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第七十七の話 影薄の底力!無駄な足掻き

初!影薄視点!



〜???視点〜



フフフフフ・・・ハーッハッハッハッハッハ!


ついに・・・ついにこの日が来た!


『あれ?誰だっけ?』


・・・・・・・・・・・・・・待てやあああああああああああ!!!!


『あ?』


テメェ作者だろ!?作者が登場人物の名前忘れんじゃねえよ!


『何で?』


何でじゃねえ!“〜???視点〜”ってなってんじゃねえか!!


『だって誰か知らんし』


俺だよ俺!佐久間 恭田!


『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あ!そだそだ思い出した』


思い出すの時間かけすぎだ!?


『で?何してたんだっけお前?』


何してた、じゃねえよ・・・始まりは龍二とクルルちゃんのキャッチボールというかそれ超えた死合に巻き込まれ、病院に搬送されてから何か変な見舞い品ばっか・・・


盆栽やらニンニクやらマシンガンやら硫酸やら土やらアンパンマンの首にバファ○ンに遺書セット、唯一まともなのはフルーツ盛り合わせだったんだぞ。


『はいはい』


数日後なんてなぁ・・・爆弾だぞ爆弾。おかげで入院生活長引いちまったんだ。


『よう生きてたなぁおい』


しかもよぉ・・・マグロ!そう、マグロで臓器破裂したんだぞ!?


『マグロいいじゃん』


クソ重たいの二匹も体に乗っかったら潰れるっつーの!しかもボイスレコーダーにマグナム銃お見舞い品に渡されて・・・もう人生いやになったから死んでやろうとしたら・・・


『不発?』


・・・グスン・・・その後はメンタル面でも異常が発覚して隔離病棟行き、面会謝絶。

移されてから最初のお見舞い品として花束から何やらいただいたけど、中には嫌がらせしか思えないのも混じってたし。


『失礼なこと言うな』


で、キレイな女の人が写った写真が送られてきて見て一気に回復力が向上したんだよ。


『単純』


・・・で、その後お見舞い品のフルーツ食って生死の境をさ迷う羽目に逆戻り。


『何か品種改良してやばいの混じってるって言ってたしな』


・・・しかもよぉ・・・見舞い品持ってきた人でまともに名前覚えてくれてる人ごく一握りだったんだぞ!?一握りだぞ一握り!!そんでもって“狂人”とか言われたし!!


『合ってんじゃん』


黙れこの野郎!!!


・・・そんな中、誰かの声が聞こえたんだ。

『聞こえるか恭田!オレはお前の親友だー!!』

と。それで看護婦さんにその声の主に宛てて手紙を書いてもらったんだ・・・指先だけで文字を指定するのはしんどかったぞ。


『ドンマイ』


それ以外にも俺のこと、ちゃんと覚えててくれてる人がいたんだ・・・最初にフルーツ盛り合わせを送ってきてくれた人なんて、俺のことまともに呼んでくれたんだぞ・・・うぅ。


『泣くなバカ』


・・・・・・・・


まだあるぞ?『影が薄くったって、できる事はたくさんあるんだ!!』という手紙も・・・これ見た瞬間、俺生きる意欲わいてきたよ。


『余計なもん湧き上がらせやがって』


ひどくね!?


・・・でも本当の地獄はここからだ。


久しぶりに見舞い品が来て箱を開けてみると・・・


『?』


・・・爆弾的な。


『・・・・・・・』


それで何故か目と耳に異常が。


『エグ』


・・・極めつけがこれだ。


『?新聞?』


“病室爆発!爆破魔の仕業!?”


『・・・・・・・・・』


それから俺は別の病院へ搬送された。


『あれま〜・・・』


・・・だが奇跡が起きたのだ!


美人な先生が・・・俺を治してくださったのだ!!


『おぉ』


おまけに体も強化してくれたぜ!


『へぇ』


フフフフフ・・・これで・・・これで龍二の奴をおおおおおおおお!!


『ふぁ〜あ・・・』


・・・何で欠伸してんの作者?


『飽きてきた』


ひどくない!?


『飽きたもんは飽きたんだよ。黙っとけ』


・・・グスン。


とにかく・・・様々な応援の言葉を送ってくださった一部の皆様、本当に、本当にありがとう!!俺、頑張るよ!


『応援の言葉くれた人って大体お前と同じ立ち位置の人達ばっかだけどな』


・・・・・・・・・・・・・


よぉし・・・龍二、あいつはどこに・・・。


『あぁ、あいつなら今散歩中だぞ』


どこでだ?


『公園でだとよ。ま、せいぜい足掻けや』


・・・俺の扱いって一体・・・。


だが、今日こそ奴も終わりだ!次回は俺が主役となるのだぁ!!!


『バカ言ってんじゃねえよ。仮にテメェがあいつ倒したとしてもぜってぇにお前なんか主役にするわけがないだろが自覚せいやボケナス』


・・・泣いていい?


『さっさと行けば?』


チキショオオオオオオオオオオ!!!!







〜公園の生垣内〜



「〜〜♪〜〜♪」


【ガサガサ】

へへ、いたいた・・・。


『お前明らか不審人物だぞ。生垣から顔だけ出すなバカ』


気にしてらんねぇよそんなこと。


『・・・何で俺まで?』


せっかくだから付き合えよ作者。


『・・・ま、暇つぶしにはなるか』


・・・あ?何じゃありゃ。あいつ剣なんて持ってたか?


『色々あったんだよ』


まぁ、相手にとって不足はない。


こいつで、あいつの脳天をぶち抜いてやる・・・。


『石ころじゃんそれ。どうせいっちゅーの?』


俺が投げればただじゃ済まないぜぇ?・・・200キロの速さで投げつけられるのだ!


『ほぉ?』


しかも握力最強だぜぇ?人差し指と親指でリンゴ握りつぶせるんだからなぁ!この力さえあれば・・・今油断して向こう向いて歩いているあいつをやれる!


『じゃさっさと投げれば?』


言われなくとも・・・



龍二・・・・・・・積年の恨み、思い知れええええええええええ!!!!!!



【ブゥン!!】←時速二百キロの速さで飛んでいく石つぶて












【パシィ】←見向きもしないで普通に掌で受け止める龍二



・・・へ?



【ポイ】←軽く投げ返す




【ドゴオオオオン!!!】←恭田の背後の塀破壊


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


『はい終わり。ドンマイ』


な、な、な、何だよあれ・・・。


『あ、そうそう。さっきの石の速さを特殊な計測器で測ってみたんだけど』



『え〜・・・あいつの投げた石の速度






1200キロ』



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



はぁあああああああ!!??


『普通に手首をクイってやって投げ返しただけなんだけどねぇ』


いやいやいやいやいや!?それ普通に無理だろ!?どんだけ速いってんだ!?常識はずれ過ぎ!!


『それがこの小説の特徴だからな』


嘘ん!?


『HAHAHA、1000キロも上回ってんじゃお前に勝ち目ねぇわな。あ、ついでに言うとあいつは小指と薬指でリンゴ潰せるぞ』


・・・・・・・・・・。


『負け認めたら?永遠に勝てねえってお前じゃ』


・・・・う、う、う、うるせいやああああああああああああい!!!!!















「龍閃弾。」


【ズゴオオオオオオオオン!!!】


おぎょぶべば!?







〜龍二視点〜



『リュウジ、いきなりどうしたのだ?』

「いや、何かな。平和な散歩を邪魔するバカがいやがってよ。」


とりあえずエルに説明。さっきから何か生垣の方が騒がしいから龍閃弾かましちまったが・・・あ〜あ、見事に生垣吹き飛んじまって・・・


ま、うるさかったし、ちょうどいいか。


「さ、帰るか。」

『そうだな。』


帰って昨日録画したドラマ見ないといけんし。















深夜12時、恭田が全身真っ黒こげの状態で生垣の残骸の中から発見された。


因みに第一発見者はミミズだった(翌日近隣に住む住人に発見されたそうな)。



やっぱ影薄より龍二とかアルスとかの視点の方が楽ですね・・・情景描写少ないな〜。

あ、恭田の苦労とか詳しく知りたい方は感想をどうぞ♪


「・・・俺、何でこんな作品に出てるんだろぉなぁ。(泣)」

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