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蛍籠  作者:
30/119

第29話:神隠しの鍵

 功はあいかわらず膨大な資料の山と格闘していた。

 絶対、村には何かある。何故だか分らないけど確信がある。


 「これ以上は、出てこないか。あとはそれぞれのピースをあてはめるしかないか」


 功は、いくつかの資料を見比べながら考えていた。


 「多分、これしかないか…………」


 手元の資料に書かれているのは、ここら辺一体で起きた事件や昔の新聞記事。

 そこに書かれていたのは、村で起こった数件の神隠し。

 そう、灯の一件だけではない、調べてみると同じような事件が何件も起きているのだ。

 共通しているのは、同じように十代の少女であること。それと姿を消したのは、深見の家に関わる家柄の娘であること。


 「これだけよく隠せてるよな」


 この村一番の名家が関わる事件。


 (そりゃあ、隠すよな)


 功は、一番最近の事件の起きた年月を見てみる。


 (60年くらい前か? その前がそれより50年前…………!!)


 ある事に気がついた功は、資料のページをめくり事件の月日を確認していく。


 「大体50年周期で神隠しが起きてる。被害者のくわしい情報があればな」


 (そういや、美智の上司って元新聞記者だよな。お願いしてみるか)


 功は、そう思い立ち近くにあった上着や携帯を取り、倉の外へと出る。

 鍵をかけていると母屋から、母親の声がする。


 「何だ?」


 そのひどくせっぱつまった声に功は、母屋へと向かった。


 「母さん? どうかしかたか?」

 「功!! 大変よ! なっちゃんが…………」

 「夏美が?どうかしたのか?」

 「なっちゃんが倉で頭から血を流して倒れてたって!!」

 「!!」


 功は、母親の言葉を聞くなり、診療所へと走った。

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