第1章【世界の始まり】~第6話 お家が出来た~
なんやかんやで一通り初期の説明は終った。
『これからは創造主様に色々造っていただきます。創造主様の住まいや家臣、町や物など色々有りますが何からにしますか?』
じゃ住まいからにしようかな?野宿は嫌だしな?
『了解しました。場所は何処にしますか?』
それはもう決まってる。湖の真ん中の島に。
これは大陸を創造する時に自分の住みたい世界を想像して造ったからだ。
『島の真ん中ですね。では出来るだけ大きな城を創造してください。』
少しだけ豪華な屋敷にしようとしてたのだがそれじゃダメなのか?
『それでは臣下が住む場所が無いじゃないですか。』
臣下って一緒に住むのか?領土を与えたりしてそこに住まわせるんだと思ってたんだか。
『いいえ、臣下は一緒に住みます。それに創造主様は兵士などの住まいは、どうするつもりだったのですか?』
あぁ…それもそうか。どうせ、皆で住むなら娯楽の有る城にしようかな。
「頑張って、創造してみるか。」
『了解しました。』
俺は創造する。先ずは絶対条件出来る限り強固な城。城の形は広い中庭を囲むような5階建屋上付き、地下は2階。1階はホテルのロビーのような物と、兵士達のシャワー室付き控えの間、住まいなど。2階にも兵士達の住まい。他にも食堂や宴会場に娯楽室、広い浴室にサウナも付けておこう。
3階は客間、ここは各部屋にバストイレ付きに。広い食堂に…あ、カウンターバーも付けとこう。
4階は臣下、側近達の住まいにしよう。此処にもサウナ付き浴場と娯楽室、食堂にカウンターバーを。
5階は俺の部屋!趣味の部屋に、浴室にジャグジー風呂、寝室など。今は思い付かないから後で使える様に幾つか部屋を。
屋上には…やっぱり露天風呂だよね?東屋風に屋根も必要だよね?
地下1階は倉庫、地下2階は一応牢獄?
さて中庭だが 此処には運動場と温水プールだっ!雨が入らないように此処には強化硝子で屋根付けて日陰も出来るように木々も少々。
燃料が無くちゃ動かないものが有るなぁ…此処は異世界だから燃料は魔力かな?俺の魔力無限だよねぇ?燃料に使えるかなぁ…こんなもんでどう?
『臣下に優しいお城ですが・・・会議と謁見の間が無いですよ。』
必要?じゃそれも5階に。
『了解しました。実現化します!』
『・・・あっ光りますよ!!!』
ーーーカッッッ!!!ーーー
ギャアッッ!ほぼ同時に警告じゃ少し遅いってば!!またしても目が眩む俺だった...。しかし少しして、目を開いてみればそこには、誰もが夢見る立派なお城が出来ていた。