三話
【人里編②】
「さて幽香、人里に入るにあたり問題が一つある」
「なんですか?」
「お前はいいんだが、俺が角で妖怪だとばれる」
「そこで思いっきり俺の角を根元で折ってほしい」
「分かりましたが、、、地霊さんは大丈夫ですか?」
「大丈夫大丈夫、自分で折るのはさすがに怖いけど」
「じゃあ今からやりましょうか」
「ああ、頼む」
そして俺は前世で負った骨折よりも痛い痛みを受けて気絶した。
ん?ここは、、朝日?朝まで倒れていたのか、、俺は
「あっ!起きましたか!良かったです三日も寝ていたので、、、」
「三日⁉」
「はい、角を折ってから三日が経ちました!」
「今は朝か?」
「はい!じゃあ人里に行きましょう!」
「分かった行こうか。」
「君たち、初めての顔だな。最近盗賊の被害が多くなってきてな。
住民一人一人にカードを配るようにしたんだ」
「そう、だから新顔はちょっと陰陽師様同伴の元審査を行うことにしているんだ」
「分かった」「地霊さんがいいなら私も分かりました」
「よかったじゃあちょっと陰陽師様呼んでくるから待っててくれ」
「分かった」
「いやーすまない。誰でも使える嘘抜きの札を作っている途中だったんでな」
「嘘抜きの札だけでいいってことになった」
「じゃあ質問を始めるよ」
「人を殺したことがあるか?」
「はい」「だが盗賊を一つつぶしただけだ」
「人に非道な行いをしたことがあるか?」
「いいえ」
「うん、この二つの質問だけなんだけどね」
「なら入ってもいいか?」
「どうぞ!ようこそ唯一の人里へ!」
「最後に質問なんだが、布団を売っているところを知らないか?」
「それなら向こうのほうに家具屋があるからそこで買うといい」
「わかった、ありがとう」「ありがとうございます」
これで初めて人里に入れたな!さっさと布団を買って出ていかねばな
昨日投稿できずすんません