桜見、進級そして大事件!!?
連続しての投稿となります。
年も明け早いことで、もう3月の終わりとなった。
来月からは俺も、大学生となる早いもんだな。
そんなことを考えていた。
「ねぇ、もう春じゃない花見ってやつを、してみたいんだけどどうかしら?」
とすみれが言い出した。
「いいな~行こうぜ。」
俺は即答した。
「桜って綺麗なんでしょ?文献でしかみたことないから、本物を見てみたかったのよ~」
すみれは早くも、うきうきしていた。
「でもまだ満開には早いぞ?」
「でもテレビで開花したって、言ってたわよ?」
「桜ってのはさ咲き始めた時点で、開花宣言するんだよだから満開になるまでは、もうしばらくかかるんだよ。」
「そういうものなのね、なら満開になったら行きましょうよ。」
「あぁ、いいよ~近くの公園で桜が咲くところあるから歩いてもいけるところだし、でもバスも出てるから、バスでもいいかもな。」
「そうなのね早く満開にならないかしら~」
すみれは、初めて見る物のことになると、いつもの冷静さがなくなるな本当。
それから数週間、桜も満開になった。
俺とすみれは花見に来たのだが、すみれは相変わらずだった。
「すごいわ!これが桜なのね~綺麗な色ね~文献でみるのなんかと、比較にならないわ。」
また大声でそういうこと言う相変わらずだな。
そしてヒヤヒヤしてる、俺も相変わらずだが。
「シートとひいてお弁当食べましょう!」
そんなことを考えているとすみれが、早くとういう感じで言ってきた。
「あぁ、分かった」
そう答え準備を始めた。
そして弁当も並べられたちなみに今日は、卒業祝いとして元クラスのメンバーも、呼んでおいた。
準備が終えた頃に、ちらほらとメンバーが集まりだした。
男子共は手ぶらだったが、女子は何人かは弁当を持ってきた。
そして元クラスの全員が、集まったところで花見を始めた。
「すみれちゃんの、お弁当すげぇ~美味いんだけど!直人いつもこんな美味いもの食ってるのか!」
などとみんなが言ったのを聞いてすみれは。
「そう言ってくれて嬉しいわ~本当は直人のためにしか、作らないけど今日は特別にみんなのために、作ってきた甲斐があったわ。」
「相変わらずお熱い夫婦ですなぁ~」
「もう~からかわないでよ~」
「まだ夫婦じゃねえよ!」
「まだってだけだろ?」
「結婚式はクラス全員呼べよな?」
「そうだな全員が、参加しそうだな~」
などとからかわれた。
ちなみに女子はと言うと・・・
「私お弁当持ってこなければよかったわ・・・」
「こんな高そうなお店に、出てきそうな料理を、作るすみれちゃんって・・・」
「私たち凡人には・・・」
と意気消沈していた。
そんなこんなでみんなで、ワイワイ話しながら食べていた。
そして学校生活の話が話題になり始めた。
「早いもんだよな~もう俺らも大学生や社会人か~」
「そうだな~高校3年間いろいろあったよな。」
「そうだな~でも一番思い出に残ってるのはさ、やっぱりさ。」
と一人が言うとみんなが、タイミングぴったりに。
「すみれちゃんの転校!!」
と言った。
「えっ!私?」
すみれはなんでって感じで、答えた。
「そりゃね~すみれちゃんみたいなさ、美人が転校してきたと思ったら、伊刈の許婚発言だし~」
「本当それな~あの時は本気で伊刈を殺したくなった。」
「まぁ、今となったら誰もが認める、許婚だけどな~」
そんな風に言われ、すみれは戸惑っていた。
「それにすみれちゃんが来てから色々あったよな~」
「そうそう、伊刈がテストで10位以内入ったり。」
「俺もすみれちゃんに、勉強教えてほしかったよ。」
「だな~」
「そういえば夏休み中はすみれちゃんと、どこか言ったのか?伊刈。」
そう聞かれ俺は、隠さずに話した。
「海に行ったな。」
俺が答えた瞬間。
「なんだと~すみれちゃんの水着姿だと~」
「プールの授業がなかったから、見れなかったすみれちゃんの水着姿をだと~」
「ちょっと男子~北条さんを変な目でみないでよ~」
「そうよ~北条さんは、伊刈君のものよ~それに私達女子のマスコットなのよ~」
「えっ!私マスコットなの?」
すみれよ反応するところは、そこなのか?
そんなこんなで夏休みの話も終わり。
「あとは体育祭もすごかったよな~」
「そうよね~伊刈君と北条さんの二人三脚は早かったわよね~」
「そうそう圧倒的な勝利だった。」
「あとは棒倒しもすごかった。」
「確かに伊刈君と高瀬君の暴走はすごかったわね~」
みんなにそう言われ達也と俺は答えた。
「暴走ってなんだよ~」
「暴走なんかしてないだろ!!」
「いやあれは暴走だろ~二人でほぼみんな倒しちゃったんだからさ~」
「そうそうあれは暴走だ!」
そうやって過去の話をして、みんなで盛り上がった。
そしてクリスマスや年末年始は、何をしてただの色々話して花見は終わった。
また何年後かに同窓会を、しようと約束をみんなでして解散となった。
そして、4月になり俺とすみれは大学生となり、大学に通い始めた。
それから数ヶ月がたったったある日。
「直人!起きて!直人!」
俺はすみれに急にすごい大声で起こされた。
「なんだよ~そんな大声で起こして。」
「大変なのよ!」
「何が?」
「今から私の両親がこっちにくるんだけど、大変なのよ。」
「えっ!なんでそんな急に?俺なにも準備してないぞ?」
「そういう問題じゃないのよ!未来が大変なの!」
「なんだそれ!!?詳しく話せよ。」
「詳しくはまだ聞いてないのだけれど、未来が危ないらしいのよ両親も今からなんとか、未来を脱出してこの時代に来るそうなのよ。」
「なんだって!それは大変じゃないかよ」
「それで私のお父さんが言うには、未来が救えるのは、直人だけだって言うのよ。」
「俺だけ?どういうことだ?」
「分からないわ!でもこの時代に来たらすぐに話すって言ってたわ。」
「だから、急いで起こしたのよ!」
「そういうことだったのか・・・分かった準備をしてすみれの、両親がくるのを待とう。」
そして数時間後・・・
俺の部屋が急に白い光に包まれ、そこに二人の人影が現れた。
この日から、俺の日常とかけ離れた、とんでもない世界への扉が開いた。
いつも大変お待たせして本当に申し訳ありません。
次の話は事件が起きて直人が奮闘する、話となる予定です。