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20話 嵐の前の静けさ

ついに20話達成です!

ここまでやってこれたのも皆様がここまで読んでくださったおかげです。

まだまだ未熟ですがこれからも宜しくお願いいたします。

今回はユルユル回です。

なんか無駄な話を書くときは早いです…。




 僕達は今、とある人を訪ねるため移動中だ。

 情報によると、バラーラダモス内にいると言われたのに今は別の場所だそう。

 誤情報のせいで少し余計に時間をくってしまっている。

 前までの旅はレナがいたおかげでスムーズにいっていたが今は違った。

 旅に出る前、レナがいなくても大丈夫だろうと思っていた自分に今の現状を見せてやりたい。


「タクヤ〜。レナを助けるより私と遊ぶのだ!」

「そんなことできるかっ!大切な仲間なんだぞ!」


 急に何を言い出すんだよ。

 僕は今までレナに色々とお世話になってきた。

 そんな恩を仇で返すような事は絶対にしない。

 もしかしたら、今、この時も酷い目に遭わされているかもしれない。

 そう思うと、嫌でも足が動いてしまう。

 そんな事を思っているとシオンが口を開く。


「情報があった町まであと、1日くらいじゃ。今日はもう遅いのでここらで休憩と洒落込もうではないか。」


 と、何故か洒落込むだの何だの言ってるがまあ良い。


「今日はもう疲れたし、シオンの言う通り休憩にしよう。」


 僕がそう言うと、僕と一緒についてきた(ドラゴン)達は大喜び。

 そして、瞬く間にテントが組み上がってゆく。

 結構な回数テントを立てた彼等からしたら造作もない事なのだろう。

 恐らく、30秒くらいでテントが完成すると皆各々好きな事を始める。

 皆といっても、アキネとシオン、僕を含め6人しかいないんだけどね。

 まあそんな事はどうでも良くて、明日早く出るためにゆっくりと休もう。


「今日のご飯は私が作るのだ!良いよな、タクヤ?」


 こいつ…。

 また、とんでもないものを作る気じゃないだろうな。

 前回は、シオンが身代わりになってくれたおかげで死なずにすんだんだが。

 かといって、アキネにご飯を作らせなければまた何をしでかすか分からない。

 今回の対応においての最適解は…。

 そんな時、僕の脳裏にある言葉が響く。


《このような案はどうでしょうか?》


 エアさんキた〜!

 ホント、困ったときのエアさん。

 ここ最近はすっかりエアさんだよりになってしまっている。

 それは直したほうが良いと思うのだがしょうがない。

 だって、便利すぎるんだもん。

 

我が主(マイマスター)がご飯を作るというのはどうでしょう?》


 おっ、たしかに良いかも。

 アキネはきっと僕が作るって言ったら大喜びだろうし。

 それに、今の材料であの料理だって作れる。


(なあ、エアさん。一番作ったら良い料理とかってある?)


 そして、数秒の沈黙の後彼女は応える。


《恐らく、焼肉が最適解でしょう。最近はカレーの頻度が高いので。》


 最もな意見だった。

 そう、僕は最近カレーばっかり作っている。

 何故なら、評判が思ったよりもいいからだ。

 皆、「今日のご飯は何が良い?」って聞いたらカレーって応える割合が高い。

 ホントは飽きてる人もいるかもだしたまには良いか。


「みんな。今日はカレーじゃなくて、焼肉を作ろうと思う。」


 そして、皆一斉に首をかしげる。

 その光景は、焼肉をよく知っている僕からしたらとても不思議だ。

 もしかして皆、焼肉を知らない…?


「一応聞くが、焼肉って知ってるか?」


 そして、皆が口を揃えて言う。

 

「「「知らない!」」」


 この世界の(ドラゴン)は焼肉も知らないのか!

 と言いたくなったが流石に仕方がないだろう。

 基本、竜種は食事を取らなくても平気だそう。

 あくまで、娯楽の一環としてご飯を食べているそう。

 僕と出会うまでは全然ご飯を食べていなかったらしい。

 

 それは何故かって?

 多分、ご飯の美味しさを知らなかったからだろう。

 なら、僕がこれから彼等にご飯の美味しさを存分に体感してもらえば良い。

 そう考えると、僕は早速行動する。


「なら、今日焼肉を作るために食材が必要だ。」

「何が必要なのだ?」

「肉だ。とりあえず沢山肉を持ってきてほしい。食べられそうなものなら何でも良いぞ。」


 こういうときの皆の行動力は凄まじく瞬く間に食材探しに出かけた。

 まだ日もあまり落ちてない。

 探すのはそう難しくないだろう。

 そして、俺は肉を焼く準備をしながら気長に待つことにした。





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・






 目の前にアルのはありったけの食材。

 多分今日だけでは食べ切れない程の量だ。

 具体的にどのくらいかと言わなかった僕にも落ち度はあるが…。

 絶対に持ってきすぎだ。


 そこには、直径3m、高さ5mくらいの円錐形の山ができていた。

 中にはいろとりどりな物がある。

 明らかに、毒がありそうなものもあるが焼くときに避けておこう。

 じゃなくて!

 絶対に持ってき過ぎというのは誰が見ても分かる。

 たった6人分の夜ご飯なのにどれだけ食べるつもりなんだ。

 

 そう思いつつも僕は早速焼き始める。

 今回の焼き方は豪華に木の枝に刺し、直火で焼く。

 味付けはなし。

 食材本来の味を楽しむ食べ方だ。

 こんなの、料理のうちに入らないとか思うかもしれない。

 だけど、だ。

 これも列記とした料理なのだ。


 そんな事を頭の中で考えていたら肉がいい感じに焼けてきている。

 一体何の肉かは知らないけど…。

 食べても、問題はないだろう。多分。


 香ばしい肉の香りがあたり一面に漂い始める。

 そろそろ頃合いだろう。

 僕は、地面に刺さっている木の枝を抜き手渡す。

 

 最初に食べてもらうのは、言うまでもなくシオンだ。

 今回の旅での一番の功労者と言ったら?

 と、聞かれたら絶対にシオン一択だ。

 旅の準備を率先してしてくれたし、情報収集もしてくれた。

 おまけに、荷物だって重いものを持ってくれている。

 そんなわけで最初に渡したのだが…。


「うまいのじゃ〜!」


 シオンがここまで表情を変えるなんて珍しい。

 一体どれだけウマいんだ?

 そう思い、僕は残りの肉を口に運ぶ。

 めっちゃウマい。

 肉を噛むごとに出てくる、濃厚な肉汁。

 柔らかくとも、肉の繊維がしっかりとし噛みごたえもある。

 僕は今まで食べたことのある肉の中でもトップレベルだ。


 そして、順調に肉が焼けていくとみんなの口に吸い込まれていく。

 あんなにあった肉の山が、気づいたらなくなっていた。

 そして、目の前にはお腹を膨らまし人化を解いた(ドラゴン)の姿。

 たまにはこういうのも悪くない。


 そして、皆が寝た後も静かに火の後始末をする。

 一通り終わった時、ふと空を見上げる。

 

「綺麗。」


 思わず声が溢れてしまう程の絶景だった。

 前の世界では到底見ることのできない程壮大な星空。

 気づいたら、10分くらい星空に見とれてしまっていた。


 そんな時、ふと思い出す。

 レナ。

 

 酷い目に合わされてないだろうか。

 苦しくないだろうか。

 ご飯はしっかりと貰えているのだろうか。

 正直、ずっとレナの事が心配で心配でたまらなかった。

 けど、皆のまでは強がって平気なふりをしていた。

 

「タクヤ。」


 そんな時、後ろで聞き覚えのある声がした。

 振り返ると、そこには誰もいない。


「気のせいか。」

 

 そう呟いた時にもまた聞こえる。


「タクヤ。」

 

 振り返ってみるがやはりそこには誰もいない。

 そして、少し怖くなる。

 でも、一体誰の声なんだ…?


 そう思うが、声の持ち主がそこにいないという事に比べ些細な問題だ。

 あまり深く考えず僕は、テントへと戻る。

 そして深い眠りにつく。



 

 

 目が覚めたら、まだ周りは暗かった。

 空を見ると東の空が明るくなっている。

 もうすぐ日の出なのだろう。

 

 

 タクヤは知らない。

 誰も予想してない程過酷な戦いが後に控えているということを…。


次回からレナ奪還作戦が始動します!

是非他の作品も見ていってくださいね。

それでは、次回もよろしくおねがいします〜〜!

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