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18話 タクヤの日課

更新遅くなってすいません。

ちょっと外せない用事があって…。


 

 朝日の程よい刺激で僕の一日は始まる。

 僕にはある日課がある。

 日課と言っても最近やり始めたばっかりだけどね。

 起きてすぐに、僕は外に出る。

 そして走り出す。

 

 どこに向かって走ってるかって?

 そんなの決めてない。

 ただひたすらに走る。

 一見意味のないようなことかと思うかもしれない。

 けど、この日課を続けていると何個かいいことがある。

 それは、自分の体力の能力(アビリティ)が上昇すること。

 それに、町を走っているとたまに食べ物を貰える時がある。

 時には、芋。

 時には、アイスクリーム的なもの。

 時には…。

 

 本当に貰えるものは多種多様。

 しかも結構ウマい。

 そんな下心捨ててしまえなんて思うかもしれないが、目的はある。

 体力の能力(アビリティ)を上げることだ!!

 先に言っておくが、僕の体力値は結構低い。

 って言っても、他に体力値よりも低いのはある。

 それなのに上げる理由は1つしかない。

 

 簡単に上げれるから!

 

 ただひたすらに走っているだけで上がる。

 他の能力値は数をこなせば上がるものだってある。

 だけど、体力値に関してはその上がり方が鰻登りなのだ。

 毎朝1時間くらい走っているだけで30くらい上昇する。

 魔力値を上げるときは魔法をトニカク沢山使う必要がある。

 

 この前行った遠征でも結構上がったが、正直あんましだ。

 それに比べての体力の上がり方!

 それはもう、努力をすればするだけ上がってくれる。

 魔力値も努力すれば上がるだろ?

 なんて思う人もいるだろう。

 そう思う人達にはこれを言いたい。

 

能力(アビリティ)が上がるなら少ない努力の方がいいに決まってるだろ!」


 なんて走りながら言ってしまったので周りから白い目で見られた。

 意外とハズカシイ。

 

 破滅の洞窟(ドゥーム・ホール)から無事に帰還したこともあり結構注目されている僕。

 そんなスゴイ人(?)の能力(アビリティ)が低いなんて世に知れたら…。

 

 うん。そんなに害はなかった。

 それにしてもだ。

 能力値を上げる事は結構大切だとつくづく感じる。

 敵から逃げるとき、敏捷値が高くても体力がないとあまり持たない。

 それに、魔法を使うときも体力が必要だ。

 遠征時にも体力の低さで結構苦しんだ。

 

 と、いろんな事を考えながら走っていたらあっという間に1時間が経過する。


「そろそろ戻るか。」


 そう言った瞬間、急に僕に何かが飛びついてきた。


「タクヤ〜!なぜ毎朝いなくなるのだ。私は一緒に遊びたいのだ!」


 アキネである。

 毎日のように僕が1時間走り終わった瞬間、測ったように飛び出してくる。

 それも、道の脇からではなく(ドラゴン)らしく空から。

 竜種は、人化すると翼がなくても飛べるらしい…。

 その理由は本人たちも未だわかっていないらしいが…。


 でも、最近は忙しくてあまりアキネ達にかまってやれてなかったかもしれない。

 もしかしたら彼女達に寂しい思いをさせてしまっていたかも…。


「仕方ないな。遊んでやるよ。アキネは何をしたいんだ?」


 僕がそう言ったらアキネは一瞬怪訝な顔をしたが、すぐに答える。


「やった〜なのだ。遊びはタクヤがしたいのでいいぞ!」


 いやいや。遊びたいのは君なのでは?

 僕は別に遊びたいわけではない。

 なにかいい案は…。


我が主(マイマスター)。私にいい案がありますがお伝えしましょうか?》


(ああ頼む。助かるよ、結構困ってたんだ。)


《それでは、いくつか提案いたします。これなんかどうでしょう…。》


 そう言うとエアは長々と話し始める。

 話すと言っても、思念伝達(テレパシー)で話してるからアキネは聞こえていない。

 そうなると、結構便利だなと思う。

 エアさんに質問してそれをそのまま言ってるなんて知られたら…。

 僕の威厳(?)がなくなってしまう!

 (↑てか、そもそも威厳はあるのか?)

 

 5分が経過し、ようやくエアは話すのをやめる。

 しかしまあ、よくも長々と話してくれた。

 おかげでアキネが涙目になっている。

 彼女は意外にも重度の寂しがり屋なのだ。

 それに加えて、寂しいとは人に言えず寂しいという視線を送ってくる。

 その視線に気づけたときはまだいい。

 

 問題なのは気付けなかったときだ。

 アキネの涙が爆発寸前まで行ったらもう誰にも止められない。

 いや、正確には止める手段はあると思うが誰にも分からない。

 涙が溜まったら最後。

 その涙は何故か人なりあたり一面に炎を撒き散らす。

 全くよく分からない原理だが、放ってはおけない。

 僕はその涙の炎が飛び散る前に火の爆弾(フレアボム)を放つ。

 そして、彼女の涙がまだ塊になっているうちに炎を相殺する。

 これは僕が見つけた、僕ができる唯一の回避方法。

 

 しかし、今回はそんな事にはならなかった。

 意外にもアキネが我慢できていたのだ。

 おそらく、初めてだろう。

 

「おい、アキネ。お前、初めて我慢できたんじゃ…?」

「うん!タクヤ。初めて我慢できたのだ。私、すごいだろ?」


 「すごいすごい」と言うと、さっきよりも嬉しそうにしている。

 よっぽど僕に懐いているのだろう。

 そしてエアさんが提案してくれた遊びをアキネに教える。

 早速僕達はその遊び場へと向かう。


 

 10分程歩くと、魔物(モンスター)の湧きがいい森に着く。

 そして、ゲームは開始される。

 ゲームの内容はいたってシンプル。

 3分間で倒せた魔物(モンスター)の数で競う。

 アキネは自分が有利だと思っているみたいだが実はそうじゃない。


 彼女は竜種。

 その体から発せられるオーラは魔物(モンスター)を寄せ付けない。

 案の定、アキネのところには魔物(モンスター)は近づかない。

 そして、僕の方ばかりへ来る。


 そして3分が経過した。

 倒せた数は、アキネ:4体。タクヤ:12体。

 途中、僕のところに来て周りにいた奴らを倒しに来たときは正直ビビった。

 結果が良かったから僕は満足だ。


 しかし、アキネはとっても不服そうに頬を膨らましている。

 なんとも可愛らしい顔なんだ!今すぐにでも撫でたい…。

 なんて思うが、今それをするのは自殺行為だと本能的に気づく。


 その時だった。

 僕達の方へ、すごい勢いで飛んでくる存在に僕は気づいた。

 そして、僕達の前へと降り立つ。

 その姿は、見たことのある炎之竜(ファイヤードラゴン)


「タクヤ!今すぐ、皆のところに戻るのじゃ。大変な事になっておる。」


「「「えっ!?」」」





 

読んでいただきありがとうございます。

次回もよろしくお願いします〜!

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