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13、14

13 化け物戻る


白きドレスに 腕通し

ベランダ立ちて 令嬢は

化け物挑む 王の城

遠く眺めて 待ち至り


手にするグラス 並々と

祝いの酒の さかずきと

獣揃えし 植物は

令嬢指して 集めさす


遥かな先に 見つけるは

去りし化け物 舞い戻る

近づくにつれ その手には

赤き生首 有りしこと


令嬢見つけ 化け物は

自分の城の ベランダに

令嬢立ちて 待つること

見つけて共に 並び立つ


捧げし首は まごうなく

令嬢愛す かの男


14 復讐の果てに


復讐果たす 化け物に

令嬢掲ぐ 祝杯の

酒満たされる 木のグラス

感謝を捧げ 飲み干せり


森の獣が 集めしは

果実発酵 アルコール

加え令嬢 集めさす

トリカブトらの 猛毒を


令嬢全て 飲み干して

前後不覚に 倒れ伏す

祝いの酒の 飲み過ぎと

ただ化け物は 大笑す


令嬢部屋の 寝台で

眠り続けて 目覚めぬと

遂に化け物 理解する

起きることなく 死に至る


嘆く化け物 置き去りに

死せる令嬢 世を(はな)

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