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非道中学校  作者: 月野 ひかり
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冷たい部員

11月から吹奏楽部に参加する様になった。

最初から部員はみんな冷たい対応だった。

中には、話をする時すら目も合わせてくれない同級生N。

数々の嫌がらせは…全てNが関わっていた。


部の活動がまだ掴めないので誰かに聞くしかない。

誰も教えてくれない。聞ける雰囲気じゃない。


ある日…ポツンと一人になった。


部の清掃の時や外部合同演奏練習の時。

顧問も知らん顔していてどうしていいか不安だった。


それでも担当楽器を任されて嬉しかった!

頑張って練習して…一生懸命練習して…

一ヶ月で吹ける様になった!

外部の楽器担当の先生にも素質があると褒められて

もっと頑張りたいと思って練習した。


いつもほぼ一人で…


途中入部の為、みんなと演奏がまだ出来ないからと

顧問に、音楽室の隣の教室で一人練習をする様に言われた。

そこは吹奏楽部の部室として使われていて皆の荷物置場だった。


そこで練習をする様になってすぐに

部員のウインドブレーカーが紛失した!と騒ぎになった。

同級生Nの物だ。

部室にあったはずだと家に顧問から電話があった。

間違えて持ち帰っていないか?と聞かれた。


同級生Nが顧問に「○○さんじゃないか?」と持ち掛けたのだ。


その後も部員の手紙が無くなった!

部員のお弁当箱が無くなった!イタズラ書きがある!

幾つものトラブルで話題が出ると皆の目線が刺さる。


疑われている…

顧問もトラブルの度に聞いてくる…


そんなトラブルが続く中で変わらず一人部室で練習をさせられた。

自分を疑うならどうして部室に一人で居させるのか?

疑問に思い 「部室ではなく他の場所で練習したいです」

と伝えるも他に場所はないと言われ仕方なく部室で練習。

でもこれ以上疑われたくないからドアは開けておいた。


それでも負けたくない!

体調が不安定ながらもクラス担任であり部活顧問でもある

先生に相談しながら学校をお休みしがちでも部活は

出れる時には出ていた。

「無理せずに出れる時に参加でも構わないですよ!」

の言葉を信じて安心して参加していた。


その影で、吹奏楽部員達が不満を顧問に出していた。

「学校は休んだりするのに部活は出るってありですか?」

「様々な紛失事件は○○さんですよ!」

「○○さんが来る前は吹奏楽は平和だった」

「どうして○○さんだけ特別扱いなんですか?」

「入部一ヶ月ちょっとでコンクールに出れるんですか?」


相当な妬みが部員全体の阻害行為になって行った。


ある日の部活休憩の時、同級生数人で居ると

同級生Nがやって来て…こう言った。

「最近さぁ~、物が無くなったり多くない?」

チラッとこっちを見ながら…

「部室にカメラでも仕掛けて置いたら良くない?」

わざとらしくこっちを見ながら笑う。

「そうだね~!!それいいかも!」と他部員も賛同する。


それでも部活はなるべく休まず朝練も頑張り参加していた。


吹奏楽部での活動では…顧問も部員も全体が冷たい対応で

気持ちを強く保っのに必死だった。


卓球部で体罰があり部活を変えて頑張る!!

そう決めたから…弱音を吐かず頑張る!

嫌なことあっても暴力を受けるよりマシだ!

頑張らなきゃ!…でも…私が何したんだろう?…何もしていない。

皆…何なんだろう?









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