子どもの好奇心は危険
今日、ポルックスは自分のスキルを見直していた。
僕には魔力操作ともう一つ無属性魔法の派生のオリジナルスキルがあったな、確か魔道具製造みたいな感じだったっけ?なんなんだろう?本に載ってないかなぁ。
そして1時間ほど探し‥‥‥
あっ、あったこれになら書いてありそう。
"無属性魔法のオリジナル"
この本になら書いてるだろう。どこだどこだ?
あっ、あった!どれどれ魔道具製造とは?
" 魔道具製造
・魔道具製造
魔道具製造はその名の通り魔道具を製造することです。
このスキルが無くても作れますが、このスキルが無いと
できないものもあります。魔剣なんかがそうです。魔法剣
は、このスキルが無くても作れますが、このスキルほど
うまくいきません。このスキルは魔道具全部に使えます。
・魔道具製造のスキルの使い方
特に難しいことはない。無属性魔法を発動し魔道具製造スキルを発動と頭の中で考えると発動する。例えば剣なんかを用意し、剣に手を置いて目をつぶり、スキルを発動すると頭の中でその剣に関するいろんなデータが出てくる。例を挙げると
名前・・・〜〜〜
特性・・・〜〜〜
スキル・・・〜〜〜
など
このようなことが頭の中に浮かんでくる。そして加えたい内容(加える内容には限りがある)を頭の中でいろいろ操作する。
名前・・・○○○→✖️✖️✖️
特性・・・△△△→***
スキル・・・☆☆☆→###
このように変えることができる。しかも、変えず残し、加えるだけというのも出来る。さらに、剣の材料も変えられる。木で出来た物を鉄に変えるなど。その場合、鉄を用意しなければならない。
以上のことがすべて可能である。他にも出来る可能性はあるが、見つかっていない。もししたら君がその手で見つけられるかもしれない!
と本に書かれてあった。
おー特に難しいことはない、と言いつつ色々あるんだなぁ。百聞は一見にしかずと言うし、とりあえずやってみよう。どれでやろうかな……あっ、この間母さんに買ってもらった剣にしようかなあれの特性とかも知りたいしね
剣を持って修行場に行った。
誰もいないなー まっ逆にやりやすい。えーっと確か剣に触れながらスキルを発動させればいいのかな?
腰を下ろして手を剣に乗せて目を閉じてスキルを発動させた。
"無属性魔法オリジナルスキル魔道具製造スキル発動"
頭にいろんな文字が浮かんできた
ーーーーー
名前・・・名無し
特性・・・非常に軽く扱いやすい。非常に頑丈な素材を使っていて、爆発に強く、かなり強い爆発でもほぼ破損しない。切れ味がとても良い。スキルでアバターを作るそのアバターは命令しなければ動かない。ステータスは発動者の十分の一くらいのステータスになる。
スキル・・・分身(自分のアバターを作ることが出来る。)
ーーーーー
うーんパッとしないけどスキルが強いかな?でも、これからいろいろ弄れるからね〜やーこのスキルいいね!剣さえも鑑定士のように見ることができるとわ。
ポルックスは気づいていなかったが本の続きには注意事項があり、彼はそれを見ていなかった……
よーしそしたら変えていこうか
名前は………
名前・・・名無し→エクストリームソード
……ちょっと恥ずかしいかも
次は特性だけど先にスキル決めた方がいいかな?
スキルかぁ……剣と合体するのってなんかロマンあるよねぇ〜
スキル・・・分身(自分のアバターを作ることが出来る。)+アームド(剣と合体する)
おぉいい感じ!これ結構楽しいなぁ!
他にも思いつく限りのことを付けていった。これはどうだろう?これ付けたら強そう、など好奇心旺盛な子供だったからこそこんなことができたのかもしれない。
よーしこれくらい付ければいいかなぁまぁ足りないのは後々付ければいいし。
そして、目を開けてスキルが終わった瞬間…
ドーン!という音が辺りに響いた。
その剣は爆発した。いや、その剣というよりその剣の周りが光、爆発した。ポルックスは壁に吹き飛ばされ気を失った。デカイ音にメイドが駆けつけ、ポルックスは自室のベッドに運ばれた。修行場は破壊されなかったため、速やかに運ばれていった。
その時、父のティンダレオースは仕事で、母のレーダーもたまたまその日は家にいなくて、クリュタイムネストラーもカストルも寮にいて、ヘレネはメイドと買い物に出かけていた。
そして、メイドは医者を呼んだ。
医者は色んな魔法をかけたが…
「……脈がなく、呼吸していません。……残念ながら、もうダメかと……」
この世界はそこまで医療が発達していない。なぜなら魔法で傷は治るからだ。魔法で治せないなら、治せないと思っている。心臓マッサージや人工呼吸などの救命措置も知らない。
ポルックスは………死んだ……
「そ、そんなー……ポルックス様ーーーーー!」
と、思われたが数分後息を吹き返した。奇跡的に外傷もなくほぼ無傷だった。
「こ、こんな事があるなんて、奇跡だ……なぜ体の傷も治っている?私の魔法のおかげか?」
と医者が目を丸くし言った。
「よ、よがっだれす〜」
とメイドが泣きながら言った。
「……此処は?」
あれ?僕なんでこんなところにいるんだっけ。
修行場にいて……スキルを試していたはず……
「此処はポルックス様のお部屋ですよ!」
あーメイドのサリーさんか……って自分の部屋!?なんでこんなところに?
「なんで僕こんなところに?」
「私もよくわからないんですが、洗濯をしていたら、急にドーン!という音がして少し揺れました。修行場の方から聞こえたので駆けつけてみると、ポルックス様が壁に激突して倒れているのを見つけすぐさまこちらのベッドにお連れしました。その後、医者を呼び今の状況になったわけです。」
なるほどーあの剣爆発したのか?何かミスっちゃったかな?もしかして魔道具製造スキルって危ないんじゃあ……
本にそんなこと書いてなかったのに。でも、冷静に考えたら、そんなに都合のいいものばかりつけられるわけないかぁ。楽しくてついアレできないかなコレできないかなって試してたら止まらなくなっちゃった。自分の好奇心旺盛さに反省。
「もうお身体の方は大丈夫なようなので私は帰らせていただきますね。」
「はい!ありがとうございました。」
医者は帰った。
そういえばあの剣はどうなったんだろう?あの剣爆発してなくなっのかな?みてこよう。
「まだ、動いてはいけません。安静にしていてください。」
「大丈夫だよサリーさん。僕もう元気だから。」
「……そうですか?まぁポルックス様がおっしゃるなら私は信じます。」
あっ!この件父さんと母さんに言われるのかなぁ?めんどくさそう口止めしとこう。念のために。
「あのー…サリーさん…今回の件なんだけど、父さんと母さんには内密に……」
「それは……少し難しいお話ですね。」
「そこをなんとか!」
僕は顔の前に手を合わせ、頭を下げてお願いする。
「……えぇーはいわかりました。修行場の方も綺麗に直しておきます。」
「ありがとう!サリーさん!やっぱサリーさんは優しいね!」
よーしこれで何とかめんどくさい説教を聞かなくて済む。
「それでは、早速修行場の方を片付けて参ります。」
「あっ僕も一緒に行く、修行場に用事があるから。」
2人で修行場へ向かった
剣どうなっているかなぁ?母さんに買ってもらったやつなのにもう壊してしまったかもしれない。金貨八枚ましたのに……絶対怒られる。あっ!でもバレなきゃいいよね!
そんな説教をどう回避するか考えてる内に修行場についた。
アレは何だ?何かが修行場の真ん中に落ちている。
近くに寄ってみると
あっ!これ僕の剣だ!あんな爆発に巻き込まれたのによく壊れなかったなぁ。そうか!なんか特性に爆発に強いみたいなの書いてあったけ?それのおかげかな?やったーこれで母さんに怒られないで済む。それにしても、これってどうなるんだ?特性弄りまくったけど残ってんのかな?流石にパンクして全部吹っ飛んだかもなー。
試しに剣に触れ魔道具製造スキルを発動させてみた。
もしかしたらまた、爆破するかもしれないのに恐れずやるのはまだまだ幼いからかも知れない。
"無属性魔法オリジナルスキル魔道具製造スキル発動"
ーーーーー
名前・・・エクストリームソード
特性・・・非常に軽く扱いやすい。非常に頑丈な素材を使っていて、爆発に強く、かなり強い爆発でもほぼ破損しない。切れ味がとても良い。
・スキル“分身”
スキル“分身”でアバターを作るそのアバターは命令しなければ動かない(ステータスは発動者の十分の一くらいのステータスになる。)
・スキル“アームド”
スキル“アームド”を発動すると剣が光、体中武器だらけになる。その武器は全てスキル“チェンジ”を発動する時に変えられる武器全てである。(剣、双剣、太刀、槍、斧、弓、矢×1、盾、兜、鎧を装備した状態になる。「〜キャンセル」と言えばしまうことが可能で逆に「〜」と言ったら、出てくる。)
・スキル“チェンジ”
スキル“チェンジ”はスキル“コネクト”を発動させると可能であり、チェンジ〜と言ったら、その〜に変わる。この場合は一つを変えることしか出来ない(剣→双剣○、剣→双剣と太刀×)
・スキル“コネクト”
スキル“コネクト”とは、剣と同化することであり、コネクトを発動していると、どこに剣があっても一瞬で自分の場所に戻せるさらに、スキル“極限”は手を離したら、発動がキャンセルされるのだが、コネクトを発動している際は、手を離しても極限状態が続く(矢を放ったとして相手に当たった瞬間に戻れ!って思ったら、矢が手に戻ってくる)
・スキル“極限”[パッシブ]
スキル“極限”[パッシブ]とは、集中力を高めることであり、明鏡止水のような状態になり、物事を適切に判断することができる。心がとても落ち着いている状態(しかし、相手と味方の区別をつけるのがあまり出来ず、敵意があると感知したらすぐさま襲い掛かる。)
・スキル“人工知能”[パッシブ]
スキル“人工知能”[パッシブ]とは、持ち主に絶対協力してくれるものである。(「〜することをオススメします。」など心の中に直接話しかけてくる。心の中で会話が可能であり、心の中で、「〜発動」と言えば「〜を発動します。」と言ってスキルを発動してくれる。)
・スキル“グレード”
スキル“グレード”とは、グレードを操作することであり、耐久力や、重量を操作したりすることができる。(アームドの状態で盾と鎧と兜があったとして、それは全てステータスが同じなのだが、鎧と兜のステータス又は、耐久力を下げて下げた分盾の耐久力を上げることができる。鎧と兜耐久力100→20、盾耐久力100→260)
スキル・・・分身(自分のアバターを作ることが出来る)+アームド(剣と合体する)+コネクト(剣と同化する)+チェンジ(剣以外の武器に変えることができる)+極限(集中力が極限まで高まる)[パッシブ]。人工知能[パッシブ](剣のスキル発動速度などをあげたりする)グレード(グレードの操作)
ーーーーー
……………なんじゃこれーーーーーーーーェーイ!
僕こんなに弄ったのか!?それはパンクするは!僕の脳みそがもうすでにパンクしそう。特性長すぎ!よくわかんなかったし!でも強いことはわかったなぁー。武器の種類が何故か増えている。しかも、基本ステータスが同じで、ステータスが下がっているようなことは書いてないから、質量とかは変わらないってことか?……法則完全無視してる。
しかも安易に持てない。持ったら極限状態に入ってしまう。これは使い物になるのかぁ?これはちょっと……修行には使えないな。部屋の片隅に置いておこう。
「どうかされましたか?」
おっとーサリーさんがいるのを驚きのあまり忘れていた。
「ううん、なんでもないよ。片付け手伝った方がいい?」
「いえいえ、私の仕事ですからおきになさらず。」
「うん、わかった。ごめんね、仕事増やしちゃってそれじゃ僕は部屋に戻るよ。」
剣を袋にしまい間接的に運んで、部屋に帰った。
今日一日疲れたなぁ。色々ありすぎて体がなんか疲れてる。今日はもう休もうかな?夜ご飯はいらないや。
中学校っていつからだっけ、まだもう少し後だったかな?
明日は何をしようかなぁ?
ポルックスは深い眠りについた。
子供の好奇心は怖いですねぇ
特性長すぎて読みにくかったらすいません。