第十二話 マジでお化けになる薬だから。
「凌、このくじ引いて!」
「ん…。なんだ?ゾンビって、」
「くじで決めるってことで!ちなみに凌のがラスト。(笑)あ、これ見といて、」
「りょーかいっ!……」
そこには、
有紗→雪女
美紗希→魔女
春魔→ドラキュラ
雨野→案内役(一応ゾンビ)
と書いてあった。
その次には脅かし‥
「凌メイク始めるね?」
「りょっ!」
そして、俺のメイクが終わった。
鏡を見てみると………
俺の顔が凄いことになってた…。
「凌!これ着て?」
と、言われ有紗にボロの服を渡され、
「今から、体もメイクするよ!」
と、言われた。
そして、またまた鏡を見ると、
完全ゾンビだった。
クオリティ高ぇw
その後有紗たちもメイクしたり、衣装来たりして、準備が完了し…ご対面………。
一同凄すぎて叫んだ。
まず、有紗。
有紗は顔真っ白なものの黄色いカラコンとかしたりして………、なんと言ってもウィッグ!白くてさらさらのロング……、美しいw
続いて美紗希。
美紗希は高い鼻に(仮面を使ってます。)ゾンビのようなメイク。服はまっ黒なコート。爪はとても長い。
続いて春魔。
春魔は黒い肌なのに、真っ白な顔で何故か笑える。口から見える牙は人一倍怖い。また、その口の横に垂れている絵の具で書いた血はとてもリアルだ。服は黒いコート。
そして、雨野(副委員長)
雨野は案内役だが、半顔のみ俺と同じようなメイク。服はそのまま。
「凌!これも読んどいて。」
俺はさっと目を通した
続いては肝試しのルール。
ルールは至って簡単。
庭の奥にあるお札をとるだけ。
しかし、途中で誰か一人がゾンビに襲われ、魔女の力でゾンビになってしまう。
その人を助けたものも魔女の力でゾンビになってしまう。
最後にはゾンビになった人が全員で
生き残ってるものを襲う。
最終的には全員がゾンビになる。
「あ、凌!開始と同時にこの薬飲んで!本当にゾンビになる薬だから!ちなみに1時間しか持たないから!」
「分かった。で、これを魔女に渡すんだよな?」
「うんっ!で、有紗達も薬飲むから話しかけても多分だめかな。この薬飲んだら本当のお化けになっちゃうから。あ、何かあったら雨野によろしく。」
「分かった。ちなみにさ、あいつらに飲ますのは30分だよな?あともうひとつ。顔も飲んだらこれ変わるのか?」
「30分だよ。あ、ちなみに顔変わる。けど、メイクしないと顔色は変わんない。だから魔女に薬飲まして、ゾンビに襲った人の顔に混ざった絵の具塗ってもらうと!」
「なるほどな!あとさ、2錠飲んでも大丈夫?」
「それは、自分の体をコントロールできなくなったらね」
「りょーかいっ!じゃあそろそろ始めよっか!」
何かハロウィン要素がw