第七十八の話 ペチペチニョ〜ンホッペの刑♪
まず最初に・・・
えっと卒業パーティーが昨日ありまして、更新遅れました。すいません。
〜龍二視点〜
これを器に移してっと・・・その上にチーズとパン粉を・・・。
さて、後はこれをオーブントースターに・・・・・・・・よしこれで夕食はオッケー。
出来上がるまでリビングでのんびり過ごすとするか。
「う〜し、何見るかな〜っと♪」
『私は先ほど録画した昼ドラが見たいのだが。』
「冗談、昨日録画しといたお笑い番組だろ。さっきジャンケンで負けたのはどこのどいつだ。」
『く・・・まぁいい。今回は貴様に譲ってやる。』
「おうよ。」
ちゃっかり馴染んでいるのかテーブルの上に横たわってるっつーか置かれてるエル(鞘付き)は、どうやら昼ドラが好きなんだと。俺はお笑い。
しっかし剣ってのは不便だねぇ・・・“刃物”だからジャンケンでグー出せば勝てるし。
あ?卑怯?ジャンケンは手使ってナンボだろーが。こいつ手無ぇからずっと刃物だし。
あ、訂正。ジャンケンのみならず勝負は勝ってナンボ。
『・・・ところで、あれ口で言ってはダメなのか・・・?』
「ダメ。」
『ならこれからも勝ち目ないではないか!!』
「そこを狙っている。」
『・・・貴様は最低だ・・・。』
エルの周囲だけ暗くなった。
「さ、もうちょいでメシだしあいつら起こすか。」
のんきに昼寝中なんだよなぁあいつら・・・ま、寝る子は育つって言うけどな。
【シュー】
「おーい。」
奴らが寝ている和室の襖を開けた。
「・・・。」
だが・・・そこには何と・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
はい説明。
『YO!皆元気かい!?何か龍二がどう言ったらいいのかわかんないそうだから俺が説明する・ZE!おぉっと、俺の名前は聞いちゃいけないYO!気ニシナーイさ!
さて、龍二が襖を開けるとそこには!!』
「スー・・・スー・・・。」
「クィー・・・Zzz。」
「ムニャ・・・ピー。」
『OH!こりゃまいった!上からアルス、クルル、フィフィと三人娘が物凄く気持ちよさそうに眠ってるじゃない・KA!
何ともまぁキレイな寝顔!可愛すぎるぜ!
しかも!アルスなんてTシャツと半ズボンが少しずれてヘソ丸出しだぁ!一般男子はK.O間違いなしアルねー!!
クルルきわどい!スカートめくれそうできわどいぜー!!男子鼻血ブー!!
フィフィなんてまるで体を抱きかかえるかのように寝ちゃってモー!!かわゆい!!
んもー無邪気無防備あどけない!!天使のような寝顔をした美少女が三人も!!皆も想像してみなベイベえええええええ!!!!』
はいお疲れ、うっさいから消えろ。
『What!?』
【シュピィン】←切り上げ
『Noooooooooooooooooooooo!!!???』
【キィン!】←エルしまう
「よし。」
『・・・今何を切ったのだ貴様?』
「気ニシナーイ。」
ついでにさっきのやかましいのがどこにいたかは秘密。切った理由は何かいろいろ危ない気がしたから。
一まずエルを襖に立てかけてっと。
「おいアルス。」
「スー・・・。」
・・・気持ちよさそうに寝やがって・・・
「っておいおい、ヘソ出てるじゃねぇか。腹壊すぞ。」
服とズボンを整えてからめくれた毛布をそっと元の位置にかけてやる。
『いやかけてどうする。起こさぬか。』
「あ、そうそう。」
うぅむ、いつもの癖が。
『・・・つーか貴様、服戻すのに躊躇いゼロだったな。』
「?何の話だ?」
『・・・普通ここは顔を赤くするべきシーンなのでは・・・。』
「は?」
『いや、やっぱいい・・・こいつはホントに欲無さ過ぎだ。』
最後のセリフよくわからん。
「アルス。」
【ユサユサ】
揺らしてみた。
「ん〜ん〜・・・。」
若干顔しかめて寝返りを打つアルス。
「・・・。」
ムカッ。
「この野郎。」
【ムニョ】
「む・・・。」
ホッペタにょ〜ん♪
「そら。」
【ぺチン】
「はぷっ!・・・んむぅ。」
「・・・。」
あ、おもしろ。
【ニュ、ペチン】
「うにゅ。」
【ニュ、ペチン】
「あう。」
【ニュ、ペチン】
「きゅ。」
〜しばらく続いた〜
「・・・みぅ・・・。」
あ、毛布に潜り込んだ。
にしても見事にホッペ真っ赤っか・・・愉快愉快♪
『笑みが黒いぞ貴様・・・。』
うん知ってる。よく言われるから。
さ、次々。クルル行こ。
「クー・・・。」
まぁまぁ口開けちゃって・・・ほらほら涎涎。枕濡れてるって。スカートもめくれちゃってはしたない。
「んにゅ・・・リュ・・・。」
?
「リュウく〜ん・・・うにゅ〜♪」
人の名前呼びながら嬉しそうな顔すな。
「クルル、起きろ。」
アルス同様、揺らしてみる・・・。
「にゅ〜・・・リュウくんだっこ〜・・・。」
「もうそんな年じゃないだろお前。」
やっぱ起きんなこいつ・・・しゃーねぇ。
「そぉれ。」
【ニュ〜・・・】
「っと。」
【ぺチン】
「ぴぅ!・・・・・・・・クー。」
やっぱホッペじゃ効果無しか・・・
じゃ遠慮なく遊んでやろうかな♪
「よいしょ。」
【ニュ〜・・・ペチン】
「おいしょ。」
【ニュ〜・・・・・・ペチン】
「どっこいしょ。」
【ニュ〜・・・・・・・・・ペチン】
〜三分後〜
「・・・むゅ・・・。」
さて、こいつもいい感じに真っ赤になったところで。
じゃ次フィフィ。何かおもしろくなってきたかも♪
「クピー・・・。」
うむぅ、世にも奇妙な可愛い寝息たてやがってこいつめ。俺が小動物好きと理解した上での作戦か。だが俺は屈せんぞ。
「ほれフィフィ。」
【プニプニ】
フィフィは小さいから小指でホッペをつつく。
「ぷぅ・・・ムニャ。」
ホッペから空気出た音出したな今。ちっちぇえ音。
「・・・。」
【ニュ】
「うにゅにゅにゅにゅにゅ・・・。」
おぉ、こいつも伸びるなホッペ(ちなみに抓んだ感じで引っ張っている)。
【ペチン】
「にゅ!?」
あ、起きたか?
「・・・・・・・クピー。」
はい爆睡。
ならば貴様も・・・ペチペチニョ〜ンホッペの刑だ!
【ニュ クリンクリン ビョーンビョーン ペチン】
「ふぴゅ!?」
〜三分後〜
「・・・・・・クピー・・・。」
はいサクランボの出来上がり♪
『・・・タチ悪いな貴様。』
「まぁな。」
『認めるな。』
あ〜おもろかった♪
『結局遊んだだけか。』
「おうよ。想像以上に楽しかった。」
『ホントタチ悪い・・・。』
【チーン♪】
あ、メシ出来たみたいだ。テレビ見てねえし。
まぁ楽しめたしいっか♪
「さて、と。」
エルをリビングのテーブルに置いてからキッチンへ行き、オーブントースターから出来上がった料理を取り出す。
今日はグラタンとスパゲッティを合体させたもの、『グラスパ』。表面から香ばしく焼けたチーズの香りを漂わせ、中のホワイトソースが野菜と肉とスパゲッティにうまい具合に絡み合った絶妙な風味が魅力的。サクサクした歯ごたえのある表面と一緒に熱々のうちにどうぞ。
腹すかした奴向けに解説してみた。どっかの真似で。
で、これにコンソメスープ付けて・・・はい夕食出来上がり。
「んで最後に・・・。」
台所に垂れ下がっている紐・・・懐かしいねぇ(第十九の話参照)。
「・・・発射!!」
【ガン!】
【ズドオオオオオオオオオオオン!!!!】
大・爆・発♪
『・・・・・・・・・・。』
エル、沈黙。
【シュー】
「「「・・・ケホ。」」」
襖が開いたと思ったら目覚めた三人娘がいい感じに黒くなって出てきた。ついでに口から煙出てます。
「おう、お前らおはよー。」
「「「・・・おはよーございます・・・。」」」
ツッコむ力すらないようだ。
和室で何が起こったかはご自由に想像してみ。
「リュウジさん・・・あれは勘弁してください・・・。」
「あれって何かしらん?」
「・・・・・・・やっぱもういいです。」
あ、そ。
「ほらメシだメシ。さっさと目ぇ覚まして食え。」
「「はい・・・。」」
「はぁい♪」
クルルいち早く復活しました。
「・・・ところでリュウジさん。」
「何だ。」
「・・・頬が何故か痛いんです。」
「あ、私も。」
「私も〜。痛い。」
ちょっと頬押さえて涙目。あ、まだホッペ真っ赤。
「・・・・・・・・・・・。」
「「「・・・・・・・・・・・・。」」」
『・・・・・・・・・・・。』
「はいいただきま〜す♪」
「話反らないでください!絶対あなた何かしたでしょう!?」
「うむ、いい感じに焼けてるな。」
「リュウジさああああああああん!!」
「いただきま〜す♪」
「魔王ーーーーー!!!」
「アルス、落ち着いて。冷静冷静。」
『・・・私はもう知らんぞ。』
〜教訓〜
やめろと言われてもおもしろいことはやっぱやめれません。
はいとゆーわけで三人の寝顔・・・とゆーか龍二のイタズラの話でした。書いてて恥ずかしいと思った俺です。
ネタは・・・まぁ、近所の子犬が可愛い寝顔をしてたから無償にこんなの書きたくなっちゃいました♪
因みにあのDJ風なナレーションは自分で書いててこう思いました。
『うざ。』