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第三十七の話 “アレ”イコール?

う〜ん、そろそろきついな〜いろいろ。


〜龍二視点〜


一日学校での授業が終わり、さあ帰ろうとしたが・・・。


「あ、そういえば・・・。」


我が家の“アレ”がもう切れてるんだった。


「どうかしました?」


アルスが荷物持ちながら聞いてきた。ついでにフィフィがその頭に乗っかってる。


「あ〜わりぃ、花鈴達と一緒に先帰っててくれねえか?」

「どうして?」

「ちょっとな。」


“アレ”買いに。


「すぐ帰るから。」

「・・・わかりました。先帰っときますね。」

「あんまり待たせないでよ。」


物分りがいい奴らで助かる。


「え〜!リュウくん一緒に帰らないの〜!?」

「な、何故だ龍二!?」

「理由を述べなさい!!」


わかってねえバカが三人いたな(クルルと久美と花鈴)。


あ、香苗は今日生徒会だからいねえぞ。


「一緒に帰れないくらいで喚くんじゃねえよ。それに男だったら雅がいるだろが。」

「「「あれは論外。」」」

「あれ扱い・・・かよ。」


あ、雅いたんだ。ドンマイあれ扱い。何か暗いぞお前。


「じゃ恭田は?」

「「「さらに論外。」」」

「俺その上!?」


よかったな雅。お前より上がいたぞ。そしていつの間にいたんだ恭田。


「すぐ済む買い物だからな。俺一人でいい。」

「じゃ私も行k」

「来んなボケナス生徒会長。」


つか生徒会はどうしたバ香苗。いつの間にいたんだお前もよ。


「ボケナス・・・。」


そして凹むなバカ。


【バン!】


「会長!」

「また逃げ出して!」


あ、何か見知らぬ生徒二人が教室入ってきた。


「あ、やば・・・じゃあね!!」

【ビュン】


まぁまるで風のように逃げてったね。速い速い。


「あ、待ちなさい会長!!」


生徒会の奴らだな。そのまま追いかけてもどうにもならんだろう。


「おいお前ら。」

「?何ですか?我々は今忙しいんです。」


呼び止めたら怒られた。どうでもいいが。


「ちょっと待ってな。」


とりあえずポケットからある物を取り出す。


「それは・・・メガホン?」


そう、ある物とはメガホンだ。


だからどうしたそれであいつ普通に呼ぶだけってわけじゃねえだろうな、とか言う目が俺を睨む。一人は女でもう片方のは男。睨んでるのが女。迫力ゼロ。


俺はメガホンを口に当てて息を吸って・・・




「香苗〜。」




呼んでみた。


【ガラガラ】←扉開く音


「なぁにリュウちゃん?」

「そら捕まえろ。」

「へ?みぎゃあああああ!!!」


普通に教室入ってきたバカ女こと香苗。あっという間に捕らえられました。


「じゃ次は気をつけろよ。」

「は、はぁ・・・ご協力どうも。」

「ほら会長行くわよ!」

「いやだぁぁぁ〜!」


ズリズリと生徒会の連中に引き摺られていく香苗なのでした。見てて愉快。


「・・・あいつどうやって生徒会長になったんだ?」

「さあな。神のみぞ知るって奴だろ。」


俺と雅の会話。冷めてるって言われてるけど気ニシナーイ。


「じゃ俺とっとと行くわ。」

「待ってよリュウく〜ん!」

「置いていくな!」

「せめて目的地とか言っていけええええ!!」


まだギャーギャー騒いでるかしまし娘どもはもうポイだ。





〜コンビニ前〜


学校から歩いて五分のところにある場所、コンビニ。アレならここに売ってるだろう。


ついでに言うとこのコンビニの名前は『コンビーフ?コンピュータ?コンビニエンス!!』とかいうまぁ世間一般からしてみればふざけんなアホとかいう批評を受けそうな名前だが、俺は割とこのコンビニの名前が気に入っている。中身はそこら辺のコンビニと同じだし。


まぁひとまず突入突入。


【ガー】←自動扉

「いらっしゃいませ。」


あ、そうそう。ここ地元じゃ他のコンビニなんかよりも愛想がいいっつーことで有名だとさ。って誰に何を説明してんだ俺?あ、読者か。←前にもあったなこういうの


「え〜っとアレはっと・・・。」


どこにあんのかな〜・・・。


「菓子売り場か?」


どこかな〜・・・?


「え〜っと・・・。」


う〜ん・・・。


「どこだ〜?」


レジ前か〜?


【ガー】

「いらっしゃいま」

「おらぁ!金出せええ!!」


ん?何かそれらしき物が・・・。


「ひ、ひぃ!」

「おいこいつが見えねえのか!?さっさと金出せっつってんだよ!」

【ドォン!】

「ひぇええ!!」


あ、あったぁ♪


「ち、ちょっと待ってくださいお金なら出しますから殺さないでください・・・。」

「なら早くしろや!!」


どれにすっかな〜・・・ここは無難にいつもの・・・。


「早くしろっつってんだろが!何モタモタしてやがる!!」

「ひぃっ!」


あ、あいつらも食うかなこれ。じゃ今回はいつもより多めに買っておくか。


後はレジに持ってくだけだな。


「すんません、これお願いします。」


買う物をレジの上にドドンと出す。


「あぁ!?テメェ何なんだよ!」

「ん?」


何かいきなり隣で真っ黒な野郎が怒鳴った。あ、こないだのライターじゃねえよ?


「何だ?割り込みは反則だぞ。」

「テメ!ふざけてんじゃねえぞコラ!」

「ふざけてんのはアンタじゃねえの?つーかその真っ黒いヘルメット店ん中では取れバカ。」

「こ、こ、この野郎・・・殺す!!」


【チャキ、ズガン!!】←銃撃ってきた

【バシッ】←普通に弾いた


「・・・・・・・・・・・・・・は?」

「デッコピーン。」


【ズビシィ!!】

【ガシャーーーーン!!】


「・・・・・・・・・・・・・・。」

「お〜い。」

「へ?あ、はい!?」

「だからこれ頼むって。」

「は、はいぃ!!」


?何そんなビビる必要があんだ店員さんよ。


手際よくレジ打っていってビニールに包んでもらって金払ってお釣りもらって・・・と。


「あ、ありがとうございました!!」


わざわざレジから出て頭下げてるし。何なん一体?


あ〜それとさっきの真っ黒野郎だけど、コンビニのガラス突き破って駐車場で大の字に倒れて完全に気絶していた。ヘルメットもきれいに真っ二つに割れてるし。


顔がオッサンだったっていうのはどうでもいいか。






〜帰宅〜


「ただいま〜。」

「リュウく〜ん!」

「チェストー。」


【バキッ!】


「ふびゅ!」


香苗の如く飛びついてきたクルルを普通に叩き落してフローリングと口付けさせてやる。


「あ、リュウジさんおかえりなさい。」

「おかえりー。」

「おう。」


アルスとフィフィが和室から顔を出す。


「で?何買ってきたんですか?」

「これ。」


ヒョイとお目当ての物を出す。


「?何ですかそれ?」

「食いモン。」


袋を破って口に含んで舐める。あ〜甘ぇうめぇ。


「ほら、お前らの分もあるから食え。」

「あ、はい。」

「いただきま〜す。」

「う、重い・・・。」


いつのまに復活してたんだクルル。


「・・・あ、甘い。」

「うみゃー♪」

「な、なめにくい・・・。」


そりゃフィフィと同じくらいの大きさだからな〜。


「これいっつも舐めてるんですか?」

「おお。何かむしょうに甘いモン食いたくなった時とか。」

「ふ〜ん。」


俺にとってラーメンの次に好きな奴だし。






あ〜にしてもウメェな〜・・・・・・・・・・・








“チュッ○チャップ○ ストロベリー味”♪ ペロペロ。



あれおいしいですよね。俺ラムネとストロベリーとグリーンアップル好き。

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