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第4話 アグラバーの右大臣

まーくんは、モやの場所に突然現れた謎の男を見つめていた。その男は高身長で黒いターバン、黒と赤い服で身を纏い、黒のマントを翻している。右手にはコブラの杖を持っている。

謎の男はこう言った。


「貴様がまーくんか?」


「お前はいったい何者なんだ。なぜ名前を知っているんだ!」


まーくんは男にこう答えた。すると男は


「わしはマレフィセントに貴様を倒すよう指示を受けたのじゃ。わしはアグラバーの国務大臣の偉大なる魔法使いジャファーというものだ。」


「俺の推しはどこにいるんだ!これ以上お前達の思い通りにはさせない!!マレフィセントはどこだ!!」

怒りを押し殺すようにまーくんはジャファーに叫んだ。


「マレフィセントの所に行きたければ、まずはわしを倒してからだ!」


ジャファーは、コブラの杖に力を溜めてまーくんに襲い掛かろうとした。


「これでもくらえ!!」


ジャファーはコブラの杖から光線を繰り出した。まーくんは危機一髪避けた。


「ジャファーは杖で攻撃をする時に必ず力を溜める。その瞬間にこちらから攻撃を仕掛ければ!!それだ!」

まーくんは、ジャファーがコブラの杖に力を溜める瞬間を見極めて

「今だ!!」

まーくんはジャファーの腹にボディーブローを一発殴った。ジャファーは地面に膝を付けて

腹を抑えている

「貴様なかなかやるではないか。それでは、これもわしにとって想定の範囲内。では、これはどうかな?」

ジャファーは立ち上がり、コブラの杖を高く掲げて念じ始めた。ジャファーの両横に煙が出始めた。

まーくんは、その様子をじっと見つめていた。煙が消えるとそこには見覚えのある二人が立っていた…。何とそれは、SWBC JAPANの推しの和田聖生君と島田慶彦君がうつむいて立っていた…。二人の背後にはまるで黒い闇のようなモヤが立ちあがっている。


「和田君!!島田君!!探してたよ!!何でジャファーと一緒にいるんだ。早くこちらに来なよ!!」

まーくんは2人に叫ぶ。


「俺もまーくんをずっと探していたよ。やっと会えてうれしいよ。まーくん。お前を葬るためになっ!!」

和田君と島田君はこの時ジャファーの魔法によって操られており、いきなりまーくんに襲い掛かる。まーくんはこの危機的状況にただ攻撃を避けるしかなかった。


「和田君。島田君。目を覚ますんだ。なぜ俺を襲ってくるんだ。俺は君達とは戦いたくないんだ!!やめてくれ!!」

まーくんは必死に2人に呼び掛けるが、2人はまーくんへの攻撃を止めることはなかった…。


「うわぁぁぁぁ…。」

和田君と島田君の連携攻撃でまるで歯もたたないまーくん。その場で倒れこんでしまった。2人の攻撃をまともに受けているため身体もボロボロになっていた。まーくんは地面を這うように2人の足元へ何とかたどり着き、二人の身体を抱きながら


「和田君…。島田君…。お願いだから目を覚ましてくれ…。俺は君達とは戦いたくないんだ…。なぜこんなことに…。頼むよ…。頼むから目を…覚まして…くれ…。」


まーくんは泣きながら2人に訴えかけたがその声は2人には届かなかった。


「うるせぇ!!俺達はもう世界征服をジャファー様やマレフィセント様達と成し遂げるという夢を叶えるんだ!!俺達に指図するんじゃねぇ!!」

和田君と島田君はまーくんに渾身の力で殴り飛ばした。まーくんは炎の剣のもとへ殴り飛ばされた。

「もうお前はこれで終わりだ!!」

和田君と島田君は拳に力を溜めてとどめを刺そうとした。まーくんはもう最後だという覚悟を決めて目を瞑った、その時…。


「キュイーン!!キュイーン!」


何と!炎の剣が急に光始めたのだった…。その光はやがてまーくんを包み込んでいった。

ジャファーと和田君と島田君はいったい何が起きているのか分からず、困惑していた。

何と!!まーくんが仲間を思いやる友情の力によって炎の剣の力がまーくんの心に共鳴してまーくんが炎の剣の本当の力を得ることができた。炎の剣の力によってまーくんの身体には燃え盛るような炎を身に纏っていた…。


「まさか…。こんなはずでは…!!お前達!!さっさと叩きのめせ!!」

ジャファーが2人に向かって言うとすかさず2人はまーくんに襲い掛かる。しかし、パワーアップしたまーくん。先程よりも素早さが増しており、2人の攻撃をあっという間に避けた。

2人の連携攻撃もまーくんには敵わなくなっていた…

「和田君。島田君。友情という切っても切れない力…。今こそ…。炎の剣よ!俺に力を!!」

まーくんは、足を大きく広げて攻撃の構えを取った。そして…。

「炎の剣よ!!2人の悪しき邪悪な心を解き放ちたまへ!!」

まーくんは2人のもとに瞬間移動し、2人の心臓付近を殴った…。


「うわぁぁぁぁぁ!!!!」


まーくんの攻撃は2人を吹き飛ばし、その勢いで2人は気絶をした。


「ジャファー!!次はお前の番だ!!これでもくらえ!!!」

まーくんは、両手を腰元に構えて全気力を手に集中した。そして、それをジャファーに向けて放った。


「うぎゃぁぁぁぁぁ!!!」


ジャファーは叫びながら吹き飛ばされた。辺りに煙が立ち込める。まーくんはジャファーが吹き飛んだ方を見つめている。煙が消えていくと傷ついたジャファーがいた。コブラの杖でバリアーを作り九死に一生をえていた。


「おのれ!!!まーくん!!貴様よくもわしをこのような目に遭わせてくれたな!!今日はこれくらいにしておいてやるが次遭った時は覚えておくがよい!!」


ジャファーはコブラの杖でワープを作りどこかへ消えていった…。


まーくんの身体から炎が消えた。そして、和田君と島田君のもとへ向かった。


「和田君!島田君!しっかりするんだ!!」

まーくんは和田君と島田君の身体を揺さぶると2人は目を覚ました。


「あれ…??俺達は…確か…ジャファーに捕らえられていた…はず…」

和田君と島田君は正気に戻っていた。


「2人とも良かったぁ…。本当に良かった…」

まーくんは泣きながら和田君と島田君にハグをした。そして、まーくんは和田君と島田君にこれまでの経緯を説明した。


「そうだったのかぁ。ジャファー…あいつは本当に恐ろしい奴だ。魔法で俺達を操ってまーくんを倒そうとしていたなんて…。本当に許せない。そして、まーくん。本当にごめんなさい。そして俺たちを救ってくれて本当にありがとう!よかったら俺達も他のメンバーを助けたいから一緒に仲間にしてくれないか?」


和田君と島田君がこう言うと、まーくんはこう答えた。


「もちろんだよ。仲間は多い方がいいし。まだ探さなければいけないものはたくさんある。みんなで力を合わせて平和を取り戻そう!!」


まーくん。和田君。島田君は共に握手をしてこう誓ったのであった。

さて、これからこの火山から撤退するのだが果たして無事に撤退できるのか。また、ジャファーはどこへ消えたのか。それはまた次回のお話で。

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