チュートリアル2
第三話 チュートリアル2
『ヤンチャしましたね。┐('д')┌
まあ、これである程度の素材が手に入りました。
次は《イマジネーション》(創造)
を実践してもらいます。*\(^o^)/*』
とメールが届いた。
途中、チュートリアルの存在を忘れかけた。
やっとイマジネーション(創造)の作業に入るらしい。
………にしてもさっきから『ブレイク』だの『イマジネーション』だの
厨二病臭い単語ばかりだな…。
まるでゲームみたいだ。
『今、首か頭に付けてらっしゃるゴーグルを目に掛けて下さい。(^人^)』
首に掛けてあったゴーグルを目に掛けた。
すると、材料と設計図が目の前に映っていた。
『ゴーグルを掛けましたね。
では、材料を確認してから頭で創りたいデザインを具体的創造して下さい。
それから《イマジネーション》
(創造)と唱えて下さい(」^o^)」』
よりゲームぽく厨二病臭くなったな。
とりあえず、さっき結構収穫したし、
手持ちが余る程の量あるし、とりあえず、必要最低限な物と電子機器、マンガ、ゲーム機、パソコンがあれば充分だ。
「い、イマジネーション!!(創造)」
と少し恥ずかしながら叫んだ。
穴があったら入りたい…。
他人に見られたら死ぬ。
そのくらい恥ずかしい。
すると何も無かった野原が一瞬で
三階建てのビルになった。
ゴーグルを再び首に掛けた
『イマジネーション(創造)成功ですね。(*'∇')/゜・:*【祝】*:・゜\('∇'*)
収穫した材料を入れる為の棚を造といた方が良いでしょう。('ω'◎)イイヨー
後、強盗(勇者)不法侵入者(敵及び勇者も含む)を気をつけて万能な防犯を心がけてください。』
某ゲームに似ている。
それとルビが可笑しい。
強盗(勇者)って……。
考えてみれば、勇者は勝手に他所の住居に侵入し、壺などの物を破壊してゴールドや薬草を手に入れてるが………一部合ってる気がするのは気のせいなのか。
すると、またメールが届いた。
『チュートリアルは以上となります。(_´Д`)ノ~~オツカレー
ワールド、移動に関してはアプリの
『マップ』をタップしてから場所を指定するとワープできます三c⌒っ.ω.)っ シューッ』
長いチュートリアルが終了したのか
疲れが今になって出てきた。
一先ず、中に入って少し寝よう。
〜グレイの拠点室内〜
室内は三階建て
ある程度の家具、電気製品などが
あり、キッチンや風呂場洗面所があり、電気や火も水道も使えるらしい。
ありきたりでシンプルな造りだ。
今更だがもうちょっとこだわれば良かったと後悔した。
まぁ、一人暮らしには丁度いいけど。
〜二階〜
この階は一階に比べてやや狭いが
4つ程の個室があり、それぞれの部屋にはテレビ、パソコン、ゲーム機そして中央の部屋にはマンガ、ライトノベルなどの様々な本が入ってる棚の部屋がある。
「…………って単なるネカフェじゃねぇかー!!!!!!」
思わずツッコんでしまった。
造ったのは自分だし今更どうこうは言わないしネットカフェ風の方が落ち着くからいいか。
〜三階〜
この階はどの階に比べても狭く、
タンスや宝箱や収納箱が沢山ある。どうやら物置小屋らしい。
これで一通り見たてきたが
シンプル過ぎたな……まぁ後で付け加わえよう。
にしても夢にしてはリアル過ぎるな………。
* ○ ○ 。 ● * ○ 。* ○ ○ ○ 。 ● *
あれから三時間ぐらい寝てしまった。
日頃の疲れのせいなのか……
まぁ……無理もないか。
元ブラック企業の社蓄だったからな。
…………………それにしても、
ここはどこなんだろうか
さっき顔を叩いてみたが頬がじんじん痛む……やっぱり夢じゃねーのか、
そう考えるとここはさっき言われた通り異次元で転生されたということか…。
ライトノベルやアニメなんかでよくあるが大体は勇者、魔王、スライムが支流だが、
『ビルダー』なんてマイナーだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そもそも知っている人がいるかどうか危うい程のサブポジなのに。
でもいつも地味で空気な童貞にはピッタリかもな…。