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第四十八の話 ?お礼言われるようなことしたか?<前編>

今回は短いですけど前編、後編に別れています。


〜???視点〜



本当に後悔した・・・何で暗い夜道を、しかも一人で通ったのか・・・


さっきまでずっと友人と一緒だったのに・・・こんなことならさっき、


『大丈夫だよ、家そんなに遠くないし。それにいざとなったら大声で叫ぶし、全力で逃げるから。』


・・・って言って一緒に帰る提案を蹴らなきゃよかった。


「こーんな夜道を一人でなんて、危ないな〜。」

「まぁいいじゃねえの。これから俺らが楽しませてあげるんだからさ〜?」

「フヒヒ・・・。」


・・・まさか、いきなりこんな数の男の人達に囲まれるなんて思ってもなかった・・・。


「おっとぉ、逃げようったって無駄だからねぇ?」


なるべく気付かれないように逃げようとしたけど、すぐに逃げ道を塞がれた・・・さっきから大声出そうとしても恐くて・・・叫べないよぉ・・・。


「へへ・・・それじゃ楽しもうぜ〜。」

「い、いや・・・。」


後ろから羽交い絞めにされて・・・動けない・・・。


「じゃまずは俺からいこうか・・・。」

「!」


や、やだ・・・来ないでよぉ・・・。









「何してんの〜?」

『!??』


え・・・。


「あんだテメェ?」

「見て分からんか?人間。」


暗くてよくわからないけど・・・誰?


「テメ、ふざけてんのか?」

「いや、いたってマジメ。」

「何だこいつ・・・死にたくなかったらさっさ消えな。」

「?それは殺す発言ですかい?あっはっは、バカかテメェら。そんなベタな脅し通用するわけがねぇじゃん。」

「あんだとぉ!?」

「とゆーよりさ、テメェらみたいなゴミクズにやられるほど俺もヤワじゃねぇけんどもな。」


す、すっごい挑発してる・・・。


「んだとテメェ!?」


私を羽交い絞めにしてる男以外の連中が一斉に乱入してきた人に襲い掛かっていった。


「調子乗りやがって・・・死ね!!」


あ、危な・・・!


「ん。」

【ヒョイ】←避ける

「うお!?」




「龍閃弾。」




【ズゴオオン!!】

「ぐぶぇあ!?」

【ズゴン!!】←壁にめり込む


・・・・・・。


「な、何」

【バゴン!】←腹に直蹴り

「ぐげぇ!?」

【バキ!】←鼻にエルボー

「ぎゃあ!!」

【ボキリ】←軽く腕の骨を捻って折る

「がああああ!!」

【グシャ】←形容できません

「ぎゃああああ!!」

【キーン♪】←音で判断してください

「おおおお!!???」


あ、最後の人が一番ダメージ大きそう・・・


と、とゆーより始まって三十秒も経ってない・・・。


「な、な、何なんだよテメェ・・・。」

「いやだから人間。」

「人間がそんな動きできるわけねぇだろ!?」


一理あり・・・。


「いやできてるんだけどなぁ・・・まいいや。とりあえずアンタもどっか負傷してくれね?」

「な!?よ、寄るな!こいつがどうなってもいいのか!?」

「ひ!」


わ、私人質にされても・・・(泣


「あいよ。」

【ブゴシャ!】←顔面に飛び膝蹴り

「ごふううう!!??」


・・・・・・・・・へ?


「はいチェックメイト。」


早い・・・あっという間に・・・。


「まったくゴミクズが俺を本気にさせようなんざ5325年早い。」


ち、中途半端だ・・・


でも・・・助かったぁ・・・。


「さ、帰るか。」

「え、あの・・・。」


お礼が・・・。


「あ、そうだ。」



さっき倒した男の近くまで行って・・・


「てい。」

【キーン♪】←大事な部分蹴り上げ

「ぎゃぴぃ!?」


・・・・・・・・・・・・・・。


「今回はまぁ早く帰りたいからこれで済ましてやるけどよ、次妙な真似したら・・・












肉体から神経まで崩壊させてやるよ♪」



ゾッ!



「ひ、ひぃ・・・。」

【ガク】←気絶♪


こ、こわ・・・。


「あ、あの・・・。」

「そんじゃ家までダッシュ。」

【タタタタタ・・・】


あ・・・行っちゃった・・・。


結局、お礼言いそびれちゃったな・・・名前もわからなかったし・・・。


「・・・。」


でも街灯のおかげで顔は確認できたから・・・また会ったらお礼言おうかな。




ヘッドフォン・・・付けた人・・・。







〜帰宅〜



〜龍二視点〜



「ただいま〜。」

「リュウく〜ん!」


飛びついてきたバカ(クルル)をひょいとかわしてリビングへ。後ろで何か「むぎゅっ。」ってな感じで潰れたような音が聞こえたが幻聴だ。


「リュウジさんおかえりなさい。」

「遅かったね〜リュウジ。」

「ああ、ちょっとな。」


まさか立ち読みしてたらこんな時間になるなんて思わなかったぜ。おまけに自分の力もわかっちゃいねぇバカどもの相手もしちまったし。今度から事前に家に連絡入れておこうかね。


「リュウく〜ん!」

「おっと。」


いきなり腰に抱きつきやがったよこいつ。


「リュウくん、お腹すいた〜!」

「あ〜わぁったわぁった。メシ作ってやっから待ってろ。」


まぁ遅くなったし、今回だけ抱きつきは許可してやっかな。




?そういや何かさっきチンピラの他にも誰かいたような・・・


・・・。


ま、いいべ。


後半へ続く。←ちびまる子ちゃんのナレーター風に言ってみた。

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