四話
【人里編③】
「さっさと買いに行こうか」
「はい!」
「他には買いたいものとか無いの?」
「うーん、、それなら肥料がほしいです!」
「わかった、家具屋で聞いてみよう」
「すいませーん」
「はーい今行きまーす」
ん?変な気配だ、妖怪とも人とも違う。多分付喪神かな?
「いらっしゃいませ!今日は何を買いに来たんですか?」
「うーんそれよりも君、付喪神?」
「っ!、、、店の奥に来てください」
「地霊さん、付喪神ってなんですか?」
「付喪神で俺が知っているのは生まれてから百年以上経ったものに
稀に生まれる存在。ということだけだな」
「はい、その通りです」「ですがなぜわかったんですか?」
「そんな警戒しなくても俺たちも妖怪だよ?」
「えっ!そんな、、妖怪の特徴は⁉」
「幽香は基から人に近い姿で、俺は鬼なんだけど角折ったから」
「角折るとかそんなバカなことしたんですか、、、」
「はい、、私も言われたときは同じ感情でした、、」
「何言ってるんだ?」「角なんかいらないだろう」
「はあ、そうですか」「話しているだけで疲れてきました」
「そんなことよりベットを二つ売ってほしいんだけど」
「分かりました」
「ベット二つならほんとは9120円ですが始めて会った妖怪さんなので
半額の4560円にします!」
「おお!ほんとか!実は持ち合わせが一万しかなくてな」
「店内をサラッと見たとき肥料用の金が足りないと思っていたんだ!」
「大丈夫です!元値は300から私が作ったものなので!」
「すごいですね!」
「俺は手が器用じゃないからあこがれるね」
「じゃあ肥料を買いに行きましょう」
その後残りの5000円で一番高い肥料を買って家に無事に帰れた。
次来るときは博麗にも会ってみたいね。