二話
【この世界】
さて一日?寝ていたが世界は戻っていなかった。
それどころかさらにおかしなことが起きた。
一気に体が成長したのである。
このことについて一番のしっかり者で保護者の人間に聞くと、
鬼は生まれて一日で成体まで成長し、
5000年~99999年程度そのままで
特殊個体だと無限に生きることもあるらしい。
寿命直前に100年かけて老化していくそうだ。
こんな生態だが、鬼の生誕が自然生成の存在であるため問題ないようだ。
おかしいとは俺も思うがそれが常識なのである。
(生殖でも生まれることは生まれるらしいが)
その人に聞くとそいつは鬼と人の混血らしく、
鬼からは寿命などの力を、人からは良識を受け継いだそうだ。
なので俺はそいつを師とし、この世界の常識を学んだ。
そいつは鬼が勉学をするなど信じられなそうな表情をしたが、
教えている間は嬉しそうだった。
もらった情報をここに記す。
一つ、この世界は転生前にあいつから聞いていた東方に類似すること
二つ、その中でも細かな種族事情等が最も異なっていること
三つ、全ての存在に能力が生まれて三日程で宿ること
四つ、この土地は幻想郷という結界に囲まれた世界であること
五つ、妖怪は八雲が、人間は博麗が治めていること
六つ、八雲と博麗は血筋に関係なく素質で決まること
七つ、これは師による主観らしいが八雲は警戒すること
師は、「お前には八雲の素質があるやもしれんな」と言っていた。
幻想郷にはルールがありここにそれを記す
一つ、いざこざは弾幕ごっことやらで決めること
二つ、人は人外になってはならない
三つ、妖怪は人里の人を食ってはならない
この三つだけが公的な幻想郷のルールだが、
人には人の、妖怪には妖怪の法があるらしい。
ふう、一応忘れないため手帳をもらって書いておいたが、
師は「法については明日話す」と言っていたが、
おそらくほぼ聞き流すだろう。こんなもの覚えなくとも良識でなんとか行ける。
おっと、夜になったが寝る前にもう一つ書き足すことにしよう。
〖幻想郷は常識こそが非常識〗と。
小説は書くのを楽しんでいるだけで読んでもらうというのが至高だと思う。
金のために書くのは、自分なら少しいやだな。




