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第三十三の話 そんな一日

謎かけのつもりなんですけど・・・バレバレですよね?


〜龍二視点〜


「あ″〜気持ちえ〜〜〜〜・・・・・・。」


たまんね〜な〜、この縁側でポカポカと日向ぼっこ。公園のベンチで遊んでいる子供達を眺めて和みながらのんべんだらりすんのも最高だが、こう庭に生えている草や木や小鳥のさえずりとか見たり聞いたりしながら暖かい日差しを浴びて和む春うらら・・・・・・・あ〜幸せ。最近はアルス達も公園で遊ぶという楽しみも増えてこうやって家で一人で過ごす時間も少し多くなってきたし。近頃は外へ散歩しに行く日が多かったが、こうやって家で一人のんびりするっつーのもまたいとをかし。まぁあいつらも学校行くだけが外出する理由っつーのも健康に悪いし。


「【ズズズズ・・・】あぁ〜やっぱお茶は玉露に限るぜ〜。」


ホントいい天気だな〜。






『すいませ〜ん。』

「ん?」


何か今声が・・・。


『下です〜。』

「下?」


縁側の下を覗いてみれば・・・




いましたいました、何かえらい可愛らしいのが。小さいけど大人だな。




「何してんだ?」

『ちょっと休憩。』


どっからか迷い込んできたんだなきっと。


「・・・。」


【チチチ・・・】←よく猫を誘う時に舌を使うあれ


『バカにされてる感じなのに自然と近寄りたくなるのは何ででしょう?』


お、来た来た・・・多少警戒してるみたいだが。


「よっと。」


優しく抱き上げ、膝に乗せて顔を合わせる。


「お前、どっから入り込んできた?ん?」

『道に迷ってました。』

「あ、やっぱり?つーかオメェここら辺のじゃないのか。」

『えぇ、ちょっと散歩のつもりが・・・遠くまで。』

「親は?」

『前まではいました。今は孤独の身です・・・。』

「大変だな。」

『はい・・・。』

「・・・。」

『・・・。』

「・・・で?名前はあんのか?」

『まだ無いです。』

「昔の有名な作家が書いた小説の主人公みたいだな。」

『あ、でも昔の名前なら。』

「何だ?」

『ポチョムキンという名前が』

「よし今からお前は珠だ。」

『普通過ぎません?』

「シンプル伊豆ベスト。」

『イズが何かおかしいです。』

「気ニシナーイ。」

『じゃ気にしません。』

「そんな返し方をしたのはお前が初めてだ。人じゃないのに。」

『周りでもえらいって言われてました。』

「そうか。」

『はい。』

「ところでお前オス?メス?」

『どっちだと思います?』

「オス。」

『残念。メスです。』

「ただでさえ主要キャラの多くが女性なのにテメェまで女かい。」

『主要キャラって何です?』

「うんにゃ、こっちの話。」

『そうですか。』

「そうだ。」

『ところで何か食べ物あります?』

「図々しいとは思わないぞ俺は。」

『なら言葉に出さないでください。』

「あいよ。」

『で?あります?』

「市販の牛乳なら。」

『私達に普通の牛乳ってダメなんじゃなかったですか?』

「そうだな。」

『確信犯?』

「オゥイエ〜。」

『でも?』

「気ニシナ〜イ。」

『やっぱり。』

「おうよ。」

『会って間もないのにすっかりお互いのパターンが読めるようになりましたね。』

「いい事だと思おうぜ?」

『そうですね。何事もポジティブに。』

「だな。」

『ですね。』

「ニボシ食うか?」

『いただきます。』

「召し上がれ。」



そんなこんなで時間は過ぎていく・・・・・・・・・。



「リュウくんただいま〜!」

「たっだいま〜!」

「今帰りました。」


お?皆帰ってきたみたいだな。


「あ〜疲れた〜ってあれ?リュウくん何それ?」

「動物ですよね?初めて見ます。」

「ん〜?俺の友人。」

「わ、私よりでかい・・・。」


まぁさっき知り合ったばっかだけどな。


「可愛いね〜。何ていう名前なの?」

「珠。」



『みゃ〜。』



とりあえず“猫”改め“タマ”は今日から俺の友人となりました。


あ?何か疑問に思うことでもあんのか?


・・・。












気ニシナーイ。

『ニャ〜ン。』




今日は何かのんびりした感じに書きたかったんで書いてみました。

あ〜・・・龍二が猫語話してたのかそれとも脳内で話してたのか・・・


自分でも謎です(ぉぃ

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