中学部の入学審査と事前登校
中学校に入学するにあたって、入学する前に、入学審査というものが行われる。入学審査とは、筆記テスト、魔法技能テスト、剣技テストこの三つのテストを受ける。合計点数の高さでクラス分けがされる。優秀な人からA、B、C、D、Eクラスに分けられる。その中でも優秀な人は特待生に選ばれる。特待生はSランクで、特待生になると色々特典がつく。
入学審査に向けてより一層魔力操作の練習をしなくてはいけないな。今日はいよいよ魔力操作を一点に集めることに挑戦する。焦ってはいけないからまず、体中に魔力を駆け巡らせるやつを三十分やる。その後この間やったように水魔法で少し魔力操作の練習をしていよいよ本番。
まずは、目をつむり体中の魔力を感じる。そして魔力を体の中で体の中を巡らせるように操作する。そして、魔力を一点に集まるイメージで右手に魔力を集中させる。すると、右手だけが温かくなるのを感じた。さらに火の初級魔法を出すとすぐにボワっと発動した。いつもより効率よくすぐに発動することができた。しかも威力も前より少し大きい。
「で、出来たー!やったぁーやっとできたぁー!よしっ!つぎはこれをこんなに集中しなくても自然に出来るようにしなきゃ。」
そのあとめちゃくちゃ練習して魔力疲労を起こしかけた。
入学審査当日
初日筆記テスト
今日のためにあれだけ努力をしてきたんだから大丈夫だろう。筆記テストは僕普通に頭いいから大丈夫だろうし、剣技はよくカストル兄とやりやってたから自身はある。魔法テストは魔力操作を練習してきたから自信がある。これなら大丈夫だろう。
「えぇーそれでは筆記テストを行います。始め!」
よしっ始まった。気合い入れてこう。
テストが終わった
なんかすっごく簡単だった。小学部でやったことしか出ないからしっかり勉強してればあんなの楽勝だわ。
「ポ、ポル兄どうしよう……今日のテスト全然ダメだった。……もっと勉強しとけば良かった。魔法と剣技ばっかり練習してたからなー」
「まぁ魔法と剣技頑張ればいいじゃん。」
「いいよねーポル兄だってそんな勉強してないのにどうせ楽勝だった、とか思ってるんでしょ?」
本当勘のいい妹だな。
「そんなことないよ。まぁ今回はちょっと難ったかもね。」
「またまた嘘ばっかり。明日は魔法だったよね。私の本気見せてやるわ。」
入学審査2日目
魔法技能テスト
「今日は魔法技能テストです。それでは渡された番号の小さい順から、あの五十メートルくらい離れたところの的に向かって五代属性の初級魔法を打ってください。全力で打って構いません。それでは、一番から……」
結構みんな魔法の威力弱いな。しかも、詠唱を短くしないんだなぁ。まぁ弱いっていっても初級魔法だからあんま変わらないけど驚くほどの威力はない。ヘレネの魔法みたらみんな驚くだろうなこれだったら。先に僕で良かったー変な期待される可能性あるし。
おっさすが、エルとかヘレネの友達のパーシーとハクアの貴族勢は中々だな。的を破壊しちゃってる。先生方も驚いちゃってるな。ガレオは五大属性の魔法苦手だからあんまいい成績ではなかったな。まぁその分無属性魔法は強いけど。
「そ、それではつぎはポルックス様よろしくお願いします。」
ふぅーと深呼吸をし、魔力操作を発動させる。片手に魔力を集め..…
「"燃やせ、ファイア"」
ボワッと現れ、円を描いて的に向かっていく
ガレオ達と同じく的を破壊した
「これで5人目かぁー3人ならまだしも今年はこんなに逸材が集まるとは……」
あれぐらいの的なら破壊するのは簡単だと思うけどね。
まぁ小学部をまだ卒業してきたばっかにしてはすごいのかもしれない。
「えーつぎはヘレネ様お願いします。」
「やっと私の出番だ!さっき全力でいいっていってたね。筆記テストはダメだったから気合い入れてやる!…"火の矢を解き放て、ファイアアロー"」
基本初級魔法ならなんでもいい。これは初級魔法の中でも少し強い技。でもこの的に対してオーバーキルだと思う。ん?キルじゃなくてブレークか?
ヘレネの放った数本の火の矢は五十メートル先の的に全て刺さり、その瞬間爆発して的は木っ端微塵になった。流石に破壊したとしても木っ端微塵とまではいかなかったから
ヘレネの魔法に先生方は驚きを隠せていない。
「これで初級魔法の威力!すごい天才がはいってきたな。」
その後
「いやー今日は手応えあったな〜ポル兄もすごかったね!」
「ヘレネほどじゃないよヘレネは桁違いだわ。」
「いやーポル兄だって手加減してたしょ?魔力操作?とかいうやつは使ってたみたいだけど。」
「うん。魔力操作は特に何も対価を支払わずに魔力変換効率を上げるからね。」
「それだけ聞くとものすごい便利だよね。」
「まぁそれ相応の努力は必要だけどね。」
「ポル兄めっちゃやって何回も魔力疲労起こしかけて母様に怒られてたもんね?」
「う、うるさいなぁ努力は良いことだと僕は思います。」
「ふふふ、そうよね!努力は嘘をつかないと私も思う。だけど明日の剣技テストはあまり自信がないなー」
「僕は自信大アリだね。」
入学審査3日目
剣技テスト
「今日は剣技テストです。剣技テストは試験官と一対一をしてもらいます。そして、試験官が点数をつけていきます。昨日と同様に渡された番号の小さい順からいきます。それでは一番から‥‥‥」
剣技のテストはどうやら、試験官が5人くらいいてそれぞれ一人づつ戦うようだ 。みんな頑張ってるけど流石に簡単にあしらわれてる。あっ、次はエルかーエルはどこまで行くかな
「えー次はエレクサンドルス様お願いします。」
「よーしここでパーシーに良いところを見せてやる。」
エルはパーシーと貴族間の交流で昔から仲がいいらしい。
「さーどこまで来れるかな。無属性魔法以外は使ってはいけないからね?それでは始めようか、君のタイミングできて良いよ。」
え!?無属性魔法使って良いの?ラッキー。使えない人可哀想まぁ無属性魔法は身体強化だから魔法技能テストでは使えなかったから、剣技テストで使えるのはありなのかも。
エルがふっーと深いため息をついてサッと試験官に突進していった。木刀を振りかざし、試験官に襲い掛かる。
木刀と木刀が何度もぶつかる。するとエルの木刀が少し弾かれた。その瞬間試験官は前足に重心をかけて、剣を少し振りかぶりエルの肩を叩こうとしたがその一太刀は空を切った。エルはわざと隙を作り、前足に重心が掛かった瞬間に試験官の前足を足払いして試験官を倒した。そして、エルが、試験官の頭を叩いて、エルが勝ちとなった。
「そ、そんな試験官が負けるなんて!これはどこまでやれるかのテストなのに!」
その後も、ガレオとパーシーが試験官に勝利した。ハクアとヘレネはまぁいいとこまではいったが勝ちはしなかった。まぁ女子の体じゃぁ男の試験官を倒すのは難しいか、パーシーは倒したみたいだけど……パーシーの戦いはすごかったなぁーあの子戦う前はすっごいバカっぽくて木刀と間違えて大根を構えてたくらいドジだったのに………戦いになったら、豹変して試験官圧倒してたなぁ大根で勝っちゃったんだもん。あれは、化け物だな。
ガレオは大人の試験官相手に無属性魔法を使ってはいたけど、力技で吹っ飛ばして勝ってたし、あの二人強すぎだろぉ……おっと、次は俺かな
「最後になります。ポルックス様お願いします。」
「みんなダメだな子ども相手に負けるなんて。俺はあんなヘマはしないよ。怪我しないように気をつけてね!」
へーそんなに自信あるんだったら本気出しても大丈夫だね!
「行きます!」
まずは無属性魔法を使う。その際に魔力操作を使い、無属性魔法の場所を指定する。そうすることで通常より強化される。まずは腕力強化。
「"無属性魔法身体強化(腕)"」
木刀と木刀がぶつかる。
「くっ、子どものくせに何て力だ中々やるなー」
まぁガレオみたいにはいかないかぁ。それなら……
「"無属性魔法身体強化(脚)"」
脚を強化して、ジャンプすると、十メートルくらい上に上がった。その瞬間に……
「"無属性魔法身体強化(腕)"」
空中で一回転しながら試験官に木刀を振り下ろす。
試験官は咄嗟に木刀で頭を守るが、ポルックスは振りかぶると見せかけ、スッと着地してすぐに試験官の懐に一発。
試験官はその速さに対応出来ず、もろに食らってしまい。
その場に倒れた。
「ふぅー結構しんどい。魔力操作を連続で使えるのはまだ3、4回くらいが限度かなぁ?もっと頑張んないと!」
「ポル兄お疲れ〜さすがだね試験官に勝っちゃうなんて!」
「まぁ日頃から努力してますから。」
「よぉ〜ポルックスお前も試験官倒したな、まぁそうなるとは思ってたぜ。」
「ポルックス流石にやるなーあの空中から着地してからの一打中々速くて鋭かったな」
「やーエルにガレオ、君たちだって十分すごかったよ!エルのあの技は中々できるものじゃないし、ガレオの力だって日頃の努力のたわものだ。僕は魔法とスキルに頼りっぱなしさ。」
そう僕は魔法とスキルに頼りすぎている。その分エルとガレオは魔力が尽きかけていても、なんとか出来そうだけど僕は魔力がなければ何も出来なくなってしまう。
「魔法とスキルをうまく使いこなせているのもすごいことだと思うぞ。魔力操作は特にな。」
「そうだ、そうだ。」
「ふふっ、ありがとね。」
この二人は本当に優秀なのに奢らないところがいい。とても優しいしね!
「……えーこれで剣技テストは終了です。明日は事前登校がありますので、忘れないでください。」
その後みんな帰宅した。
事前登校日
事前登校では、
中学部に向けて何をするかなどを教えてもらう。
「えー中学部では、人間や魔族の地理、歴史と、中級魔法、近接戦闘、チーム戦闘などを学習していきます。中一学部では、人族の地理、歴史を学びます。中二学部では、魔族の地理、歴史と中級魔法を学びます。中三学部では、もっと詳しく人族と魔族の歴史、複合魔法を学びます。中四学部では全学部のまとめや、人工で作られたダンジョンに潜ってもらったりします。さらに…………」
話長いなー、めんどくさいなー、あっそうだ!魔力操作の練習でもしようかな。魔力を循環させて〜集める!いやーこれ気持ちいいんだよね〜。あっ、今思ったけど循環の時に体全体に流れる感じがするから、脳みそや脊椎とかにも回ってるよなぁ?そしたら、脳みそや脊椎、目、耳、鼻、とかにも出来たりして。そうすると色々スーパーヒューマンになるなー。それはそれで面白そう。試しに目を強化してみた。小声で……
「"無属性魔法身体強化(目)"」
するとものすごっく視力が良くなった。ここはいま、中学校の修行場のようなところなのだが、壁の傷とかあらゆるところが見える。絶対ここからじゃわかんないようなやつも見ることが可能。
うわーすげー今視力3.00くらいある気がする!視神経の強化も出来るみたいだ。耳もいけるかな?
「"無属性魔法身体強化(耳)"」
そうするとさっきの校長先生の声以外にも端っこに立っている先生方の話声や、暇そうにしてる生徒のあくびの音、修行場の外からも音が聞こえてきた。聴力も上げることができるみたいだ。その他にも五感すべて強化することが出来た。(視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚)さらに、脳にも強化が可能で、処理スピードが速くなる。少しだけ時間がゆっくり進むようになる。
良い収穫があった!疑問に思ったことを試してみるのは重要だね。こんな使い方があるとは。どうやら、魔力操作は一個にしか使えないようだ。視覚を強化しながら、聴覚を強化することは出来ない。いや、もしかしたら練習すれば可能なのかもしれないが、今の僕には到底無理だろう。
「……以上で中学校の説明を終わらせていただきます。新中学一部の皆さん楽しい中学校生活を送られるよう願っています。」
パチパチパチパチパチパチ!フガッ!パチパチパチパチ
おい今絶対寝てたやついたろ。まぁ人のことをあまり言えないけど、寝てはいないからね、寝ては!
その後、家に帰宅した。
明日は何をしようかなぁ?……そうだ!自分のスキルでも見直そう!今日は魔力操作の練習をして寝よう。
ポルックスは魔力操作の練習をし、魔力疲労寸前になるまで続けまた、母のレーダーに怒られた。
9か10才の子が大人を気絶させるのは無理なので
出来そうな範囲で強くなるように書いてみました。