寒い冬の到来そして二人の初めてのクリスマス!
今回は前ので言った通りクリスマスの、出来事です。
そして今回は約束通りに、早めに書いて見ました!
えっ?約束してない?そ、そんなこと言わずにぜひ読んでみてくださいね?
秋の体育祭も終わり数ヶ月…
今寒さ凍える12月。
「もう12月なんて早いわよね?私がこの時代に来たのが7月だったのよね。」
「そうだな、もうすみれと再会して数ヶ月か、本当にあっという間だったな、これもすみれといる時間が、楽しかったからなんだろうな。」
「そう思ってくれて嬉しいわ!」
「すみれはどうなんだ?この数ヶ月は、俺といて楽しかったか?」
「当たり前のこと聞かないでよ!答えは決まってるわ、楽しかったわよ!これからもずっと私を、楽しませてよね?」
「当たり前だろ?俺の可愛い許嫁なんだから、楽しませてやるに決まってるだろ?」
「うん!ありがとう直人!」
そんなことを話しながら、登校していると前に、見慣れたやつが歩いていた。
俺はその人物の名前を読んだ。
「お〜い達也〜。」
「あっ!直人おはようハァ〜」
「どうした?ため息なんかついて?」
「いやさ〜この時期になるとさ、みんな彼女ほしいだの彼氏ほしいだの、焦ってるからさなんかね。」
「お前本当は彼女ほしいのか?。」
「そんなわけないじゃん!僕には可愛い嫁が何人もいるし妹だって、娘だっているんだから、彼女なんて今更ほしいわけないよ〜ただみんな馬鹿だなって思ったら、ため息がでただけだよ。」
「よかったよ達也が達也で、達也がもし現実で彼女ほしいって、言ったら地球が滅亡するよ。」
「ひどいな直人そこまで、言わなくてもいいじゃんかよ、せいぜい日本沈没くらいだよ〜」
自分で自分をそこまで言うか、やっぱ達也は…
「高瀬君は高瀬君ねぇ〜もしかして私の時代で地表が住めなくなったのは、高瀬君が結婚でもしたのかしら?」
すみれも言うようになったな。
「ひどいやすみれちゃんまで〜でも未来は地表に住めないのか〜そういえば気になったんだけどさ、すみれちゃんは何年後の未来から来たの?」
「私の時代はこの時代からだと約120年後よ。」
「120年後か〜なら僕達はもういないね〜そういう未来を見て見たかったけどな〜」
「高瀬君達が生きてる時代にすでにそうなるわよ?今から40年後の未来にそうなるのだから。」
「えっ!そうなの?なんかそう聞くと楽しみなようで、怖いよねというかそういうの、話しちゃっていいの?アニメで未来から来た女の子はさ、未来のこと聞くと禁則事項ですって、可愛いく言ってくれたけど。」
達也よなんでもアニメ目線かよ…
というか達也よすみれがとんでもないこと言ってるのに、スルーか?
40年後に一体なにが合ったのか知りたくないのか!
でも知ったら知ったで怖いか…
俺がそんなことを考えてるとは、つゆ知らずすみれが話だした。
「本来はだめよ、でも未来が変わらない内容なら平気ね、例えば高瀬君が明日事故にあって、死んじゃうとするわよね?それを高瀬君に教えて違う道で帰るように、伝えるのはだめね。」
「そ、そうなんだ…でもすみれちゃんもっといい例えなかったの?本当はすみれちゃん僕のこと嫌い?」
と言って達也はショボーンとした。
「そんなことないわよ!高瀬君は面白いから友達としては好きよ!」
「そか!よかったてっきり嫌われてるのかと。」
「あのさお二人さん?俺のこと忘れてやしないか?」
と俺が言うと。
「私が直人のこと忘れてるわけないでしょ?馬鹿ね〜もしかしてヤキモチ?」
とからかうすみれに対して、達也は。
「あれ?達也いつからいたの?」
とからかってきた…
そんな会話をしながら学校に着き教室に入ると。
「おい!伊刈!すみれちゃんみたいな可愛くて、綺麗な許嫁と出会う方法を教えろや!」
「あぁ〜なんで俺には彼女いないのに、伊刈みたいなぐうたら生活人間に許嫁が〜」
一方女子の方は…
「すみれちゃん、どうしたら伊刈君みたいな、かっこいい人と許嫁になれる!」
「すみれちゃん!許嫁の伊刈君いると分かってても、告白してくるアホな男でもいいから私に回して!」
と俺とすみれはクラスの人間に、囲まれてしまった。
俺とすみれの出会い方なんて、言えるわけがないよな…
そうすみれが未来人ですなんて言えるわけがないだろ…
そんな騒ぎも担任が来て終息した。
そう思ったのだが。
「ではHR始めるぞ!まず今日の初めの話は伊刈!」
「は、はい!」
いきなり教師に名前を呼ばれて、俺は訳が分からず返事をした。
そして教師が話始めたのだが。
「伊刈に質問だ!どうすれば婚約者もとい彼女ができるんだ!」
「はい?」
この教師34歳独身彼女なしなのだ。
「そんなもん生徒に聞く教師がどこにいるんだよ!」
つい俺は教師に突っ込んでしまった、だが教師もボケてきた。
「どこにいるかって?ここにいるだろ?」
体育祭の時の実況アナウンスの女教師といい、担任といいこの学校の教師は、一体何を考えてるんだよ…
そんな教師の言葉に便乗した生徒達も。
「そうだ!そうだ!伊刈だけずるいぞ!」
「神様は贔屓しすぎなんだよ!」
「私だって彼氏ほしいわ」
「すみれちゃんお願い!私に彼氏紹介して!」
もうHRどころじゃないなこれ…
数日後の休みの日俺は、達也と二人で出かけていた。
「なぁ達也女の子が喜ぶプレゼントって何かな?」
「なんで僕にそんなこと聞くの?」
「お前は2次元とは言え俺より女性経験多いから」
「2次元と現実は違うよ〜」
「そうだよな…」
「もしかしてすみれちゃんへのクリスマスプレゼント?」
「それ以外ないだろ?この時期でプレゼントって言ったらさ。」
「そうだな?直人の好きとか感謝の心が、篭ってればすみれちゃんは、なんでも喜ぶと思うよ?」
そんなことを話しながら、ショッピングモール内を歩いていると、アクセサリーショップを見つけそこに入ってみた。
「すみれってあんまり、アクセサリーつけたりするの見たことないけど送ったら喜ぶかな?」
「直人さっき言った通りだよ!」
「そうだな…」
と返答しアクセサリーショップ内を物色していると、ひとつのアクセサリーが俺の目に止まった。
そのアクセサリーはすみれの花を、モチーフにした飾りが着いたネックレスだった。
「なぁ達也!これ見てくれよすみれにぴったしじゃないか?」
「へぇ〜すみれの花をモチーフにした、ネックレスかぁ〜確かにすみれちゃんにはぴったしだね。」
「よし!これにしよう!」
そして店員に声をかけた。
「すみません!このネックレスください!」
「このネックレスですね?分かりましたでは、レジの方に。」
レジに行き叩き出された金額は、2万5千円かなりの出費だがすみれへのプレゼントだと、俺は躊躇なく支払った。
「ラッピングはなさりますか?」
と店員に聞かれたのでお願いした。
ラッピングをしながら、店員が話しかけてきた。
「彼女へのクリスマスプレゼントですか?」
「そうです!」
「そうなんですか、きっと彼女喜びますよ、ちなみになんでこちらのネックレスを選んだんですか?」
と店員に聞かれたので。
「彼女の名前すみれって言うんですよ、それですみれの花をモチーフになってるし、ピッタリだなって思ったんです。」
「それはいい考えですね!ちなみにこの商品入庫一つだけしかしてなくて在庫もなかったので、まさにお客様の彼女のためのネックレスですね。」
そんなことを話してる間に、ラッピングは終わっていた。
「ありがとうございました!彼女さん喜ぶといいですね!」
と店員に見送られながら店を後にした。
「達也は何処か寄りたいとことか、あるのか?」
「そうだな〜アニ○イトとらし○ばんかな?」
「アニメ系のショップか…俺はどっか椅子に座って待ってるから、行って来いよ。」
「分かった!そういえば今日すみれちゃんは?」
「なんか家で、やることあるからだとよ。」
「そうか〜残念だね、すみれちゃんとデート出来なくて〜」
達也はニヤニヤしながら言ってきた。
「うるせーさっさと行って来い!」
「分かったよ〜」
と言いながら達也は離れて行った。
その頃すみれは…
すみれは直人のための、クリスマスプレゼントに手編みのマフラーを、編んでいた。
「直人喜んでくれるかしら?」
実はこれは直人にバレないように、しばらく前から、編んでいたものなのだ。
「なんとかクリスマスまでに、間に合わせないとよね…直人待っててね!」
二人ともお互いに、クリスマスプレゼントを用意していることは知らず、ついにクリスマスイブイブになった。
「明日はクリスマスイブか〜」
と俺が言うと。
「そ、そうね!」
何故かすみれが焦りながら言った。
「明日なんだけどさ、駅前にクリスマスツリー見に行かないか?」
「行きたい!イルミネーションなんて見たことないもの!」
俺はクリスマスツリーの前で、プレゼントを渡すということを考えていたのですみれが、行くと言ってくれてほっとした。
そしてクリスマスイブ当日…
「早く夜にならないかしら〜」
「そんなに楽しみなのか?」
「えぇ!だって私の時代ではクリスマスは、廃れてしまって文献とか教科書でしか見たことないもの。」
「なんか未来っていろんな物がなくなってるんだな。」
「そうね、だからこの時代に来て直人といろんなことして、楽しいわよ!」
「そか、ならもっともっと楽しいこと教えてやるよ。」
俺は照れながら言った。
そして夜になり、俺とすみれは駅前に来た。
「すごいわ!クリスマスツリーだけじゃなくて、周りもイルミネーションでいっぱいで、とても綺麗!」
「そうだろ?ここはこの辺じゃ一番綺麗な場所だよ!県外からも観に来る人もいるくらいだしな。」
「そうなの!すごいわね!」
「そんで、これがメインのクリスマスツリーだな。」
「すごいわ!大きいわ!」
とすみれははしゃいでいた。
「よかったよ、喜んでくれてさ後すみれに渡したい物が、あるんだけどさ。」
と言って用意していた、クリスマスプレゼントを渡した。
「ありがとう!嬉しいわ開けてみてもいい?」
「あぁ、いいよ開けたら着けてみてくれるか?」
「つける?なにかしら?」
と言いながらすみれは包装紙を、綺麗に剥がしプレゼントを出した。
「えっ!可愛い!これってなんかの花よね?」
「えっ!もしかして未来には花もないのか?」
「ないわけじゃないけど、ほとんどが絶滅しちゃってるわよ?そういえば私の名前の由来は、両親が文献で見た花から取ったらしいけど?」
とそこまで言って、すみれはハッとした顔をした。
「もしかして!これが私の名前の由来になった花なの!」
「そうだよ、だからすみれ似合うかなって、思って買ったんだ。」
「ありがとう!嬉しいわ!あのね…私からもプレゼントがあるの、ちょっと後ろ向いて?」
そう言われて俺は後ろを向いた。
そうすると首に、ふわっとしたものが巻かれた。
「これってマフラーだよな?もしかして手編み!?」
「そうよ、直人が喜んでくれるかなって、思って頑張って編んだの。」
「マジか!すっげー嬉しいありがとうなすみれ!でもさこのマフラー長すぎないか?」
俺はふと疑問に、思ったこと聞いてみた。
すみれは照れながら…
「それはね、こうするためよ。」
と言いながら自分の首に余ったほうを巻いた。
「これすごく恥ずかしいんだけど…でも嬉しいけどさ。」
その時だった、顔になにか冷たい物が当たった。
「冷たっ!雨か?いやこれ雪じゃん!すげーホワイトクリスマスじゃん!」
そうするとすみれは。
「この白いのが雪なの?すごい初めて見たわ!」
とはしゃいでいた。
そんなロマンチックな雰囲気に、押され俺は人前もはばからずすみれを抱きしめそして、キスをした。
すみれは最初はびっくりしていたが、すぐにそれを受け止めた。
俺はハッとして周りを見たら、周りのカップルもみんな同じことを、していた…
こうして俺とすみれの初めての、クリスマスはホワイトクリスマスという最高のクリスマスになった。
「来年も一緒に来ような。」
と俺が言うと。
「うん!」
と可愛い笑顔を見せながらすみれは返事をした。
どうでしたか?
今回はクリスマスということで王道を合わせてみました。
楽しめてもらえてたら嬉しいです( ´・ω・`)
ちなみに次の話ですが、春のことを書こうと思っていたのですが、どうせならすみれちゃんの晴れ着姿見たくね?みたいな感じで新年の初詣などを題材にしようかと、思っていますので( ´・ω・`)
乞うご期待!
えっ!また春過ぎて新年の話になるんじゃないかって?
が、頑張りますので暖かい目で見てください…