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独り身のみにもなれ

 元カノは忽然と姿を消した。連絡もとれず元カノの思い出が痛みとなり、懐かしさのあまり彼女と撮った動画を見ては涙を溢していた。


 涙を流しても流れていくはずのない孤独と絶望を積み重ねて、愛していた全ての日々を思い出して、彼女との約束を叶えるために旅に出た。毎年元カノと訪れたこの海岸も懐かしかったが、海に叫ぶ女がいた。関わると大変だと離れて数分彼女は、まだ叫んでいる。


 思い出に浸りたかったのにと気分を害したが、無視して彼女に渡すはずだった品を手にして歩く海岸は、彼女が行きたいと願っていた場所。ここでは毎年打ち上げ花火が見れるのだ。懐かしさと後悔が胸を押し上げて彼女との別れのために持っていた品を海に投げ捨てようとしたその時、声をあげて手を掴んだ女が覗き込む。


『称賛に気持ちよくなっても本当の意味で満たされているかな? 達成してこそ満たされ自信を持ち誇りを持てる。これこそが人が得なければならない気持ち良さだ!!』

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