表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/28

20 出立


 朝、今日も良い天気。


 朝食、身支度、諸々済ませて、出立。



 ありがとうございました、ルルガンさん。


 今度来た時は、採れたての山の幸、楽しみにしてください。



「孫はやらんぞ」


「もう、おじいちゃんったら」



 いつまでもお元気で。



 ---



 今日の予定は、


 カミスさんのお宅で、ご挨拶、


 サイリさんの事務所で、ご挨拶、


 モノカさんのお宅で、ご挨拶、


 城下町商店街で、アウド村のみんなへのおみやげ購入、


 そして、魔灸の森にある我が家を目指します。



『ゲートルーム』は使わずに、『システマ』のお世話にもならずに、


 ふたりで歩いて帰ろうと、相談して決めました。



「本当にらぶらぶなんですね」


 ルルナさんも、連日の城下街案内、ありがとうございます。



「約束、忘れないでくださいね」


 ?



「もう、フォリスさんのお宅に遊びに行くっていう約束ですっ」


 お待ちしております。


 ……できればサプライズではなく、事前に連絡くださいね。



「善処しますっ」



 ---



 用事は全て済ませて、お見送りのルルナさんとの別れを惜しみながら、


 王都南門を出て、目指すは魔灸の森、の奥にある我が家。


 おみやげたくさんだけど、大容量『収納』リュックのおかげで身軽、徒歩での旅も苦にならず。



 その手荷物もリュックに入れますよ、シュレディーケさん。



「これは……私が持つ」



 何やら大事そうに抱えております。


 商店街で購入した、王都で流行の化粧品か何かでしょうか。


 まあ、満足気なシュレディーケさんを見ていると、今回の旅、本当に来てよかったな、と。



「新婚の若夫婦は手を繋いで歩くものだそうだぞ」


 ……もう少し人通りが少なくなってから、です。



「楽しみだ」



 知り合いには見られませんように……



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ