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第十五の話 真っ黒い遊び

〜龍二視点〜


「〜〜♪〜〜♪」


さぁ今日はいい天気だし、洗濯物干すぞ〜っと。いやぁ日の光がポカポカしてて気持ちいいぜ。思わず鼻歌まで出ちまうよ。


【パンパン】←洗濯物振って皺伸ばしてるとこ。


「リュウく〜ん!」


居間からクルルが呼ぶ。先日、俺の愛称がリュウくんとなったことにより、前よりフレンドリーになった気がする。嫌じゃないがな。


「何だ〜?」


物干し竿に服を通しながら答える俺。よっと。


「暇だよ〜!」

「あ、そう。」


【パンパン】


「え、そんだけ!?」

「うん、そんだけ。」


よいしょっと。


「もっと何か反応返してよ〜!」

「あれ以外になんて返せと?」


【パンパン】


「だって暇なんだも〜ん!」

「だからどうしたんだっつーの。」


よいせっと。


「暇で暇で死にそうだよ〜!」

「じゃ死んどけ。」


【パンパン】


「遊んでよ〜!!」

「やだね。」


おらせっと。


「遊んで遊んで〜!」

「断る。」


【パンパン】


「・・・リュウくん?」

「ん〜?」


せいやっと。


「遊ぼ?」

「そんな首傾げたってダメ。」


【パンパン】


「む〜!じゃどうしたら遊んでくれるの〜?」

「今忙しいんだよ。アルスらと遊んどけ。」


あらよっと。


「だって今アルスとフィフィ寝てるもん。」

「じゃ自分で考えな。」


【パンパン】


「・・・わかった!」

「?」


そらよっと。


・・・何がわかったんだ?


・・・


ま、いいや。うるさいのがいなくなったからな。


さて、洗濯物も一通り終わったし、昼飯まで一服するかな。


とりあえず居間でお茶でも飲むか。うん、緑茶isベスト。玉露最高。昼飯前だが茶菓子は大福っと。俺にとってメシと甘いモンは別腹だ。


「【ズズズ】・・・うめ。和むわ〜。」


う〜ん、日本の心。



「ニャああああああああああああああ!!!???」


ふと背後の和室から悲鳴が聞こえてきた。おそらくアルスだ。


つーか何なんだその猫のような悲鳴は?


「魔王おおお!!何してくれてんのさ一体いい!!!」

「あははは、変な顔〜!」

「うわ〜ん何これ〜!取れないよ〜!」

「あははははは!!」


ふむ、どうやら寝ているアルスに何かイタズラをしたようだなクルルの奴。


「ちょっと〜うるさいよ二人とも〜。」


フィフィ、起床。


「・・・。」

「・・・。」

「・・・?」


・・・?


急に静かになった・・・。



「「ぶーーーーーー!!!!」」

「!?」


いきなり吹き出す音が。


「あははははは!!フィ、フィフィ顔が!顔が!!」

「う・・・プクク。」

「え、ちょ、え?何?何なの?」


顔?


「・・・いやあああああああああああああ!!!!」


何か重大なことに気が付いたようだ。何が重大なんかはわかんねえな。見えねえもん。


「な、何じゃこりゃああああああああああ!!!」


・・・どこかで聞いたセリフだな。


「あははははは!ひ〜お腹痛い!」

「・・・これやったの誰?」

「ボクの顔見たらわかるでしょ?」


お?何か起こりそうな予感。


「あはははは・・・はは・・・ちょっと二人とも?目が恐いんですけどつーかちょっとその手に持ってるのってさっき使った「「覚悟おおおおおお!!!」」きゃあああああああ!!!」


やっぱ逆襲されたか。うん、当然だ。つーか何したんだ一体?


「はわわ〜!た、助けてリュウく〜ん!」


って俺んとこ来んのかい。ったく人が和んでる時に・・・。


「待てぇいクルル!」

「逃がさない!」


ほら〜何かまたうるさいのが増え・・・・・・・・・・・。












「ぶっ!?」

「「!?」」


思わず茶を吹いた。


だってさ、だってさ・・・。







二人アルスとフィフィの顔、いい感じに真っ黒♪


「はははははははははは!!お、おま、お前らははははははは!!!」

「うわあああん!リュウジさんにまで笑われた〜!!」

「笑うなあああああ!!」


笑うなってのが難しいっつーの!!










「ふぅ、やれやれ・・・。」


とりあえず再び一服へと戻る。二人にはクルルを差し出し、大人しくさせた。何か背後から悲鳴やらなんやらが聞こえるがおそらく幻聴だろう。ついでにあいつらの顔の黒はペンによるものだった。まぁ水性だから落とすのはそんな苦労しねえだろう。あいつらが絶叫したのはおそらく和室にあった鏡台を見たからだな。


「うわあああん!顔真っ黒〜!」

「同じことボクらにだってしてたでしょ!」

「当然の報いです!」


まぁまぁ仲がよろしいことで。


さて、昼飯の準備にでも取り掛かるか。




昼食時、クルルの顔がアルスとフィフィ以上に真っ黒になったのは言うまでもない。


作 どうも〜作者のコロコロでぃす。

龍 で、いちおうあとがきでちょくちょく登場する龍二だ。で、前回照れに照れまくってたおかげで何にも喋れなかったゲストのアルスだ。

ア ど、どうも。前回はすみませんでした。

龍 まったくだぜ。

作 何であそこまで照れるかね〜?

ア あ、あの何か二人の気に障るようなことしたかな?

龍 いや、別に。

作 いいイジられ役が来たからラッキーとか思ってないよ?

ア ・・・ボク帰っていいですか?

龍&作 ダメ。

ア 即答!?

作 さ、イジられ役はほっといて。

ア まだ言う!?

龍 さて、このあとがきではとりあえず適当にトークをして終わるっつーコーナーで、まぁ特に意味は無くやってるだけ無駄な気がする。

ア 何かサラリと否定してません!?

作 まぁ同感だな。

ア 作者であるあなたまでそんなん言っちゃダメでしょ!?じゃ何でこんな話してんですか!?

龍 ん〜・・・まぁ・・・なぁ?

作 あ〜、その何だ。


龍&作 ノリで。


ア 言いよどむ程のことじゃない!!

龍 そんじゃ皆様〜。

作 またいつか〜。

ア え、ちょっとこんなグダグダ感丸出しで終わるんですか!?じゃ何でボク呼ばれたの!?やっぱイジられ役だけ!?えちょっと待ってまだ言いたいことがあるからって待ってってばああああああぁぁぁぁ・・・。


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