夏休み明けそして秋の体育祭!
えぇ〜大変長らくお待たせしました(;゜Д゜,)
仕事のほうが忙しく書けなかったのですが、知人と遊んだ時に、このサイトを読んでいるということが判明し、そのサイトなら投稿してる側という事を話したら題名を聞かれ教えたところ、読んでみると言われ読んだらしく、面白いじゃねえか続き書け!との指摘を受け仕事の合間に、書いてなんとか1部書き終わりました。
途中学校名出てきますが、角榮高校と書きかくえいと読んでください( ´・ω・`)
今回はだいぶ長くなっていますので、ごゆっくり読んで頂ければ幸いです<(_ _)>よろしくお願いします。
海での楽しいデートが、あった夏休みも終わり2学期が始まった。
2学期と言えば10月に、秋の体育祭がある。
2学期が始まって体育祭の準備や、出る種目を決めたりし始めた。
「ねぇ直人、体育祭ではなんの種目にでるの?」
「ん〜面倒じゃない種目かな」
そんな話をすみれと、していると。
担任が話始めた。
「えぇ〜今年から男子は、強制の競技がひとつある!」
それを聞いた男子は。
「えぇ〜なんでだよ!」
「めんどくせぇ〜」
などと愚痴を言い始めた。
俺もその一人である。
担任が続きを話始めた。
「静かにしろ!話を聞け!いいか今年から始まる競技は棒倒しという競技だ」
棒倒し聞いたことがある。
昔の漫画で読んだことがある、過酷な競技のはず。
そんなことを、思っていると教師が話始めた。
「この競技は大変に、危険な競技だ、だが最近お前ら男子がたるんでるという校長の計らいで、この競技において根性叩きなおしてやりなさいという命令だ。」
あの校長なら言いかねないな…
うちの学校の校長は、どんな校長かと言うと。
「もっと熱くなれよ、やればできる」
が口癖のあの人をそのまま爺さんに、したような校長である。
そして、教師が競技の説明を始めた。
「いいかお前ら、競技の説明をするぞ?この競技はまず全学年男子を2つのチームに分ける、そして競ってもらうわけだが、ここからが重要だ、ちゃんと聞かないと命の保証はないぞ?」
さらっと教師は、とんでもないことを言った。
「いいか!この競技はチームで丸太を守る側と、倒す側の二つに別れる、倒す側は相手チームを殴ろうが蹴ろうが何をしてもいい、そして守る側のほうにも同様だ、守る側を先に倒して丸太を先に倒したチームの勝ちとなる、普段では暴力は停学などの対象となるがこの競技の時だけは、暴力行為を許す。」
それを聞いた男子は講義するものと、楽しそうとはしゃぐものに別れた。
俺も講義する側だったのは、言うまでもない。
その後も自由競技を、決めていき俺は二人三脚に出ることになった、相手は女子と組むのだが、すみれも二人三脚に出るということで、許嫁なんだから息も合って早いんじゃね?
との意味不明な理由で、すみれとペアになった。
数日後…
今は体育の授業中なのだが、体育祭も近いということで普段男女別なのが、男女混合でやることになっている。
男共は喜び、女子は嫌がる、女子の嫌がる理由それは、うちの学校は絶滅危惧種のブルマなのだ!
ちなみに俺も喜ぶ側の、人間なのは言うまでもない。
特にすみれのブルマ姿はやばすぎる!
他の男共もすみれの、ブルマ姿に目が離せないでいた。
「やっぱすみれちゃんは可愛いな〜」
「あぁ〜あのブルマで俺の上に座ってほしい〜」
「すみれちゃんのブルマ姿最高!ナイスブルマ!」
などと言ってる…
それと同時に俺への怒りの言葉もあるのだが…
「くそ!直人のやつあんな可愛い許嫁いて羨ましい!」
「きっと伊刈のやつ家じゃすみれちゃんに体操着とか、着させて鑑賞会とかしてやがるんだぞ!羨ましい!」
などの声が聞こえるのだが、てかちょっと待て!!
一人目はともかく二人目の言葉それじゃ俺がただの変態じゃねえかよ!
ちなみに達也のようなヲタク達はと言うと。
「3次元のブルマなんて興奮しないし、2次元こそ最強」
「あぁ〜これが2次元ならなぁ〜至高のシチュエーションなのに!」
などと言ってた。
だが、達也はその上をいってた。
「まずは、3次元の可愛い子を目に焼き付けて、これを脳内2次元変換してと、うんやっぱ2次元のほうが可愛いな〜」
達也お前は何を目指してるんだ?
とまあそんなこんなで体育祭の練習を、始めたのだが。
すみれと足を鉢巻で、結び走る準備が整った。
すみれにどっちの足から出そうと伝え、いざ走ってみると、すみれは見事に俺とタイミングが合った、いや合わせている。
「すみれ、お前どんな運動神経してるんだ!俺に的確に合わせるなんて、俺運動神経悪いから逆に、合わせるの難しいはずなのに。」
「別に難しくないわよ?だって大好きな直人に合せることなんて、私にとっては普通よ!」
と少し照れながら言った。
そして俺も。
「そ、そか俺のことよく分かってるんだな。」
と照れながらも返答した。
そんなこんなで練習は、続いた。
今は合わせるじゃなく、どうすればもっと早く走れるかなど、そういうことを、話すまでに至った。
そして、練習で実戦形式で他のペアと競争すると、ダントツの1位だった。
それを見てクラスの人達は大歓声。
「やっぱ思った通り、直人とすみれちゃんのペアは最強だ!」
「これで二人三脚の優勝は私達クラスのダントツね。」
などと男子も女子も騒いでいた。
それからも、体育の時間は体育祭の練習だったのだが、練習を重ねるごとに俺とすみれのペアは、速さを増した。
そして体育祭当日…
当日は天気も晴れて体育祭日和となった。
そして競技も順調に進み。
俺とすみれの出る二人三脚の順番になった。
教師のアナウンスで競技に出る生徒が集まってきた。
「えぇ〜それでは今から二人三脚を開始します!まずはルールのおさらいをします。基本的には普通の二人三脚と同じで、鉢巻が解けたらその場で止まって結び直してください。他の選手への妨害行為も禁止します!それではここから当校特別ルールのほうになりますが、普通の二人三脚と違いコースの、途中の障害物をさけてゴール直前で、校長の出す問題に正解すればゴールとなります!なお問題を解けなかったり、間違えたり、時間切れの場合は、その場でリタイアとなり、点数は入りません。これでルール説明は終わります。選手の皆さん精一杯頑張ってください。」
本当にこの学校はどの競技にも校長の問題が最後にあるのはなんでなんだ…
「それでは、二人三脚を始めます!第一走者の選手はスタートラインについてください!」
そして二人三脚が始まり俺とすみれは、第三走者なので順番を待っていた。
「えぇ〜第一走者も中盤に差し掛かり、一位のペアが今当校二人三脚の一番の難関の二人三脚用特注平均台になります!これは二人三脚状態で二人並べる幅のある特注平均台です!とはいえ二人並んでギリギリ状態に、なっているため渡りきるのは大変です!もし途中で落ちた場合は、最初からスタートです!」
こんなものに金かけるとはさすが例のあの人をそのまま爺さんに以下略
そんな感じで第一走者、第二走者と終わり俺とすみれの、順番になった。
「それでは第三走者の皆さんスタートラインに並んでください!」
教師のアナウンスで、俺とすみれはスタートラインに着いた。
「直人がんばりましょうね!私直人となら負ける気しないわ!」
とすみれが言ってきたので、俺もすみれに言った。
「おう!頑張ろうな!」
「それでは第三走者の選手の方々、準備はいいですか?よーいドン!」
教師のスタートの合図で選手が、一斉にスタートした。
もちろん一位は俺とすみれだ。
「さて第三走者が一斉にスタート、一位は夏休み前に引っ越してきたばっかりの、北条すみれさんとその許嫁の伊刈直人君ペアだ。早くも一つ目の障害物にダントツで到着だ〜一つ目の障害物は普通の障害物競争の定番の網くぐりです!普通の障害物競争でも、ほふく前進で進まなければいけないという大変な網くぐりを、二人三脚状態で素早く抜けるには二人の息が合わないとどちらかが、遅れてしまいます!さぁこの二人の許嫁としての相性が分かるかもしれない障害物です!」
アナウンスの教師一体何を考えてる保護者が、来てるのに許嫁とか連呼するとか…
その頃保護者席…
「許嫁ですってよ?きっとどこかのお嬢様とボンボンなんじゃないのかしら?」
「今の御時世に許嫁とか、あるんだな〜」
などと言ってるのを、俺は知る由もなかった。
「さぁ、北条さんと伊刈君網くぐりに入りました、なんとこれはすごい二人の息ピッタリだ!ものすごい速さで網を抜けていきます、そして網を今抜けました!そして次の障害物に向かって行きます次はコース上のカラーコーンをスラロームです!感覚が短いため二人三脚状態では、とても難しい競技となります!そしてこれもものすごい速さです!おっと?二位の選手は網くぐりで苦戦してる模様です!一位の北条さんと伊刈君とだいぶ差がついてしまっています。そして今カラーコーンのスラロームを抜けた〜速い速過ぎますさて次は特注平均台に向かって疾走していきます!さぁこれも難関です特注で二人で渡れるようになっているとはいえ、二人ギリギリの幅です、第一走者と第二走者もここではかなり苦戦してました!中には落ちて怪我をし保健室の運ばれた選手もいます!校長の言葉ですが、運動で怪我をするのは当たり前、怪我を怖れるな、スポーツは熱くなれとのことです!おっとそんなことを言ってる間に特注平均台に到着、この二人は特注平均台も速いのか?そして今特注平均台の上に乗った〜すごい凄過ぎますなんと特注平均台さえもものとせず進んでいきます、さすが許嫁息がピッタリです!」
教師も大変だな校長に競技の実況も熱くなければダメだ、と言われてあんなに叫ばなければいけないとか、俺はそう思いながら特注平均台を進んで行った。
「さて、特注平均台ももうすぐ終わりです、次は今までと違い集中力が必要な障害物です、スプーンの上にスーパーボールを乗せてそれを持って走ります!さぁ今スプーンを持ちましたおっとこれも速いですあっという間にスプーン持ちの終わりだ!次は最期の難関校長の問題になります!ですがそこまでは100メートル走って校長の元にいかなければいけません!」
なんか俺達を贔屓しすぎじゃね?と俺は思いながら100メートルをなんなくクリアした。
「今北条さんと伊刈君が校長の元に着きました!では校長問題を宜しくお願いします!」
「志賀島で発見された金印には何と記されていたか?」
「さぁ制限時間は二十秒です!」
なんていう難しい問題だよこんなのわかるわけない、俺はそう思っただがすみれは違った。
「漢委奴国王」
と問題を聞いた瞬間に答えていた。
これには校長もビックリしていた。
そしてもちろん答えは見事に、正解だった。
そしてなんと正解者は、すみれだけだった。
そのあとも競技は進み、棒倒しの番になった。
「それでは、男子の皆さん全学年集まってください。これから棒倒しを始めたいと思います。担任からも説明はあったと思いますが、今一度ルールのおさらいです。この競技は各チームで棒を倒す側と、守る側に別れてもらいます。
なおこの競技に限り暴力行為も停学の、対象にはなりません。それでは詳しいルール説明をします、倒す側は、相手の守る側に対して武器さえ使わなければ、どんな攻撃も許されます。
守る側は攻撃側の攻撃に耐えて棒を死守してください。
そして最期まで棒が残ってたチームの勝ちとなります。
最後に競技の前に、校長からのお言葉があります、校長先生お願いします。」
「男子諸君熱くなってるか?この競技は最近たるんでるお主らの根性を叩きなおすために考えた競技じゃ。存分に暴れて存分に熱くなるんじゃ。」
校長の話も終わり、向かおうとするとすみれが心配そうに、声をかけてきた。
「ねえ、直人こんな危ない競技大丈夫なの?」
すみれが言い終わる前に達也が近づいてきて、すみれが言い終わると同時に達也からも声をかけられた。
「直人はどうするの?真面目にやるの?」
俺は二人の言葉に対してこう言った。
「どうせだ思いっきり暴れてやるさ!」
そうするとすみれは。
「無理はしないでね?」
達也はと言うと。
「ねぇねぇ、じゃあ久しぶりにコンビ復活する?」
「マジで言ってるのか?下手したら病院送りが出るぞ?というより達也お前あの頃に戻れるのか?」
「なんで?」
「だってお前今はヲタク街道まっしぐらでなよってるし。」
「直人僕を…いや俺を誰だと思ってんだ?直人の最高のパートナーであり、西中の虎高瀬達也だぜ。」
「ほう、一瞬で戻れるのか?じゃあ俺も戻るしかねぇか、西中の龍こと伊刈直人にな。」
そして、二人同時に昔に戻る合言葉のようにこう言った。
「西中の龍虎コンビ復活だ!」
それを横で聞いていたすみれが、不思議そうな顔をしながら聞いてきた。
「なに、どういうこと龍とか虎とか。」
俺は説明をすみれにした。
「中学校時代に俺と達也はさ、いわゆる不良ってやつで色んなとこで、喧嘩して負け知らずでこの辺では西中の龍虎コンビって言われて恐れられてたんだよ。」
「そんなことしてたの?私の許嫁とあろうものが…まぁいいわ今日だけは許してあげる、そのかわり大活躍するとこ見せてね。」
「おう、任せとけ!」
俺はすみれに応援されながら、集合場所もとい戦場に向かった。
各チーム配置につき、それぞれいろいろ話していた。
「めんどくさいよな〜強制とか」
「今日さぼればよかったな〜」
などと言う言葉だった。
それに混じりこんな会話もあった。
まずは相手チームのほうからの会話だが。
「こっちのチームのほうが優勢じゃね?こっちには現役不良が数人いるしな、それに比べ向こうは優等生ばっかだしな。」
「そうだな圧倒的だろ。」
そんな会話をしてる二人の元にもう一人が入り。
「いや、そう簡単にはいかないかもしれない。」
と震え声で言った。
「は?なんでだよ?」
「小耳に挟んだんだけどさ、西中の龍虎コンビが今日限り復活らしい…」
「えっ!確かに向こうにいるけど、あの二人もう俺らは喧嘩は引退するって言ったんじゃ…俺ら真面目な高校生になるわって言って」
「それに西中の虎のほうは今は、ただのヲタクだって話じゃないか。」
「そうかもだけどさ、一応用心しよう。」
「そうだな…」
そして、直人と達也のいるチーム側の会話というと。
「なぁ?今日の伊刈と高瀬なんかいつもと違くね?」
「おい!今の二人を呼び捨てにするな!聞かれたら潰されるぞ!」
「えっ!どういうこと?」
「さっき二人が北条さんと話してるのを、聞いたんだけど西中の龍虎コンビ復活してるんだよ!」
「なにそれ?」
「そうか、お前真面目一直線だから知らないのか、あの二人は中学校時代に、西中の龍虎コンビって言われてこの地域の中学校の不良の間では恐れられてたんだよ!その当時では高校生さえもあの二人には、喧嘩を売らなかったらしい!」
「えっ!なにをするのもダルいって言ってる伊刈とヲタクを極めた高瀬が、昔はそんな不良だったなんて!」
「だから呼び捨ては辞めろ。あっ!」
そこに、直人と達也が来た!
「別に呼び捨てにしても構わねえよ!」
俺はそう言った!
続いて達也も。
「そんなんじゃ潰さねえから安心しろ、確かお前らは守る側だよな?しっかり守れよ?俺と直人で攻め側はきっちり潰してきてやる、もちろん相手の守る側もな。」
「あのいつも二次元どうとか言って穏やかな達也が、まるで別人じゃん!」
そんな感じの会話が、各チームかわされていた。
そして教師による、競技開始のアナウンスが流れ始めた。
「それでは、全学年男子による、棒倒しを始めたいと思います。女子の皆さん応援のほう宜しくお願いします!それでは各チーム配置についているみたいなので、開始の合図をさせていただきます!それでは男子諸君盛大に、暴れちゃってください!それでは始め!」
教師の始まりの合図に全学年男子が動き始めた。
「さぁ!競技が始まりました!攻め側の生徒が一斉に進軍していきます!早くも対面しています!おっと?先陣を切ったのは学校一の問題児赤井君だ、その前に立ちふさがったのは伊刈君と高瀬君だ!ですが赤井君の後には、大勢の不良仲間がいます!伊刈君と高瀬君は大丈夫なのでしょうか?ちょっと待ってください?今日は伊刈君と高瀬君の雰囲気が違います!まるで鬼神のような目つきになっています!どうしたのでしょうか?」
そんな教師のアナウンスなど俺には耳に入らなかった。
「おう!赤井かかってこいよ、中学時代には俺にこき使われてたお前が、どこまでやれるか見てやるよ!」
「いくら西中の龍だろうが、もう現役引退して3年近く喧嘩の強さも、衰えてるんじゃないのか?直人さんよ!」
「なら試してみろよ!パシリの赤井君。」
「俺をその名前で呼ぶな!!今の呼び名は角榮高校の狂犬こと、角榮高校番長だ!引退した龍になんか負けるか!」
「そうか、そうか、狂ったワンちゃんかじゃあ分かるように、説明してやる、現役の狂ったワンちゃんでも所詮犬は犬、龍と犬じゃ雲泥の差なんだよ!軽く捻り潰してやるから、かかってこいや犬っころ!」
「この野郎!舐めやがってやってやらぁぁぁ!」
「えぇ〜何やら赤井君と、伊刈君が言い合っているようです、学校一の問題児の赤井君相手に伊刈君は、大丈夫なのでしょうか?おっと赤井君が伊刈君に殴りかかりました!伊刈君危うし、あれちょっと待ってください?赤井君の猛烈な連続パンチを伊刈君は、やすやすとかわしています!あの動きすごい華麗です!すごくかっこいいです!私教師という立場ですが、許嫁の北条さんがいなければ、歳の差など関係なく、惚れてしまいそうです!ごほん、すみません私情を挟んでしまいました、真面目に実況します!おっと伊刈君に動きがありました!伊刈君も攻撃しようと構えています!」
その時の様子はというと。
「くそ!なんで当たらないんだよ!俺の連続パンチをかわせるやつなんていなかったのに!」
「これが連続パンチ?遅くてハエが止まっちまいそうな、パンチだな?所詮は現角榮の狂犬かもしれないが、過去はパシリだった赤井君だね〜」
「くそ!馬鹿にするな!」
「なぁ?そろそろ俺も攻撃していいか?」
「できるならしてみろ!大口叩いてるけど本当は、避けるので精一杯なくせに!」
「お前のハエが止まりそうな、パンチくらい目をつぶってても、避けられるわボケそれなら、大口叩いただけなのかてめぇの目でシカト確かめろや!この犬っころがぁ!」
そして実況席。
「伊刈君のパンチが赤井君に当たりました、えっ!赤井君が宙を舞っています!まるで格闘漫画のワンシーンのように、宙を舞っています、こんなことが現実にあるなんて、想像がつきませんでした!それよりです、あんな真面目とは言い難いですが、喧嘩をしたりしない伊刈君が実は喧嘩がこんなに強いなんて!あっ!ちょっと待ってくださいね、はい、はい、えっそうなんですか?分かりました、只今情報が入りました、生徒指導の先生からの情報です!伊刈君なんと中学生のころは物凄い不良だったそうです、生徒指導の先生はそれを聞いていて、伊刈君入学当時身構えていたそうですが、高校に入学と同時に喧嘩などをしなくなったそうです!さて説明は以上にして実況に戻ります、宙を舞った赤井君ですが、地面に叩きつけられて以降ピクリともしません、今救護班の教師が赤井君に近付いて行きました、おっと意識がないのでしょうか?タンカに乗せられて、場外に出されてゆきます!まさかこうも簡単に決着がつくとは思ってもいませんでした!」
その頃達也はというと。
「オラオラてめぇらかかってこいや!雑魚共が俺が潰してやるからよぉ!」
と言いながら見さかいなし、無双していた。
そして…
「直人!雑魚共はほぼすべて片付いたぞ!そっちはどうだ?」
と言いながら近付いてきた。
「こっちもリーダ格は、すべて片付けておいたぞ。」
このやり方は、昔俺と達也がやっていたやり方だった。
雑魚はすべて達也に任せ、リーダ格は俺が潰すというやり方である!
「そっか!じゃあさっさと相手の棒を倒ししちまおうぜ!」
「おう!行くか!久しぶりの龍虎コンビ復活の門出に、でっけぇ花火を咲かせてやろうぜ虎さんよ!」
「よっしゃぁぁ!行くぞ龍!」
そして俺と達也が相手の本陣に、突っ込むと一人の生徒が前に出てきた!
「おっ!なんだやるのか?」
と達也が言うと。
出てきた生徒はビクッとしてから。
「こ、こ、降参します!僕達じゃあなた方には敵いません!」
と泣きながら白旗を降ってきた。
こうして棒倒しはあっけなく俺達の、チームの勝利となった。
そして俺と達也は、いつも通りに戻ってすみれと話していた。
「直人も達也君もかっこよかったわよ、二人があんなに強いなんて、知らなかったわ。」
「まぁ、俺と達也は、もう普通に生きるって決めたからな、達也はおかしな方向に向かったけどさ。」
「なんだよ〜おかしな方向にって!僕達ヲタクは日本経済を支えてるんだぞ!」
「直人も人のこと言えないわよ?方向性は違えど直人は、ただのぐうたら生活じゃないのよ!どっちもどっちよ!それより二人の切り替わりの速さにビックリよ?」
そんなことを話していると。
「伊刈〜高瀬〜さっきはすごかったな、高瀬の変わりようは異常だったけどさ!」
「うるさいな〜別にいいじゃんかよ〜」
達也文句を言っていた。
「伊刈君の赤井君を倒した時は、すごくかっこよかったわ!私好きになっちゃった!」
女子のこの言葉には、すみれがすかさずに。
「だ、ダメよ直人は私の許嫁なの!誰にも渡さないわよ!」
とムキになって答えた。
「北条さんムキにならないでよ〜冗談なんだから、かっこよかったのは本当だけどね、北条さんと伊刈君は、全校生徒公認の許嫁だもん、入り込む余地なんてないわよ〜」
などと話したりしていた、その後も体育祭は順調に進み、幕を閉じた。
どうでしたでしょうか?
今回は1万文字近くになりましたが誤字などありませんでしたか?
もしありましたらご指摘頂ければ幸いです。
もうすぐ春も近づいてるのに、秋の話になってしまいすみません!
次はもう春なのにという突っ込みをされるかもですが、直人とすみれのクリスマスの、過ごし方を書いていきたいと思っています!
なるべく早く書いて春のうちに春の話を書けるよう努力致しますので、温かい目で見守ってください!
それでは後書きもあんまり長々話すのも、あれなのでこの辺ででは皆さん、また次の部でお会いしましょう!