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第八十の話  Let`s Rock!<前編>

かっちょいいの書いてみたかったんですよねぇ〜♪



〜龍二視点〜



【ズルズルズルズル・・・】

「・・・ゴチ。」

【ドン】


ふ〜・・・家の縁側でのんびりラーメンを食うってのも悪くねぇな。


あ、因みにこれ天高のラーメンな。こっそり食堂のおばちゃんからレシピもらった。あそこのおばちゃんと俺はダチだ。


『・・・貴様、ホントその食物が好きなのだな。』

「俺にとって車で言うところのガソリンだ。」

『?車?ガソリン?』

「あ、知らないならいいぜ。」


無いんかい車。お前の世界に。


『・・・ところでリュウジよ。いつになったら特訓を始めるのだ。』

「は?」

『・・・・・・・・・貴様、忘れてないか?』

「何を?」

『・・・完璧に忘れているではないか。』

「?」


何の話だよ何の。


『前に言ったはずだ。特訓すれば雷を操れるようになると。』

「あ、そだっけ?」

『・・・貴様、頭の片隅にも置いてないではないか。』

「だって興味ねぇし。」

『うぉい!?』


一々ツッコむなっての。


『・・・貴様、雷を自由に操りたくはないか?』

「ないね。氣で十分だ。」

『・・・さらに強くなれるぞ?』

「強いとか弱いとか興味ない。」

『・・・それでいいのか?』

「毎日のんべんだらり過ごせたらそれでいいさ。」


それが俺の生きる道。


『・・・・・・・・・・・・・・。』


?いきなり無言になった。


『・・・・・・特訓・・・しないのか?』



・・・・・・・・。




まったく・・・。




「・・・ま、減るもんじゃねぇし別にいいか。」

『よし、ならさっそくやるぞ!!』


急に元気になった。



要は特訓して欲しいんだろ?何故かは知らんがな。



・・・でも特訓ねぇ・・・一人でやるのはおもしろくない・・・


・・・・・・・・・・・・・・・




よし。




「エル、ちょっと待ってな。」

『?』


とりあえずケータイで、と。ピッピッピってな。


「・・・・・・・・・・あ、もしもし久美?俺だよ俺。オレオレ詐欺。うん切ろうとしたら殺す。でさぁ、ちょっと頼みがあんだけど・・・・(説明中)・・・・オーケー?よし、サンキュ。じゃ後で。」

【ピッ】


さて、次はっと・・・



和室へGO。







〜で、一時間後 学校のグラウンド〜



【ビュウウウウウウウゥゥゥゥゥ・・・】


西部劇かっつーのこの風。


はいいきなり来ました学校のグラウンド。急な展開とかそんなのなし。大体一々そんなこと説明してたら時間無くなるっちゅーねん。


『・・・・・・・・・・・・・・・・。』


で、この場にいるのは・・・


俺、

エル、

アルス、

クルル、

フィフィ、

久美、

リリアン、

香苗、

ロウ兄弟、

美紀美香姉妹、

雅、

スティル、

涼子さん、

花鈴、

恭田、


と、こんな面子勢ぞろい。


いやね、一部の奴らっつーか久美とリリアンと香苗とロウ兄弟と雅とスティル呼んだからいるのはわかるよ?


「で?涼子さんと花鈴と双子香苗と安物オマケは何でここにいんだ?」


この五人呼んでないんだが。


「あらあら、私達来ちゃダメだった?」

「別に?」

「何かおもしろそうだから来ちゃったし。」

「同じくー!」「・・・。」

「つーか誰が安物オマケだコラ!!」


うっせぇなぁ影薄が。


ま、そんなこたぁどうだっていいや。


「じゃ、今回集まってもらったのは・・・一部の奴らはわかってるよな?





第一回、何か特訓でもしよっかあ〜ダリィ血まみれ大会開催〜ドンパフ〜。」

『何だそのやる気ないのかエグいのかわからん名前は。』


はいエルのツッコミ無視。


「え・・・特訓?」

「何何?」

「??」


あ、アルスらに説明してなかった。


そういや昼寝のところをエルボードロップで起こしてから出かけるぞーって言っただけだったな。強引に連れ出してやったんだ。


「あ〜、エルがさ、何か特訓してくれーってうるそうて。」

『余計なこと言うなバカ。』


はいはい。


「で、ただ剣振るだけじゃおもしろくないからとりあえずバトロワ(バトルロワイヤルの略)的な感じで特訓しようぜーってことにぁ。そんで皆に集まってもらったオーケー?」


ノリで親指を上へ突き出す。


「え・・・っと、オ、オーケー?」


戸惑った感じで親指を突き返すアルス。つーか聞くな。


まぁ特訓っつっても・・・・・・・・・・・・




暇つぶし♪


「・・・で?具体的にどうするんだ?」


雅が聞いてきた・・・そりゃ決まってんじゃんよ。


「おうよ。この大会の主役は俺・・・つーかエルだ。」

「うん。」

「で、エルの所持者は俺だ。」

「うん。」

「つーわけで、俺対お前らって形に。」

「うん。



・・・・・・は?」


雅、いい感じに目が点。


「・・・マジか?」

「大マジだ。」

「・・・。」


だぁかぁらぁ、何で目が点になるかなぁ雅よ。つーか何だ。久美と香苗まで目が点になってんじゃん。


「り、リュウジさん。それはいくらなんでもちょっと・・・。」

「そうそう!集団いじめみたいなものじゃないの。」


アルスとクルルが抗議するが、そんなこと気にしてたら人生やっていけねっつの。


つーか何だ。明らか焦った顔してんじゃん。何故だ。


「・・・本当に・・・やるの?」

「もち。」

「・・・・・・・。」


何かリリアン考え込んだ。


「・・・わかった。」

「ちょ、リリアン!?」


話分かるじゃんリリアン。


「アルス・・・ここは見せ場だから・・・。」

「は?」


見せ場・・・とな?


「私が・・・龍二に勝てば・・・・・・・・・////////。」


何でそこで顔赤くすんのかね?


「・・・勝てば、何なんですか・・・。」

「・・・あ、そゆことか。」

「?」


フィフィが何かわかった様子。


「アルスクルル、耳貸して。」

「?うん。」

「何?」



「ごにょごにょごにょごにょごにょごにょ・・・。」

「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・







リュウ(くん)ジさん勝負うううう!!!!」


おおっと、何故かいきなりやる気マンマンだーい。


「なぁフィフィ、二人に何吹き込んだ?」

「えへへ、ナイショ♪」


ちっこい人差し指で口元を抑える小悪魔妖精・・・って言えば可愛く写るが、何ツーかムカつくわ〜。


「俺らは見物しとくよ。死にたくねぇしな。」

「あ、あたしは・・・今回ばっかりは自信がない・・・。」

「私も無理〜。」

「アタシも見とくかな。」

「じゃ私達は揃ってそこのベンチの上で応援しときますか?」

「はーい!」「【コクリ】」

「俺も「アンタは行け。」ええええええ!!??」


花鈴に言われて影薄絶叫。雅達からベンチ追いやられた。


「な、何でだよおおおおおお!!??」

「黙れはよこっち来いや。」

「・・・グスン。」


あ、泣いた。


「おいスティルとロウ兄弟も来い。」

「は、はい・・・。」

「「魔王様!お守りします!!」」

「頑張ってね〜!」


お前もなクルル。


「さて・・・。」


そんじゃフィールド準備しますかね。


「・・・出て来いライター。」


【ブン】

『・・・何故呼ぶ俺を。』


背後から黒い穴が現れ、そこから黒装束の変態が出てきた。


『変態ちゃうわ!!』

「じゃ顔見せろ。」

『・・・それはダメだ・・・。』


あ、そ。つーか見たないわ。


『・・・で?何の用だ?』

「悪いけどこないだみたいな結界張ってくんねぇか?」

『・・・マジ?』

「マジだ。」

『え〜あれしんどいのに〜。』

「切るぞ。」

『喜んで張らせてもらいます!!』


弱。


『・・・・・・・・・・・てい!!』


ブゥン、と音が出ると、学校のグラウンド全体を包み込むように黒い結界が現れた。


『・・・説明。この結界の中から外には音は出ない。で、この結界の中で死んだ場合、場外といった感じでボンと消える。結界が無くなれば元通りだから、好きなだけ暴れても結構。ただし、ダメージはそのまんまだからな。以上。』


う〜ん、都合のいい結界だ相変わらず。まぁコメディーだしな。


「・・・つまり本気でいってもいいってことですね。」

「龍二・・・本気を出さないと勝てない相手・・・。」


あらまぁ気合十分ねぇアルスリリアン。


「よ〜っし!絶対勝つよ〜!」

「「頑張ります!!」」


クルル達も気合十分。


「・・・何故私まで・・・。」

「ドンマイ。」


スティルやる気ゼロ。フィフィよくわからん。


「・・・よし、逃げ回ろう。」


すでに臆病風に吹かれている影薄。


「死ぬなよー!」

「頑張ってねー!」

「ファイトー!」

「リリアン負けるなー!」

「カルマケルマー!頑張れー!」

「・・・ガンバ。」

「あらあら♪」


その他外野ども。


『リュウジ、やるからには本気でいけ。』

「へいへい。」


つっても本気はまだ出さないけどな。


『そんじゃ、ルールは時間制限なし、死んだら負け!』


何かちゃっかりライター仕切ってるし。


『では、特訓もとい死合・・・。』


ライター、漢字違うくね?







『・・・開始!!!』


【チャキ!】


連中の得物。


アルス、聖剣

クルル、黒剣

ロウ兄弟、素手

リリアン、戦斧せんふ

スティル、白い杖

フィフィ、素手

恭田、木の棒


対して・・・


俺、エルフィアン←(まだ鞘入り)



う〜む、人それぞれ。


『リュウジよ、私の使い方はわかるな?』

「ああ、事前に教えてもらったからな。まだやってねぇけど。」


ここに来る前、エルからあることを教わった。


こいつの力は雷・・・で、それを自在に操るにはやっぱ氣の力が必要だとか。並大抵の奴じゃ使えないってわけね。


『まずはイメージしろ・・・。』

「はいはい。」


イメージね、イメージ。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・







・・・お?何か体中から氣が湧き上がってくるような。


「いきますよリュウジさん!」


人がイメージしてるところをアルスの奴が突っ込んできた。


で、俺はまだ額に右拳を当てながら棒立ち中・・・エルも腰の鞘に収まっている状態。



ところがどっこい・・・


『・・・来たな。』




エルの銀色の部分から光が漏れ出してきた。




『・・・放て、リュウジ!』


言われなくとも・・・


「飛べ、いかずちの矢。『ライトニングアロー』」



【ヂヂヂヂヂ・・・バヂィ!!!】



「「「!??」」」


お〜何かエルから雷が飛び出してきやがった。


「あぶな!」

【バッ!】


さすがアルス、よけやがった。




【ズバアアアアアアアアアアアアアアン!!!!】

「チョモランマあああああああああああああああああああああ!!!????」











で、見事に恭田に命中。一際大きく輝いて、そして星となった。










【ヂヂヂヂ・・・】


光が収まると、そこにはまだ電流を迸らせながら真っ黒こげになった恭田が。


「・・・・・・・・・・・俺、こんなんばっか・・・ぐふ。」

【パタリ】


あ、死んだ。


【ヒュン】


あ、消えた。


『はい恭田脱落。』


ライター、無機質だなぁ声。何の感情もこもってねぇよ。


「あ、あぶなかった〜・・・。」

「・・・龍二・・・新技・・・。」

「えう・・・。」

「・・・。」

「「・・・。」」


う〜ん、皆して呆然だな。




「さて、と・・・。」


ウォーミングアップ終了ってとこで。


【カチャ】


首のヘッドフォンを頭に付け・・・







「・・・いっちょ派手にいくか!」

『いざ!!』




ポケットの中のiポッドのスイッチをいれ、気合入れる時にいつもかけるロックを流した。












『・・・戦闘描写ってむずいね。』


それはあとがきで言えライター。


続きます・・・戦闘描写むずい・・・(二回目)。

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