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第六十六の話 仲直りの後

前回の後書きで言っていたおまけ話です。


おまけ、というより後日談ですかね?

「アルス〜。」

「?何、フィフィ?」

「ほらこれ見てよ。珍しい花でしょ?」

「あ・・・ホントだ可愛い・・・。」

「これ何の花かなぁ・・・リュウジ〜?」

「んあ?」

「ねね、これ何の花?」

「?・・・俺じゃわからんな。花鈴とこ持ってってみろ。」

「え〜?使えない「久しぶりにキンチョール〜♪」はい、ありがたきアドバイスありがとうございました!行くわよアルス!(汗)」

「あ、待ってよフィフィ!」


まったく・・・。


「・・・ホント仲直りできてよかったね〜二人とも。」

「まぁな。」

『にゃ〜♪』


まぁ一日も経てば仲直りするだろな〜っとは思ってたけんな。


あ、現在俺とクルルは昼飯食った後のテーブル囲んでのんびりタ〜イム。ちゃっかり珠も俺の頭の上に乗っかってます。


「【ズズズ】・・・あ〜うめぇ。」

「だね。」


俺緑茶だけどお前ジュースだろーが。


「・・・ねぇリュウくん。」

「?何だ?」

「アルス達がいた場所にはどうやって辿り着いたの?」



「今聞くか?」

「うん、ちょっと気になって。」

「あ〜・・・・・・・・・・・うん、そうだな。



勘。」


「・・・・・・・へ?勘?」

「そ。」

「・・・でも、昨日アキちゃんから聞いた話だと、ここからあそこまでかなり入り組んでるって言ってたけど?」

「甘いなぁ相変わらず。俺は人生ほとんど勘で生きてんだよ。」

「はぁ・・・それってすごいね。」

「そうか?大したことねぇけど。」

『にゃ。』


高校の入学試験だって全部勘だったし、勉強の“べ”の字もしてねえし、テストだって全部勘でやってったら学年五位以内に入ってたし。嘘のようでマジな話。


?どっからか冷視線ビームが送られてきたような・・・ま、気ニシナーイ。


「あ、それとリュウくん。アルス達探してた人達ってマサさん達だけなの?」

「うんにゃ、まだいたぞ。」

「え、いたの?」

「おうよ。神楽さんに近藤さんに校長にクラスの奴ら全員にミッチェル夫妻に球の仲間達に。」

「う、うわぁ・・・考えてみたらすごい数だね。」

「まぁな。知人友人全員に連絡したし。」

「ホントに全員に連絡したんだぁ・・・。」

「今度お礼に茶菓子でも送っといてやっかな。」


クラスの奴らの一部の奴らは半分脅しで捜索させたがな。弱音握ってるのって素晴らしい。球の仲間達には球から伝えるよう頼んだからなぁ。クルルそこツッコミ入れねえんだな。


神楽さんはともかく、近藤さんて誰や?という奴は第十三の話に詳しく説明されてっから見れ。


「・・・でもリュウくんも探しに行きたかったでしょ?」

「そりゃな。」

「否定しないんだ。」

「俺は別に意地っ張りでもねぇしな。事実マジで外に出たかった。」


体も落ち着かなかったし。


「・・・えへへ♪」

「?何だよ気色悪い。」

「別に〜?ただやっぱリュウくんだなぁって♪」

「?」


何言ってんだかこいつは。




『皆さんこんにちは。午後のニュースをお伝えします。』


あ、テレビか。





『えぇ先日、千葉県天分町のはずれにあった倉庫街で大きな爆発があったと住民から連絡が入り、警察が駆けつけたところ、倉庫街は跡形もなく消え去っており、代わりに巨大なクレーターのような穴が開いていたということです。被害者は数十名の二十代男性、全員黒く焼け焦げた上に精神が激しく錯乱してると重体ですが、命に別状はないようです。調べによりますと、男性達は過去に麻薬の密売や希少動物の密輸なども行っており、今後厳しく追及していく模様です。

ええそれでは現場と中継を繋いでみます。現場の徳永さん?



徳永『はい、こちら徳永でs』

不良1『ぎゃあああ助けてくれええええ!!!』

不良2『まだ、まだ死にたくないですよおおおお!!!』

不良3『ひ、ひえええええ!!??』

不良4『メンマが・・・メンマがあああああ!!!』

不良5『ぐはあ・・・やめ・・・。』

不良6『助けてママーーーーー!!』

不良7『来るなああああ!!ロマネコンティーーーー!!!!』

不浄8『ああああああ虫が服の中にあいやああああああ!!!』

不況9『おびょべぼばびぼぶべ!!?』

不幸10(リーダー)『!+#*$&}()$%〜#?#%%$}<O&!!!!』

徳永『ひ、ひいいいい!?何言ってんのかわかりませんよおおお!?』



『・・・・・・・・・・・・・・・・・・失礼しました。新たな情報が入り次第お伝えします。次のニュースです。』





「・・・。」

「・・・。」

「・・・。」

「・・・。」

「・・・。」


「・・・平和だなぁ。」

「・・・そだねぇ。」

『うにゃ〜♪』


ズズズ〜っとお互いの飲んでる奴を音たてながら啜る俺達。



にしてもいい天気だなぁ今日は。布団干すかな。


コメディーです。シリアスゼロ。


てなわけでここで龍二の技おさらい


・龍波紅蓮蹴 氣と酸素を媒介とし、足に紅蓮の炎を纏わせて蹴りを放つ。当然、足は焦げない。


・龍爆陣 体内に氣を溜め込み、一気に開放する広範囲技。最大威力は龍二達の街を軽々と消し去る。今回は抑えたから倉庫街だけで被害は済んだ。


・龍水泉 唯一無二の回復技。対象の傷に氣を注ぎ込み、人間が持つ治癒速度を速める。


・龍幻殺 氣を媒介とし、周囲に霧を発生させる。その霧に包まれた物は、例え眠っていなかったとしても悪夢を見る羽目になる。軽くて永遠のトラウマ、最悪狂い死に。なのでこの技は禁断技として扱われている。



ここでお分かりになった方々お見事。龍二は去り際に不良達に悪夢を見せるように霧を放出したってわけです。あれであの不良どもは永遠に悪夢にうなされるでしょう。ククク・・・おっと黒い笑みが・・・。


長編は終わりです。次回からほのぼのコメディー一直線!


それとアルスの応援をしてくださった皆様、ありがとうございました!


それではまた!応援よろしくお願いします!

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