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10話 破滅の洞窟 ーその4ー

やっと10話到達!


 



 町を出てから2週間が過ぎた。

 僕達は洞窟にいるのだが、非常にまずい状況だ。

 端的に言おう、僕達2人は無事に洞窟に着いた。

 しかし、そこは破滅の洞窟(ドゥーム・ホール)ではなかった。

 炎之竜(ファイヤードラゴン)の住処だったのだ。

 レナ曰く、1体ならなんとか相手にできるレベルだそうだ、

 しかしこの洞窟にいるのは一体だけではないのが問題だった。

 そこには炎之竜(ファイヤードラゴン)一家が住んでいるというのだ。

 そんな情報聞いたことがない。


 その情報が知れ渡らなかったのは何故かって?

 それは、おそらくこの洞窟に来た者は生きて帰ったことが無いからだろう。

 そもそも、ここに洞窟があるという情報はない。

 僕達はこの洞窟が例の破滅の洞窟(ドゥーム・ホール)だと勘違いして入ってしまった。

 そして、今に至るということだ。状況はさっきも言ったが結構マズい。

 

 ランク8の化け物×10くらい。そんなの相手にできるはずがないのだが…。

 何故か意外と逃げ切れている、と言うより相手がわざと外している?

 そんな気もする。何度かブレスがかすりそうになっているが当たってはない。

 ブレスで道を塞ぎどこかへ誘導している気もする。

 けれど、そんな事を考えていると焼き殺されそうになる。

 でも、逃げているだけで精一杯なのでそんな事を気にしている場合ではない。

 

 




              ーーー1週間前ーーー




 町を出て、1週間くらいが経過した。意外と遠征は順調に進んでいる。

 毎夜、レナが結界を張ってくれるおかげで魔物(モンスター)に怯えずに寝れる。

 それに、とにかくレナが強い。

 

 魔物(モンスター)と接敵しても僕が反撃しようとしたときにはもう姿がない。

 レナに一瞬で消し炭にされている。

 このとき僕は誓った。

 決して彼女を怒らせないようにと…。

 

 

 話は変わるがこの遠征で何個か気づいた事がある。

 1つ、僕の魔法『火の爆弾(フレアボム)』が結構有能であること。

 2つ、なんだかんだ言って僕は結構戦えること。

 3つ、言わずもがなレナが強すぎるということ。

 4つ、レナは強いが意外とポンコツでもあるということ。


 僕の魔法がどの程度使えるのか気になるかもしれない。

 どんなときに役に立つかって?

 それは…。


 焚き火に火をつけるときだ!

 おいおい、そんなしょぼいことかよと思う輩も多いと思う。

 実はレナ、すんごい魔法は使えるのだが威力を抑えたものを使うのが苦手なのだ。

 そしたらいろんな問題がある。

 レナの魔法を使って火を起こそうものなら、たちまち辺り一帯は火の海だ。

 そんなこと避けないといけないに決まっている。

 そこで僕の出番というわけだ。

 

 意外と僕の魔法は融通が利くのだ。

 想像する火力に応じて放たれる魔法の威力も変動する。

 例えば、物を少し燃やすくらいであれば蝋燭(ロウソク)くらいの火を想像すれば良い。

 逆に、火力の高い火を出すときはトニカクでかい火を想像する。

 そうすれば、僕の魔力の全てを使うほどの火の玉ができる。

 まあ、僕の魔力はたかが知れてるからそんなに大きなのはできないけどね。


 それに、僕がどのくらい戦えるのかについても気になるだろう。

 僕は地球にいた頃、ずっと引きこもっていた。

 そのせいか、何者からの視線にも敏感に反応できるようになっていたのだ。

 仮に、魔物(モンスター)が僕達を襲撃しようとしても僕は気付くける。

 どちらか2人に狙いを定める段階で2人両方を見る必要がある。

 僕はそれを利用し、大方の敵の位置を把握することができるのだ。

 

 敵を察知できるだけでは戦えるとは言わないだろう。

 実を言うと、僕は敵の位置を把握しそれを利用していた。

 敵の視線を感じた瞬間魔法を放つ準備をする。

 そして、飛び出してきた瞬間魔法を放つ。

 たったそれだけだ。

 しかしこれが結構な離れ業とのこと。

 現に、敵の位置を把握し事前に対策を練れる者なんざ明らかに少ないらしい。

 なら結構すごいんじゃね?と思っていた自分がいた。

 

 僕のこの能力、実は複数には対応が難しいのだ。

 話は簡単。

 いくつもの視線を感じるところまではできる。

 しかし、その数が多すぎると相手の行動を予測するのが難しくなる。

 そういうことだ。

 でもまあ、僕が結構戦えることには変わりないし、特に問題はない。

 

 



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 

  




 明くる日も明くる日も僕達は破滅の洞窟(ドゥーム・ホール)へと向かっていた。

 しかし、一向にたどり着かない。

 それに、魔物(モンスター)と接敵する回数も減ってきている。

 近くになにかあるのだろうか。

 そう思っていた矢先1つの洞窟を見つける。

 場所も例の洞窟がある場所とも酷似している。

 さらに、洞窟の外観も報告通りのものなのだ。

 おそらくこれが僕達の遠征の目的の破滅の洞窟(ドゥーム・ホール)

 

 「レナ、どうする?この中に入る?」


 一応聞いてみたが彼女(レナ)の意思は変わらないようだ。

 レナは目を輝かせながら、


 「もっちろん。いかないって選択肢はないんだからね!」


 一体その自信はどこから来るのやら…。

 半分呆れながらも僕達2人は洞窟へと進む。


 中はいたって普通の洞窟って感じだ。

 少し暑い?というか湿度がやけに高い気がする。

 それに、奥に進めば進むほど暑さは倍増していく一方だ。

 流石に、少し暑い。僕はそう思い着ていた服を一枚脱ぐ。

 それでもまだ暑いがさっきよりかは全然マシだ。

 しかし、一体何故こんなに暑いんだ…?

 ここは破滅の洞窟(ドゥーム・ホール)のはず。

 洞窟内は外よりも少し寒いぐらいだと聞かされている。

 それなのに暑い理由を僕は目の前にいる生物を見て納得する。


 「「うわぁああああああああああ」」


 真紅の鱗。口からはみ出ている僕の太ももくらいの太さの牙。

 足には鋭い爪があり、地面をえぐっている。

 炎之竜(ファイヤードラゴン)

 その力は上級冒険者までをも圧倒する。

 1体出現すれば1万人以上の軍をもって討伐する。

 それくらいの強さを誇る(ドラゴン)なのだ。

 多分、いや間違いなくこいつに場今の僕達じゃ勝てない。

 しかし、絶望はこれだけでは終わらなかった。

 最初に出会った1体の(ドラゴン)の後ろには複数体何か大きい生物がいる。

 信じたくないが信じるしか無い。

 

 そう、炎之竜(ファイヤードラゴン)()()()しかも()()()現れたのだ。 

 絶体絶命の大ピンチに僕達は逃げる以外の術は持っていない。

 1体だけであればレナの魔法でなんとかなったのかもしれない。

 しかし、現実は非情だ。

 圧倒的な力を誇る(ドラゴン)が視認できるだけでも10体いる。

 


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

 


 というわけで僕らは必死に逃げているというわけだ。

 とまぁ、絶対勝てない窮地なのだがちょっと前にも言ったが案外逃げれてる。

 攻撃が当たらない、いや相手が当てる気がない。

 おそらくどこかに誘導しているようだ。


 そして、僕達は(ドラゴン)に追われながらある空間へとたどり着いた。

 そこには幻想的な空間が広がっている。

 天井や壁には水晶が張り巡らされており綺麗に輝いている。

 洞窟内とは思えないくらいだ。


 (聞こえるか、冒険者。よくここまで来た。)


 え?

 (ドラゴン)が喋った?

 いやいや、そんなわけない。勘違いに決まってる。

 それよりここからどうしたものか。

 超強い(ドラゴン)に囲まれて無事に出れるとは思えないし…。


 (おい、無視するでない。妾の声が聞こえるのであろう?)


 ん?

 やっぱり幻聴じゃないみたいだ。

 とりあえず反応してみるか、


 「ドラゴンさん...です、か?」

 

 (ウム、いかにも。妾は炎之竜(ファイヤードラゴン)である。

  そなたにお願いしたいことがあるのだが…。

  いきなり魔物(モンスター)に話しかけられて驚いているかもだ。

  ならとっておきの方法で妾と親睦を深めようぞ。)

  

 (親睦...?それにお願い?て言うかどうやって僕は会話しているんだ?)

 

 僕は心のなかで言ったつもりなのだが(ドラゴン)には伝わっていたらしく、


 (思念伝達(テレパシー)というものだな。 

  妾達は、人語を操ることはできぬ。

  しかし、思念伝達(テレパシー)ならと思いやってみたらなんとできちゃったのだ。

  妾が今、お主と会話できているのも思念伝達(テレパシー)ができてるからだ。

  しかし、お主。1発で成功しおるとは、中々大したものだな。)


 それで色々と会話(?)してくに連れ色々なことが分かった。

 炎之竜(ファイヤードラゴン)の数少ない娘がこの洞窟に封印されたこと。

 その封印を解こうにも中々できなかったこと。

 冒険者に頼もうにも、すぐに怯えて逃げるかショック死してしまったこと。

 聞けば聞くほど悲惨な目にあったみたいだ。

 (↑どちらかというと冒険者のほうが?)

 

 しかしなんで逃げ出せた人もいるのに情報がもれなかったんだ?

 そんな事を気になりつつも炎之竜(ファイヤードラゴン)との会話が進んでいった。



できれば感想聞いてみたいです。

次回もよろしくおねがいします。

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