31話 地下迷宮
毎日投稿してたら分量が短くなりつつあります。
どうか見限らないでください(´;ω;`)
地下迷宮。
それは、太古から各国に2、3個存在する地下建造物。
いわばダンジョンというものだ。
古来、この世界は神によって創造されたとされている。
肥沃な大地を創ったガイア。
広大な大海原を創ったポセイドン。
果てしなく広い空を創ったウラノス。
そして、この世の理を創ったゼウス。
この世界の基軸を創ったと語られている。
そんな神たちも外界にあるものを創って行った。
それが地下迷宮だ。
見た目はというと、深く大きな口を開け佇んでいる。
冒険者はそれを見るなり興味と興奮が湧き出て闇へと飛び込む。
帰らなかった人は少なくない。
しかし無事帰還し多大な功績を挙げた者達も大勢いる。
富、名声を得たい。
そんな向上心に駆られ己を鼓舞し、地下迷宮へと潜ってゆく。
そこには、竜種が存在していることもある。
上位悪魔だって例外ではなく目撃情報もある。
他にも多数の新種の魔物も発見されてきた。
そう、地下迷宮とは冒険をするだけの場所ではない。
科学者達の探究心を唆る存在でもあるのだ。
今、そんな洞穴に一つの期待の星が潜入する計画を練っているのだった…。
………
……
…
「荷物は大体このくらいで大丈夫だな。」
僕がそう言いながら眺める先には調理器具と寝具が詰まった鞄だ。
こんなんで足りるの?と言わん気な顔をしているアキネがいる。
「食料に関しては森で取ればなんとかなるだろう。水に関しては魔法で出せる。」
「おお。その手があったな!流石は私の親友のタクヤなのだ!」
いつからお前の親友なんだ、と言いそうになったが我慢する。
深紅の双眸をキラキラ輝かせている瞳が潤ってしまう所なんて見たくない。
その後もアキネやシオンが色々好き勝手言ってきたが濁らせてその場を乗り切る。
それから、30分が経ちようやく地下迷宮への遠征の準備が整った。
「今日、出発するにしても少し遅すぎるから明日出発にするけど、良い?」
僕がそう言うと待ってましたと言わんばかりにみんな首を縦にふる。
出発日を明日にしたのには少し行きたいところがあるからだ。
「じゃあ、僕は今からアスラさんの所に行ってくるから先に休んでて。」
「早く返ってくるんじゃぞ?」
シオンが僕の腕を掴み心配そうにこちらを覗き込む。
あ、腕に柔らかいものが当たって…、
僕の顔は茹でダコの様に赤くなってしまいシオンも同様に顔を赤くする。
それを見たレナ達は案の定、お怒りのご様子。
「ねぇ、変態。さっさと行ってきたら?というか、行けぇええ!」
真っ先に声を挙げたのはアキネではなくレナだった。
こういう時には真っ先にアキネが飛びかかってくるのだが今日は違った。
アキネも何か言いた気な顔をしているがそっと向いてしまう。
どうしよう、この二人の機嫌を取らねば。
何が良いんだ?やっぱり、餌付けか…。
《何か、プレゼントをするというのはどうでしょうか?
彼女達の好みは私が全て把握済みですので、良いものをあげれるかと。》
プレゼント。
その手があったか。
そして、僕はプレゼントを買うという絶対に忘れてはいけないお使いに行く。
もはや、アスラさんの所に行くというのがついでになりつつあるのだが。
自分の事を考える余裕もなく僕は部屋を後にする。
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