武器にもスキル
アッシュフォード家の本がたくさんある場所にやってきた。
それにしてもやっぱここはすごい量の本があるなー
えーと魔力操作が書かれている本はどこだ?
あった!これだなこの色々なスキルが載っているやつにあるだろう。
" 魔力操作とは?
魔力操作は主に魔力の制御および強弱、魔力魔法変換効率を上げMP消費を抑えたりするものである。魔力の流れを変えたり、魔力の有無を変えたり、することができる。"
と、書かれている。
なるほどざっくり言うと、魔力の流れを操ることができるんだな。でも、これだけじゃよくわからないな。
初級魔法でちょっと試してみるか
そして試すために修行場に行く。
「 “燃えろ、ファイヤー ”」
炎の玉を手のひらで出したままキープする。そして、ここで魔力操作を使用.....したいのだがどうやればいいのかよくわからない。とりあえず、魔力操作に集中してみる。
すると、体があったかくなった。これが、魔力なのだろう。これを操るイメージ.....難しいな具体的にどうすればいいのかさっぱりだ。もっかい本を見てみる。
本には、
魔力操作の主なやり方は、最初は体内の魔力を体中を回るようにイメージして魔力を体の中で操作するということになれる。次に、一点に魔力を集中させることを行う。それになれたら、簡単な魔法を使う時に一点に集中させるのを複合することで最初に述べたことができるようになっていく。
と書かれている。
なるほど、じゃあ最初に魔力を体内で回るように動かせばいいってことだね!座って目を閉じてさっきやったようことを行うすると、また体があたたかくなるのを感じる。そこに、魔力操作を使い体中を魔力が回っていくのをイメージする。そして、時間が過ぎていきようやく、体がさっきより体全体が均等にあたたかくなるのを感じる。多分これが、魔力が体を回っている感覚なのだと思う。と、もう時間が遅くなってきたので今日のところはやめた。
次の日
卒業したので少しの間お休みがあるだから今日は学校はない。なので、今日は前母様が剣を買ってくれるといったのでそれを探そうと思い、今ヘレネとメイドと街にいる。
「ポル兄は剣を買ってもらうの?私は杖を買ってもらう わ!」
「うんそうだね、剣が欲しいかな二本ほど。」
「え!欲張りだね私は一本杖をお高いやつ買ってもらう」
「僕もお高い物を買ってもらうよ〜」
と会話をしつつ、商店街などではなく、貴族街の武器屋に向かっていた。
「ポルックス様、ヘレネ様、こちらでございます。」
「堅いな〜まぁいいとして、すごいね!ポル兄!なんか色々と高そうだよどれも光っている。」
「テンションが高いよまったく、確かにすごいねこれは貴族しか利用できないだろうな。」
そこはとても綺麗で商店街などにある武器屋とは比べ物にならないものであった。品揃えが豊富でどれも一級品ばかりであった。
「うーんと杖はあっちで剣はこっちか、じゃあポル兄私はこっちで探してくるね〜」
そう言ってメイドを連れ自分にあった杖を探しに行った。
僕も自分にあった剣を探し始めた。
「ポルックス様はどのような剣をお探しで?」
「そうですね僕は短剣を数本かと片手剣を一本探しています。」
「先程、二本と言ってたのでは?」
「何本かは自分で買おうと思ったのです。短剣ぐらいなら
買えますから。」
「なるほど、差し出がましいことを言って申し訳ございませんでした。」
「いいえ別に大丈夫ですよ。」
相変わらずメイドさんは堅い人が多い僕としてはもっと楽にしてもらって構わないのに
「何かお手伝いをしましょうか?」
と、お店の人が少し一礼をしつつ、聞いてきた。
「はいよろしくお願いします。」
「それでは、お手伝いをさせていただきます。何をお探しですか?」
「そうですねーまずは短剣を探したいですね。何かオススメの短剣はありますか?」
「でしたらこちらですね。」
それは短剣で光り輝いていた。まだ小さい自分にも使えそうな小さな剣、持ってみるとすごく軽くて振り回しやすかった。これ決定。
「いいですね、一本いただきます。」
「はい、ありがとうございます。こちらは五つの種類がありそれぞれ五大属性の加護が付いております。どれにいたしましょうか?」
へーこれには聖霊様の加護があるのかーどんな効力があるのかな?
「コレってどうゆう効果があるの?」
「はい、身につけていればその属性の魔法の威力が少しだけ上がります。」
結構いい効果だなーどれにしようかな適性があるやつのほうがいいよな。初級魔法に使ってもそんな変わんなそうだしね。今日のところは水にしとこうかな
「それではどの色を選ばれるのでしょうか?」
「あっ!すいません水のをください。」
「かしこまりました。少々お待ちを。」
そう言って店の奥に入って行った。
他にも母様に買ってもらう短剣を探そうかなー
剣は剣でもいろんなのがあるなー今更だけど
そう思いつつ、いろんなものを見て回った結果
最初に戻ってきた。うん、最初のやつがなんか一番しっくりくるからもう一本もこれにしよう。次は地属性のものにしようかな
そして次は片手剣を探していた。
片手剣もいろんな種類があり、それぞれに何かしら特性がありなかなか迷わせてくれる。
お、この剣かっこいいなーどんな特性があるんだろう?
"この剣の特性はアバターを一人作る能力
デバイスを発動するともう一人自分をコピーだが作ることができる。"
えっ!結構強くない?いやいや待て待てこういうのはなんかダメな部分をあるんだろう。少し聞いてみるか。後、デバイスというのはソードデバイスとかロッドデバイスとか武器のスキルのようなもの
「あのすいませんこれなんですけど、アバターを作ることができるみたいなのですがどれくらいの性能ですか?」
「あーそれですか、特性は一見すごそうに見えますがこれ使い方が難しくてですね。」
「どういうところですか?」
「まずはコピーなのでそのアバター自体自分の力全てを出せるわけでなく.....」
まぁそうだろうね
「命令は聞いてくれるのですが、命令しないと本当に動かないのでずっと命令する必要がありますね。ほぼ喋らないので何考えてるかよくわかんないですし。」
なるほど戦いながらだといちいち命令するのめんどいものなーもう一人の自分って何か違和感あるよなー
うーんどうしたものかなー
「逆に聞くとこの剣のいいところを教えてください。」
「そうですねこの剣はとても軽くて動かしやすいと思います。強度もすごくて刃こぼれもしにくいですねなにぶん素材が高級のものを多く使っているので値段は高いですがそれに見合った性能はあると思います。アバターを作るデバイスだって特殊ですよ?デメリットがあるにしてももう一人の体格、顔、強さ以外をすべてコピーするのはとてもすごい技術だと思っています。」
確かにもう一人自分を作るってすごいなー何かに使えそうだしちょっと使ってみたいな
「あのぅ、少しだけ使ってもよろしいですか?」
「少しだけなら特別に、公爵家のご子息様ですから。」
「ありがとうございます。」
やっぱ貴族の中の貴族は違うね!父様に感謝
そして少しだけ素振りをさせてもらった。
うん、すごくいいね。すごい軽いし動きやすい。
流石にデバイスは使わせてもらえなかったけど、使ってみたくなったなー使うのなら買うしかないか
よし決めたこれにしよう母様に頼んでみよう。
自分で買って後で返してもらおうかな。
「ねぇメアリーさんこれ買えるほど僕持ってる?」
お金はメイドに持たせている。
「失礼ながら、これも勉学の一環としてご自分で計算していただくのはいかがですか?小学部でやりましたよね?」
そ、そうきたかまぁ大丈夫だけどえっと一番価値が低いので銅貨、銅貨二十枚で大銅貨一枚、銅貨百枚又は大銅貨五枚で銀貨一枚、銀貨が二十枚で大銀貨一枚、銀貨が百枚又は大銀貨が五枚で金貨一枚、金貨十枚で貴族金貨(白金貨)一枚となっていたはず。僕の持ち金は大銀貨が二十枚金貨が五枚ある。結構あるなーさっすが貴族の中の貴族の息子だなー今日親に何回も助けられている気がする。
「はい、こちらは金貨八枚です。」
「あぁーそれじゃあ買えないかー」
「ポルックス様もう一度数えてみてください。」
うん?どうしてだ僕金貨五枚しかないのに.....
あっ!そうか大銀貨二十枚あるから金貨が四枚あるのと同じだから金貨八枚は払える!
「もう一回数えてみたら金貨九枚あったよ助かったありがとねメアリーさん。」
「いえ、こちらこそ差し出がましいことを。」
ははっやっぱ優しいなーメイドのみなさんにも感謝しないと。
「お買い上げなさりますか?」
「はいお願いします。」
ちなみにさっきの短剣は金貨一枚だった。
ということはもう一本買えるから買っちゃおうかな。
次だと僕の適正から考えて地属性かな
「すいませんさっきの短剣の地属性の方もお願いします。」
「かしこまりました。合計で金貨九枚となります。.....はいっちょうどお預かりします。」
いやー買いすぎたかな?手持ちすっからかんになっちゃった。
ヘレネの方はどうだろう。
「あっポル兄、えっ!?なんでそんなに買ってんの?」
「うん?あぁーなんか買えたから。」
「お母様に買ってもらうんじゃなかったの?」
「後で払って貰えばいいやって思って買っちゃった!」
「まぁいいわ帰ろう。ポル兄」
そう言って家に帰った。
「ただ今帰りました母様。」
「帰ってきたよーお母様。」
「えぇーお帰り、でっなんか欲しいものはあった?」
「うんあったよー今度行こうね!」
「ポルックスは?」
「もう買ってきたからお金だけくれれば大丈夫です。」
「あっ買ってきたんだうんわかった。いくら?」
「金貨十二枚」
「え!?あっ…………」
堂々と嘘をついていくもらえるときにもらっといたほうがいいよね?メイドさんも察してくれたみたいだ。
「割と高いわねお金あったの?はいこれ。」
「ありがとうございます。ありました、年始にいただくお金をずっと溜めていましたので。」
「ふーんじゃあヘレネもそうすればよかったのに。」
「いやーわたしお金全然ないから貯金とかしてないし。」
「ちょっとは貯金したほうがいいわよー。あのさーポルックスその剣さー持ってみてよ!」
「はい、わかりました。」
装備してみた。
「あーいいわね似合ってるわこれでポルックスも一人前ね!」
「まだ早いよレーダー。」
「あっ父様帰っていらしたのですか。」
「うんさっきね、いい剣を買ってきたな高かっただろ。」
「はい、しっくりきましたので!少し高かったですが母様が買ってくれるのなら高くてもいいかと思いまして。」
「おぉーやるなーやっぱおっきくなったな!.....そういえば話しが変わるんだが、お前ら今年十歳になったろ?」
「はい少し前に十歳を迎えました。」
「十歳になったら何かあるの?」
「ステータスを更新してもらうのよ。」
この歳でもステータスを見るのか
「五歳周期に行うんだよ五歳、十歳、十五歳....ってね。」
「じゃあ明日の予定は決まりね......またこないだ見てもらった老人に見てもらいなさい。」
「え?なんでだ?」
「その方がいいでしょ?違う人がやると違う場合があるのよ。」
「あれ?そんなのあったけ?」
「えぇーあるわよ。」
「はい、わかりました。ですが、なぜもう一度行くのですか?」
「あぁーそれはな、新しく追加されるんだよ色々。主に魔法の適正が増えるはず、増えない奴もいるけど。あと単純にステータスが上昇してると思うからそれを見るんだ。」
「なるほどわかりました。それでは僕は部屋に戻ります。」
「私も。」
そして今日は終わった。
明日はステータス再鑑定。
悩んだんですけど
銅貨=10円 大銅貨=200円
銀貨=1000円 大銀貨=20000円
金貨=100000円 白金貨=1000000円
だと思っていてください
なので短剣は10万円
片手剣は80万円ということですね
貴族にしては安いかもしれないですね
察しいい人は思ったかもしれないですけど
十歳の子供が100万円持っているってすごいですね