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非道中学校  作者: 月野 ひかり
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校長の対応

校長が対応してくれたのは…体罰や犯人扱いがあり完全不登校になってから5か月後の2年生になった頃だった。


もう、どうしようもない位どうにも出来なくなってから…やっと。

校長が学校の不祥事として全ての責任を認めた。


体罰から…1年間…ずっと学校の非道さ理不尽さ不合理と戦ってきて…やっと・・・。

この学校で初めてまともな話が出来る人と出会った様な気がした。

でも・・・もう遅い・・・。


校長は今まで体罰や犯人扱いのトラブルの事を知っていて自分は出て来ないで教頭に全て任せていたのだと思っていた。無責任な校長だと・・・。


しかし・・・校長は今になった理由を・・こう話してきた。

「○○さん入学時期と同じくその年に初めて校長としてこの学校に赴任してきました。

初めての校長職でこの学校での校長としての体制が整っていない中で、教員達が結束し勝手な行動もしばしある中・・・この1年でやっと校長としてのこの学校の体制が整って来ました。体罰も犯人扱い等の部活でのトラブルも全く話が私の所まで報告がなく・・・。これも言い訳でしかありません!本当に申し訳ありません!」


そうですね・・・言い訳になりますね。

もう、本人は・・ボロボロです・・。



「○○さんの事は卒業まで・・いや卒業してもしっかり考えさせて頂きます。」

「できる限りの対応を校長としてさせて頂きます」

と言ってくれたが・・・

いくら校長が不祥事を認めて対応をしてくれると言っても…もう遅い。

ここまで生徒にダメージを与えておいて…勝手な噂が広まっている中どう対処するのか?


今後の学校での対応として・・・

無理には学校に登校させず・・本人の回復を第一に考える。

不登校ではあるが・・卒業や進路は校長が責任を持って行う事を約束。

今ある問題を出来るだけ改善し抑えられる様努力する。

関わった教師の指導と教育。

学校体制の見直し改善。

そんな話し合いを卒業まで月に1度のペースで話し合いを進めてきた。


学校の問題は沢山ある・・・。

校長が学校の不祥事を認めたなら・・全校生徒に体罰や犯人扱い等あったことを認め公表すること。

1番最初にお願いをした。

そこで、全校集会で校長が話をすることとなった。

確かな内容にして貰うため・・・校長が作成したものを確認させてもらった。

すると・・・具体的な内容が全く入っておらず、無駄に公表をするかの内容だった。

聞く生徒によっては誤解が生じそうな気がした。それじゃ今までと同じ。

その文章にこちらの作成した文章を入れて貰った。


「皆さんは1学期の終業式と2学期の始業式で話したことを覚えていますか? 1学期の終業式では「皆さんの周りには個々により原因は違いますが、学校に来ることが出来ない友達がいます。皆さんはそんな友達に対してどう思っていますか?<何で登校しないんだろう?>とか<何かあったのかな?>とかきっと何か感じるはずです。でも何かを感じていても、登校できない友達の為に何かアクションを起こた人は居るでしょうか?この夏休みは良い機会だと思います。ぜひ、登校できない友達に何かしらアクションを起こして下さい。中には友達と一切関わり合いを持ちたくないという人もいるでしょう。友達に誘われたら登校しようと考えている人もいるかもしれません・・・・」と言う話をしました。

さて、不登校には怠情・友人関係・学習について・家庭内の問題等様々な原因がありますが。


現在2年生に在籍している。女子生徒は中学校に入学し、卓球部に所属していましたが、活動中に靴下を履いていなかったことで顧問から叱責をうけ、足を蹴られた事がありました。学校において絶対にあってはならないことです。その後、何回か部活動にも参加していたのですが、どうしても顧問の方針についていけず、吹奏楽部に転部しました。初めての楽器を手にすることで緊張もあったでしょうが、彼女なりに努力をしていたはずです。ある日、活動場所で一人黙々と練習をしていたのですが、その場所で身に覚えのないことから事件が起き、彼女が疑われました。もちろん本人は否定していますし、確固たる証拠もありませんでした。その後、また彼女が活動場所で練習をしていると3年生が持ってきていた携帯電話をその活動場所に置いていたのですが、その携帯からイタズラメールが発信されていたことがわかり、またしても彼女が疑われたのです。

もちろんこの時も彼女は否定しています。確固たる証拠もなしに人を疑ったり、当人に対して言うことは出来ないはずです。一度彼女が疑われたのなら、同じ活動場所にまた、一人だけで練習させておかなければ二度目の疑惑は起こらなかったはずです。それよりも、何か理由があって顧問の許可を得ていたのかどうかはわかりませんが、携帯電話を部活動に持参さえしなければこのような事は起きなかったはずです。

そのために現在改めて校則の見直しを生徒指導部会を中心に行っているところです。

この生徒においては、学校が不登校にしてしまったと言っても過言ではありません。

様々な一連の件により、彼女の頑張れる場所を奪ってしまったということです。

心身ともに多大に傷つけてしまい学校としては誠に申し訳なく思っています。


先ほども話したように不登校と言っても様々な要因や原因があります。登校できない友達を一緒くたんに考えない様にしてください。

今、学校には400人以上の生徒と教職員が生活しています。「十人十色」という言葉を知っていますか?10人居れば10人分の性格や考えがあるということです。学校生活において一人ひとりの気持ちを尊重し、行動をしていくことが大切です。教師、生徒ともに良く考えこれからの行動をしてほしいと思います。」



これをある日の全校集会で話をしたという。

本当にしたのか??こちらが居ないことをいいことに・・してないのでは?と考えてしまう。


ある生徒にこの日の事を確認すると・・・確かに話があったと言っていた。

しかし・・・底意地悪い生徒には通用しない。

吹奏楽部生徒中心に・・・反発や自分達は悪くないといった言動や態度があったという。

クラスでは・・この校長の話を聞いてのその日の感想を書く場では・・・

関連していない同じクラスの生徒は・・「○○さんに何かできる事があればしたいです」といった感想を書く中で、吹奏楽部の4名は・・・白紙で何もなかったとクラス担任は話していた。

吹奏楽顧問が反省していないのに部員が反省するわけがない。そう思った。


校長も、事件から時間が経ってしまい個人指導は難しいという。

どうして?また悔しさが押し寄せてくる。

納得いかなかった。


集団生活で1度汚名を着せられたら挽回は難しい。

疑われるようなこともしていない。ただ顧問の指示でそこで練習していただけなのに・・・。







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