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非道中学校  作者: 月野 ひかり
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犯人扱いから…すっかり痩せ細ってしまった。

今誰かに会っても、きっと自分だと分からないだろう。

当時の犯人扱いの後…自分がどうしていたのか記憶が曖昧だ。

何ヵ月も部屋でたった一人で過ごして居たことは覚えてる。

孤独感だけが重かった…ただそれだけ。


何かをしたいと思わなかった…

お腹も空くけど…食べたいと思わなかった。

だけど、母が「食べて」と泣くから…食べた。少しだけ。

弟が何度も心配して部屋を覗きにきた…何ヵ月も話していない。

気付いたら何だか身体が…不快。

お風呂に入らなきゃ。…足元がふらつく。

浴槽に座ったら…立てなくて身体にも力が入らない…目の前真っ白。

「たすけて!」

声がなかなかでなかった…母が助けに来てくれた。

救急車を呼ぼうとしてる。大丈夫!少し横になれば…。

それからは、浴槽に入れなくなった。シャワーだけ。


後で母から…何をするか分からないから心配で

部屋からハサミやカッターを隠し、包丁も全て隠したと聞いた。

知らなかったけど…大丈夫だよ。何もしないよ。

何もしたいと思わなかった。


ある日…可愛がっていたハムスターが亡くなってしまった。

2年3か月…辛い時も癒してくれた。大好きな家族。

みんな泣いている。…悲しいはずなのに…涙が出ない。

ただ…呆然としているしか出来なかった。

「ありがとう」それだけ心で思ってた。


それからは、少しづつ自分でもこのままじゃいけないと思って病院にも言って体調を自分で治したくて頑張った。

だけど、身体が…思う様にならない。


テレビを見ても何も面白くない。

何を聞いても…どうでもいい。

感動的だと家族は言うが…何とも思わない。


母が言う…もう何年も笑顔や笑い声聞いてない…と。

そうなの?自分で分かってない?

弟が言う…いつも無表情だと…。

でも…これが今の私だから。





中学校に通う前は明るくてよく笑う子だった。

この状態を…みんな知らない。

学校関係者は…こんな生徒を見て何を感じるのだろうか?

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