸びしてた。
いつも来てくれる商人なら
「そんな姿勢じゃ辛いだろう?」と笑顔で踏み台をくれるが、
この日来た商人は、いつも来てくれるオジさんじゃなかった。
多分、初めて見る人だと思う。オジさんより無口だしローブを深く被ってるし、愛想なんか感じられない。
商品を並べてはいるが、背もたれのある椅子に深々と座っていて、金の受け取りもそのまま行っているので偉そうだ。
本当に商人なのか?と、思ったことを覚えている。
だから無愛想にされた意趣返しのつもりだった。一番端にあったナイフを少しの間だけ"借りてやろう"と兄さんと悪さをすることにした。
久しぶりの商人の到着で、10人程度の村人達が集まっていたので直ぐにはバレないだろうと思い、ついやってしまったのだ。
別に盗るなんてつもりはなく、今回の商人がナイフが無いことに気付いて困った顔を見たら直ぐに返すつもりだったんだ。
「ねぇ、オジさん。この本見たいんだけど!」
囮役として僕が正反対の場所に置かれた魔法書を指差した。
商人は鬱陶しそうな素振りを見せながらも僕では届かなく、座った状態だと自分では届かない本を渡そうと立ち上がり僕の方に注意を向けた。
視界からナイフが消えたであろう隙を見てアレク兄さんがスッと手に取って、屋台横の陰に座り商人から見えない位置に。
僕は本を受け取りお礼を言いながらナイフが無くなっているのをチラッと確認して読めもしない本を開く。
「ムムー」と読もうとして諦めたフリをし、本を商人に返した。
商人は読めないとふんでいたのか、すぐに本をむしり取るように奪うと、またドッカリと席に着いた。
僕はムッとしたが、心の中でシメシメと思いながらその場を少し離れ遠回りして反対側にいる兄さんの元へ。
2人で商人に見つからないようしゃがみ、ナイフがないと気付いたものの直ぐそこにいる僕らがわからずアタフタする商人を想像して声を抑えて笑い合ったんだ。
そして改めてナイフを眺めるとその装飾の凄さに僕らは驚いた。
柄は金色で派手だが、中央の菱形に嵌め込まれた宝石が自らの赤を周りに負けずと主張している。
鞘も黒一色ではあるが艶々としていて高級そうなのが伺える。
その時は何気なくナイフを手に取ると決めていたが、逆にそれは始めから僕達を待っていたのでは無いかと思うほど魅入ってしまった。
それは兄も同じようでナイフをひたすらに凝視していた。
その直後だった、遠くよりした悲鳴から神の悪戯が始まったのだ。
1ページ目で書きたいとこまで行けない無能!!
もっと頑張ります(泣)