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22話 対帝国戦争 ー開戦編−

更新遅くなってすいません…。

今回はタクヤ達の出番少なめです。





 アミーゼの隣国。

 そこで新たなる戦争計画が立案された。

 リース帝国は昔から戦争経済で発展してきた国だ。

 無論、アミーゼも帝国の侵攻に警戒していた。

 しかし、最近不穏な動きを見せている。

 度々、国境付近に軍隊を駐屯させ圧力をかけてくる。

 それに、リース帝国の暗部組織の構成員と思われる人物を数名逮捕している。

 おそらく、対アミーゼ戦争の準備をしているのだ。

 そんな動きに対しアミーゼ国内では様々な対策を講じられていく…。


 

 ………

 ……

 …



「陛下、近頃リースが怪しい動きを見せています。」


 近況報告に来た影。

 しかし、タクヤ達を監視していた下っ端の者ではなく…。

 影のNo.2の通称キラーだ。

 彼女の匠な暗殺術からその異名が付いた。

 彼女に狙われたら最後。彼女を認識する前にはもう殺される。

 そう語られる程までに恐れられている人物だ。


 そんな彼女が国王の前に現れるのは実に5年ぶりのことらしい。

 流石に、国王は驚いている様子が顔に出てしまっている。


「久しいな、キラー。それで、どういうことなんだ?」


 すぐに威厳を取り戻すと同時に、彼女に問い質す。

 そして彼女は仮面に覆われた口から事情を説明する。


「最近、リース帝国が動き出しているのは陛下もご存知かと思います。

 しかし、帝国領にて情報収集をしたところ戦争準備をしている模様です。

 以前とは比べ物にならない程に肥大した帝国軍。

 おそらく、総数300万以上に及ぶかと。」


 300万。

 その数字を口にした瞬間、王の表情がみるみる蒼白になる。

 それもそのはず。

 アミーゼも軍隊を持っている。

 とはいえ、隣の帝国程はいない。

 魔道士戦隊。

 騎士戦隊。

 騎馬戦隊。

 この3個の戦隊を合わせても総数100万人と言ったところだ。

 それに比べ、帝国は実に3倍以上の戦力を保持している。

 流石に、練度と士気でどうにかなる戦力差ではない。

 つまるところ、戦争が始まれば数で押されジリ貧になる。


「キラー。何か策はないか?正直、開戦となれば我が国の戦力では到底対応できるモノとは思えぬ。」


 僧衣(ローブ)を纏った女は間髪入れずに答える。

 

「私にそのような大義を任せて貰えるのですか?」

 

 声で分かる。

 こいつ、喜んでいる。

 こんな緊急自体にも関わらず何ていうやつだ。

 そう言いたくなるが、実力は確かなので何も言えない。」

 キラーは変わり者で有名だったが、もはやここまでとは…。

 だが、他に信頼できるものはいない。

 仕方なく国王は彼女に許可を出す。


「アミーゼの行く末はキラー、お前にかかっている。

 己のみを挺してでもこの作戦を成功へと導くのだ。」


「「御意。」」



………

……



 その後、キラーによって作戦が立てられ議会により承認された。

 しかし、リース帝国もその動きを逃してはいなかった。




「国王陛下。アミーゼが何やら、宣戦布告の準備をしている模様です。

 どう、処置いたしましょう。」



 国王陛下。

 そう呼ばれているのは、幼い子供。

 おそらく、5才ぐらいだろう。

 しかし、その見た目とは裏腹…。


「ん〜。なら、とりあえずこの前作っておいた作戦実行しておいて。」


 そう言いながら渡したのは、紙の束となっている計画書。

 それも、国王直筆。

 しかしその内容は目を見張るものであり、側近らが必死に読んでいる。

 そして、30才くらいの大臣と思える人物が口を開く。


「リース帝国、国防大臣の名において命ずる。

 この作戦を速やかに実行せよ。

 そして、忌々しき隣国を蹂躙するのじゃ。」


「「「はっ。」」」


 そう命令されると、すぐに行動に移る。

 おそらくは、帝王直属の近衛師団だろう。 

 

 

 ………

 …… 

 …



 そして、その5日後。

 リース帝国がアミーゼに宣戦布告。

 新たなる戦争が幕を上げる…。







ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





 リース帝国がアミーゼに宣戦布告。

 その情報が出回ることはどこもかしこも大混乱に陥っていた。

 徴兵を免れようと、亡命を企てる者。

 自ら、軍に赴き従事する者。

 そして、一人の少女を救うため奮闘している者。


「ねえ、タクヤ。戦争ってなんなのだ?私はそんなの知らぬ。」


 そう言っているのはアキネだ。

 やはり、最近生まれたからなのか知識が非常に乏しい。

 とりあえず、僕は知っている情報の範囲で説明する。


 その説明を聞き、アキネは何故か目を輝かせている。

 まさか、と思ったがそのまさかだった。


「なら、思う存分暴れていいってことなのだな!

 リース帝国とやらの軍を蹴散らしてくれようぞ!」


 そう言って、戦前の方に飛んでいこうとしたので皆で必死に引き止める。

 その時ある策が思い浮かぶ。


「なあ、僕らは結構戦争において戦力になると思うんだよ。」


 違うか?と聞くと皆は肯定してくれた。

 そして、レナを救うべくもう一つの案を提案する。


「僕達が戦争に参加するかわりに、レナを開放してもらう。それはどうだ?

 話を聞く限り、明らかにアミーゼは劣勢。

 そんな状況ともなれば戦力は喉から手が出るほど欲しいはず。」


 皆に異論はない。

 そうと決まれば、早速王城に出向き取引だ。

 そして、僕らは足早に王都へと向かうのだった。



読んでいただきありがとうございます。

タクヤ!早くレナを開放してあげろよ!

(↑捕まえさせた奴が何を言う)


次回も読んでもらえると嬉しいです。

それでは、また次回〜!

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