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異世界創造主になった件  作者: 月城
【世界の始まり】
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第1章【世界の始まり】~第19話 最後の臣下は誰だ?~

 歌が終わったがナヴィはまだボーッとしてる。ヒメ達は歌の練習して来ると言って海に向かった。お弁当を渡そうとしたら海の新鮮な魚が食べたいのでと言われた。生魚…3人共結構ワイルドだな。ナヴィがやっと魅了の世界から戻って来たのでご飯にした。

『対象を選べるなら最初から…ブツブツ…』

「まぁ、いいじゃないか。許してやれよ。」

 ナヴィはずっと文句を言っている。

「この後1人造ったら終わりだな。」

 何時までも続きそうなので、取り敢えず話題を変えた。

『最後はどんな臣下にするつもりですか?』

「隠密が得意で城を切り盛りしてくれる臣下・・・。にゃみが居るし猫人族にしようかな。」

『また、もふもふですか...。』

 ナヴィは冷たい目で此方を見た。

「いやいや、隠密に向いてるよね?猫ってさ。それに、にゃみのね、面倒も見なくちゃいけないからね?猫同士の方がね?いいじゃん?」

 俺は焦りながら弁明した。まだナヴィは疑いの目で此方を見てる。変態を見るような目で見ないでくれぇぇ~‼俺は目を反らし創造を始めた。

「城を切り盛りするしっかり者、隠密に長ける者、白銀の髪、蒼い瞳、ゴニョゴニョ...もふもふの耳とゴニョゴニョ...尻尾...。決定。」

『ゴニョゴニョ何言ってるんですかっ?』

「はぅっ!何でも無いですっ。」

 そんな事を言ってると粒子が集まり人型出来上がる。そこには白銀の髪を揺らす蒼い瞳の17~19歳位のもふもふの耳と尻尾を持った女の子が出現した。

「主様、初めましてニャ。宜しくお願いしますニャ。」

 語尾がニャってっ..語尾が。

「宜しくニャ..じゃ無くて、宜しくな。」

 ナヴィの白い目が痛い...。気にしちゃダメだ俺!

「名前は【シルビア】にしよう。」

 俺にしてはちゃんとした名前になったな。シルビアはにゃあと笑い、

「有り難うございますニャ。」

 と言った。【ポーン】何時もの音だ。シルビアにステータスを見せて貰う。


 猫人族:シルビア【与えられし名】

 シルバーキャットレベル:400'

 HP:30000

 MP:40000 属性未定【創作魔法】隠密・現影

 スキル:演算・状況把握・忍び足・猫化/特殊スキル:創造主の加護・隠密操作・現影結界

 称号:忍び寄る者・現影を作りし者・忠誠を誓う者


 また〈 ' 〉が付いてる。でも今回ステータスを見ても何でレベルが上がるのかさっぱり解らない。ナヴィを見ると険しい顔をしてる。

『これは…何で上げるのか良く解らないですね。隠密行動取れば上がるのでしょうか?』

 珍しくナヴィにも良く解らないみたいだ。するとモジモジとしながらシルビアが、

「忍び足みたいですニャ...。」

「『えっ?』」

 俺達は意外な上げ方過ぎて暫く固まったのだった。だって、まさか忍び足だけでレベルが上がると誰も思わないよねぇ?


 全ての臣下を作り終わった俺は、臣下の部屋をそれぞれに合った物に造り直した。ミーアはエンゾを手伝いに行った。今日は夕方からお祝いのパーティーをする事にしたからだ。まだ夕方までには時間が有ったので俺達は森の聖域に向かった。エルフを聖域に住まわせてとの希望だったので、ログハウスを造りに行く事にしたのだ。初めて風牙に乗ったのだがヤバかった。凄いスピードで飛ぶので顔がメチャクチャ痛い。途中結界を張れば良いことに気付くまで酷い目にあったのだ。ナヴィは平気そうに着いて来てたので平気なのかと思ったら最初から全身に薄く結界を張っていた。ナヴィは何それを故教えてくれない?

 着くとミーアが聖域の結界を頑丈に張っていた。どうやら俺と臣下15人しか入れないようにしたようだ。

「主様!どうしたのですか?」

 と、ミーアが俺達に気付いて駆け寄って来た。

「時間が出来たからミーアとタマゴから生まれた子達が住むログハウスを建てに来たよ。」

「有り難うございます!」

 ミーアは嬉しそうに言った。

「主様、1つお願いしても良いですか?精霊様達に薬草の種を頂いたのですが光の泉にの周辺にしか生息出来ない物らしいのです。光魔法を注入しながら泉を聖域3つに作って欲しいのです。出来たらナヴィ様もお力添えお願いします。」

「良いもの貰ったね。いいよ、泉も造ろう。」

 俺が承諾するとミーアは喜んだ。先ずはログハウスを造ろうとたが良いことを思い付き、それを創造した。

 其処に出現したのは世界樹の様な大きな木の家。中は広くかなりの人数が住める。地下も造ったので倉庫や調理場、お風呂等も設置した。

「どうだ?ログハウスはやめてコレにした。聖域にピッタリな家だろう?」

 これにはナヴィも驚いたようだ。

「『主様、素晴らしいです。』」

 珍しくナヴィが俺を褒めた。俺は少し照れ臭くなって、

「じゃ、次は泉だなっ。」

 と誤魔化した。泉は俺とナヴィとミーア

 3人で光魔法を注入しながら造れば良いらしい。光魔法の量だけじゃ無く、3人でってとこも重要らしい。

「じゃ行くよ?」

 光魔法を注入しながら泉を創造した。その泉は金色にキラキラと輝いている。ちゃんと出来たようだ。

「主様、有り難う御座いました。」

 と言って種を泉に投げた。すると泉の周りに沢山の芽が出て来た。

「3日後に実をつけます。その実が万能回服薬になるそうです。HP、MP、全てのステータス異常を完全回復させるそうです。干しても効能に変化は無いので携帯もしやすいです。」

「それは凄いな。じゃ他の聖域にも木の家と泉を造りに行くか。」

 残りの聖域にも同じ様に家と泉を造り種を投げ無事完了した。

「俺達は先に帰るよ。今日は臣下が全員揃ったからお祝いだ。ミーアも今日は聖域じゃ無くて、城に泊まるんだよ。夕方待ってるからね。」

「はい。主様!」

 ミーアは元気良く返事をした。


俺達は来た時と同じ様に帰った。今度は結界を張ったので景色を楽しむ余裕が出た。この大陸は凄く広い。何処までも広がる草原を見渡しながら城に向かうとテトが手を振っているのが見えたので其処に降りた。

「テト!どうだい?場所は決まった?」

「はい。主様はお城の周りに街を幾つか造るつもりですよね?」

「あぁ、取り敢えず城下町と種族別の街は造るつもりだよ。小さな町や村等は住人になる者達に任せるつもりだけどね。」

「では、その予定地の外側に果樹園と田畑を設定したいと思います。最初の作物は私のスキルで数日で収穫出来るようにしますし、総管理も私がしますがその後は、それぞれの種族の方に個々の管理をさせたいと思います。そして管理した者達にそれらを売る権利を与えようと思いますがどうですか?」

「それはいい案だ。ずっと物々交換って訳にもいかないしな。でもお金の事何も考えてなかった...それも決めなきゃ不便だよなナヴィ?」

『お金ですがこれは全てのナビが創造主様達全員に統一指示する事になってます。金貨、銀貨、銅貨、シングの4種類になります。シングが20枚で銅貨1枚、銅貨が50枚で銀貨1枚、銀貨が100枚で金貨1枚になります。臣下が全員揃った次の日に宝物庫が造れるようになります。其処に住人1人に付き1日金貨1枚、銀貨100枚、銅貨50枚、シングが100枚湧きます。そして宝物庫の話を創造主様に出来るようになるのは臣下を15人造り、尚且つ創造主様からお金のお話が出た時と言う決まりです。」

「お金の話が出なかったら宝物庫造れないって事は、言い出すのが遅れたら、その分他の創造主から財政が出遅れるって事か?」

『そうです。主様は今のところ最速で宝物庫を獲得しました。』

 随分鬼畜だな決まりだな。テトから売ると言う言葉が出なかったら俺は多分、数ヵ月から数年はお金の話等しなかっただろう、住人が少ない内は物々交換で事足りるのだから。俺はテトの頭をグリグリと撫で回したのだった。

 テトは果樹園と田畑を設定してから帰ると言うので先に城へ帰った。そして中庭に昨日出したテーブルを移動させた。エンゾが大皿に料理を作ってるとシルビアが言ったので立食パーティーにする事にしたのだ。

 準備を終えにゃみを連れて屋上の露天風呂に行った。風牙とにゃみを会わせてみたら、すぐ仲良くなった。風呂に入りながら2匹がじゃれてるのを見る。2匹は遊んでるだけなのだが大きさが大きさなのでかなりの迫力だった。

「こら、あんまり暴れて物を壊すなよ?」

 露天風呂の屋根を壊されたら大変なので注意すると2匹はシュンとなった。ホントに君達は可愛いのぉ...。

 そんな事をしてると臣下達とタマゴの子達全員が帰って来た。又もやダンジョン組は真っ黒だ。タマゴの子達は更に真っ黒だった。まぁ森の中での戦闘だし仕方ないか。皆にお風呂行きを命じ、俺はエンゾの手伝いに行った。後からナヴィも来たので2人で運ぶからとエンゾとシルビアもお風呂に行かせた。山盛りの料理を運び、飲み物を創造で出して皆を待った。最初に月真と月華が来たので皆が来る前に属性貸与をする事にした。2人のレベルは650に上がっていた。どれだけモンスター倒したんだよ...。

「月真、月華、風、火、瞬間移動、テレパスを貸与、決定。」

 これでこの2人の攻撃力はかなり跳ね上がるだろう。

「「有り難う御座います、主様。」」

 貸与が終わったところで皆が揃った。皆が俺を見る。

『主様、皆に一言お願いします』

「今日、臣下全員が揃った。お前達は俺の造った俺の家族だ。此処にいる全員で俺達の家族を増やしていこう。そして俺達の世界を造るぞ!」

 と、俺が言うとおぉー!!と全員が叫んだ。

 さぁ皆パーティーの始まりだ!

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